刈っても刈っても伸びてくる！大事な農作業補助。草刈りについて

 

こんにちは。８０８＋です。

 

ついにプロジェクト終了まであと一週間となりました。おかげさまでたくさんのご支援をいただき、なんと70%に到達しました！！みなさまありがとうございます。

 

 

今日は私たちチームの山梨拠点、株式会社FARMERS AGENCY（詳しくはこちら）

が行なっている農作業補助事業の一つ、草刈りをご紹介します。

 

 

 

 

 

 

なぜ農作業補助が必要なのか

 

「たくさん売りたいなら、たくさんつくればいいじゃない」

 

もちろん。正解です。

でもたくさん作るといっても、農業は工場のようにはいきません。

スイッチ一つで、メモリ一つでぽんっと増やせるわけではないのです。

その分だけマンパワーが必要。

 

 

「じゃあ、雇えばいいじゃない？」

 

新しくバイトを決めるには、都市部でだってコストも時間もかかります。

圧倒的に人口が少ない場所でそれをやるのは更に大変。しかも仕事量も季節によってばらつきがあるため、常勤雇用は更に難しい。

 

そこで、FARMERS AGENCYでは農作業補助とともに、農業専門の人材派遣マッチングアプリなどの運用も行なっています。

 

でも運営するたけじゃない、自ら、行きます。畑に。

 

 

 

 

 

 

 

レッツ、草刈り！

 

 

 

まずは農家さんから今シーズンの草刈りエリアを教えてもらいます。

四角く囲まれた田んぼを「一枚」と数えます。今回はお米を作る、今井さんの畑。

 

 

その数なんと、、、、、５５枚！！！

 

 

 

 

昔は地域の互助会のようなものがあり、元農家さんのおじいさんたちが、毎年くさかりに出動してくれていたそうです。が、高年齢化が進み今年からできなくなってしまったとのこと、、、。

 

 

 

 

 

さぁ、作業スタート。暑くなるとつらいので、遅くても朝の９時からスタートします。

 

こちら草刈り道具たち。先ほど西川が持っていたのが、草刈り機になります。一応、電動です。でもこれらも昔はなくって、草刈り鎌でやっていたんですよね、すごいことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご覧いただけますでしょうか。

写真右手前は草刈り後。左奥はまだやっていないところ。あのモサモサと生えているものを、全て刈って行きます。

 

こういった草はほっておくと１mを超えるなんでざら、向こうも見えないし、風などで倒れると稲を傷つけてしまう恐れがあるんです。

 

と、いうことで夏の草刈りは避けては通れない、大切な作業。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真ではわかりずらいですが、結構な斜面です。しかも草がのびていると、どこまでが地面かがわからない。急にズボッと水にはまってしまいます。

 

この斜面を草刈り機を持って移動しなくてはなりません。ハード。ハードコア。

しかも草は生き物なので、当然伸びてきてしまいます。伸びたらまたこの作業を行います。果てしない、、、

 

 

 

 

 

 

そして狩られた草が入らないように、熊手でかき集めて、岸にあげていきます。

こちらはもちろん、手動の熊手です。稲が埋まっている土を掘り起こさないように、そおっとかき集めます。

 

 

 

 

 

 

とつぜんガザガザやったので、驚いたのでしょうか。カエルがでてきました。流されないように、葉っぱに捕まっています。かわいい。

 

カエルくらいならかわいくていいのですが、大自然はいろんな生き物が住んでいます。突然に蛇がでてくることもざら。こちらがおじゃましていますからね。カエルも蛇も選べません。

 

 

 

 

 

 

木陰でお昼休憩。農家さんも一緒にご飯を食べます。

 

 

「あと何枚でしたっけ？」

「え、あと４枚？やったーついにここまできたー」

「でもこれ伸びたらまたやるんですよね？」

「そうそう、１シーズンで４回くらいかな」

「じゃあ55枚あるってことは、今年220回この作業するってことですか？」

 

（絶句）

 

「、、、、。考えたくない。笑」

 

 

 

 

そんな話をしながら、みんなが食べているお弁当は、、、、

 

 

 

 

山梨を拠点に「やまなし、おいしい」をコンセプトに活動するまほごはんの真帆ちゃんのお弁当。めちゃくちゃおいしい。

 

みんな肉体労働で疲れ果てるので、ご飯は250g入っているそうです！多いかな、とおもいきや、ペロリでした。まほちゃんごちそうさまでした！（まほちゃんについてはこちらの記事をご覧ください。）

 

 

 

 

 

 

 

こちら終了後の畑。いかがですか。美しい。これで大切な稲たちが守られます。

 

今回の草刈りには、「一回自分で体験してみたい」と、東京から野菜販売で相談をしていている別事業の方々もいらっしゃいました。

 

みなさん、農業とは無縁のお仕事。初めての農作業です。朝から炎天下の中、文字通り、汗水垂らして農作業。でもみなさん感想を伺うと、「きてよかった」と。

 

 

FARMERS AGENCYでは事業としての農作業補助や人材派遣をおこなっています。でもこうやって仕事ではないけれど「体験してみたい」って方が意外といらっしゃる。

 

自分で、自分の手でやってみると、不思議と何かが変わるんですよね。前々回の記事でもお話した、「他人事が自分事」になる。

普段たべている「お米」がもっとリアルに、「誰かが作ったお米」になるんです。そうすると、不思議、もっと美味しく感じる。

 

８０８＋では販売だけではなく、農家さんの想いを伝えるイベントなども開催予定です。来年の夏は「草刈りツアー」ができますように。