
支援総額
目標金額 50,000,000円
- 支援者
- 218人
- 募集終了日
- 2024年5月15日
武田英二郎コラムvol.4┃日本と欧州の「スポーツ文化」の違い
みなさん、こんばんは。武田英二郎です。
これまで3回に渡って、日本と欧州のフットボールの違いについて書かせてもらいましたが、今回が最後の章になります。
最後はイギリス国内における、『スポーツ文化の違い』についてです。

日本と欧州のスポーツ文化の違い
そもそもスポーツ文化ってなんなんだろうって思いますけど、サッカーだけじゃなく、スポーツ全般の在り方の違いを書いていきます。以下はあくまで僕自身の体験なので、すべての学校がということではなく、あくまで一つのケースだと思ってもらえればと思います。
まず、僕が感じた日本と欧州の一番大きな違いは、学校での体育の在り方でした。日本だと体育の授業って、学年によってやることが決まっていたり、割と色々な運動をすると思います。
しかし、僕の通っていたイギリスの学校の体育では主に3つのスポーツしかやりませんでした。
全ての学年が1学期はサッカー、2学期はラグビー、3学期はクリケット。
この3つのスポーツを中心に、たまにマラソンや水泳や陸上などするというのが流れでした。
もう1つ特徴的だったのは、毎日体育の授業があったということ。
これに関しては僕の学校がスポーツを大切にしている男子校(途中から共学になった)だったので、他の学校は違うかもしれませんが。
とにかくこの3つのスポーツを結構みっちり経験できるんです。
しかもグウランドが芝生なので、外で思いっきり対戦形式のゲームが毎日できるのです。
運動好きな僕にとっては最高でした。
これを1年生からずっとやるので、どんどんうまくなるんですよ。
そして、スポーツ自体に興味を持つようになるし、スポーツが生活の一部になっていくんです。
さらに面白いのは、月に1回ほど他の学校との試合が行われることです。
しかも、その試合は全員が無条件で参加できるものではなく、学校の選抜メンバーしか参加できないんです。
カテゴリー別の学校代表に選ばれないといけないんです。
例えば1学期はサッカーの季節です。
なので、他校とサッカーの試合があります。
毎日の体育の授業の中で先生にサッカーの実力をチェックされます。
試合の数日前に、自分のカテゴリーの学校代表のメンバーが廊下の壁に貼り出されて発表されます。
毎回ドキドキしながらメンバーを見ていました。
選ばれた時の嬉しさはセレクションに受かった時の感覚に似ています。
たまに1学年上のチームにサプライズで選ばれることもあったりして、いつもワクワクしていました。
ちなみにこの試合に行くと授業を休めたので、そういう意味でも僕にとってはメンバーインすることがとても重要でした。
無事選ばれると他校との試合に参加できました。
やっぱり近くの他の学校には負けたくなかったですし、結構ライバル心剥き出しで戦っていました。
試合中はよく喧嘩になることもありましたし、先生もかなり熱くなっていました。
でも、すごく楽しかったですね。
また、各学校にはそれぞれのユニホーム(体育着)があり、それを着てプレーします。
うちの学校は緑と青のボーダーでした。学校それぞれの想いや歴史が詰まった体育着があるのもいいなと思います。
ちなみに僕はサッカーとラグビーは常にメンバーに選ばれて多くの試合に参加しましたけど、クリケットは結構メンバー落ちをしていましたね。
なのでクリケットの季節はつまらなかったですね。でも、一応5年間はクリケットをプレーしたので、日本国内ではまあまあ上手い部類に入ると思います。
そして試合後は相手校の選手と一緒に紅茶とお菓子を食べて仲良くなるという、いかにもイギリスっぽい行事がありました。他校との交流は楽しかった記憶があります。
現在ニュージーランドでプレーしている高橋秀人くん(2021~2022シーズンに横浜FCに在籍)も、ニュージーランドでも試合後に対戦相手とこのような交流があると言っていました。
大人だからビールとかを飲むのかな?
ここまで書いてきた内容でもわかる通り、イギリスのスポーツ文化は日本のスポーツ文化とは学校教育の時点で形式がだいぶ違うんですよ。
学校内で行うスポーツは、特定の1つのスポーツに絞って、それだけに集中するという部活みたいな仕組みではなく、より多くのスポーツに、多くの可能性に挑戦できる環境がありました。
本気で極めたいものは学校外で自分でクラブに通ってプレーしますが、それ以外のスポーツでも学校代表として試合にも出るチャンスがありました。
学校にさえ通えばこの3つのスポーツは誰でも部活並にチャレンジできる環境があったので、すごくいい仕組みだと思います。
自分にはどのスポーツが向いているのか、どのスポーツが楽しいのか知れるだけでも違いますよね。実際、プロのサッカー選手でも、ラグビーやクリケットがプロ並みにうまい人も結構いると聞きますが、こういう文化がその背景にあると思います。
あと、単純にスポーツを楽しんでいて、好きな人が多いんじゃないかと思います。
言葉で表すのはすごく難しいんですが、スポーツ大好きな人が多いですし、誰でもスポーツをするという感じがするんです。
汗をかいたり、汚れたりすることを厭わないというか。
私服がスポーツウェアの人もたくさんいた気がしますし。笑
うまく説明できないですけど、大人になったからスポーツを引退しますみたいな感じがしないんですよね。
日本だと大半の人が、部活の引退=スポーツの引退のような感じがして。
引退するまでどこかで「我慢」しながらスポーツをやっている。
引退したらやっと自由だ!みたいな。
楽しむためにやっているというよりも、どこか義務感の方が強くなっているんじゃないかと感じます。引退したらそのままスポーツから完全に距離を置く人も多いのかなと。
もしかしたら、日本では部活を引退したらスポーツを続ける場所を見つけるのが大変なのかもしれません。
そういう意味で、イギリスはスポーツを気軽にできる場所が日本よりも確実に多いです。
芝生の広い公園がたくさんあること。
庭も広く、尚且つ芝生なので、家のお庭でもいつでも軽いスポーツができること。
お金持ちになるとお庭にプールがあるという人も結構いますし。
また、スポーツクラブも日本のスポーツクラブよりも広い上に、屋外の施設が多かったです。
僕の家族が入っていたスポーツクラブはテニスコートが20面くらいあった記憶があります。(屋内、屋外10面ずつくらい)そして天然芝ではなかったものの小さいサッカースペースもありました。
そして一つ前の章で書いた「Sunday League」のような、大人になっても真剣にスポーツができる環境がより成熟しているということ。
それこそ生活の中に「文化」としてスポーツが入り込んでいる印象です。
あくまで僕の印象ですけど。
最後に、スポーツって人生を楽しくしてくれる要素がかなりあると僕は思っています。
プレーするのはもちろん、応援することでも人生は豊かになります。
今現在、日本国民全体が盛り上がるサッカーのイベントはワールドカップくらいだと思います。
この時期だけはサッカーに興味のない人もサッカーを楽しんでくれているんです。
喜んで、悲しんで、悔しがって、応援しているんです。
横浜FCサポーターの皆さんのように、好きなチームがあったり、好きな選手が国内にいる人は毎週末この楽しみがあると思います。
自分のチームが勝った負けたで毎週喜んだり、悲しめるんです。
これは人生を豊かにする要素だと僕は思います。
イギリス(欧州)では皆さんのように、応援して、感情移入できるチームを大体の人が自然と持っています。
それも無理矢理作るんじゃなくて、自然と応援するチームを見つけられる文化が出来上がっているのです。
子供の頃からスポーツが身近にあり、スポーツをプレーできる環境がたくさんあるから、こうなるのかなと思います。
なので、常に多くの人がスポーツで盛り上がっているんです。
僕はこの感じが好きですし、日本もそのくらいに国民全体でサッカーに熱く、盛り上がれるようになってくれたら嬉しいなと思っています。
どうでしたか?
少しでも、日本と欧州の違いに興味を持ってもらって、今横浜FCがポルトガルのオリヴェイレンセと取り組んでいるマルチクラブオーナーシップについて興味を持ってもらえると嬉しいです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
過去の記事は↓↓
「日本と欧州の『サッカー』の違い」vol.1
https://readyfor.jp/projects/yokohamafc-mco2024/announcements/315631
「日本と欧州の『サッカー』の違い」vol.2
https://readyfor.jp/projects/yokohamafc-mco2024/announcements/317033
「『文化』としてのサッカーの違い」
https://readyfor.jp/projects/yokohamafc-mco2024/announcements/318785
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