守れ!保護動物達の未来! 1000の小学校に啓発絵本を届けたい!

支援総額

2,039,000

目標金額 1,800,000円

支援者
159人
募集終了日
2023年9月25日

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2025年03月31日 22:04

【達成率30%突破】井戸の中の猫とおじいちゃん

 

本日、達成率30%の480万円を突破することが叶いました。

ご支援、拡散いただいた皆様、本当に本当にありがとうございます!

これから中間期となるにつれ、動きがなくなる傾向にあるようですが必死で気持ちを伝え、皆様のご心配を軽減してまいります!

 

本日の活動報告は「Reef Knot」って何してるの?にフォーカスしてまいります。

 

☀︎☀︎☀︎☀︎☀︎

 

今月、社会福祉協議会の方からご相談を受け共に1人の後期高齢者のおじいちゃんに会いにいきました。

 

相談の内容は、

おじいちゃんが認知症で介護施設に入らないといけないが、家に飼い猫がいる状態でお話しを聞いてもらえないか?ということでした。

 

頭の中は

『またか、またか、またか!』

またかという言葉で頭の中はパンパンでした。

 

なぜ自分自身が高齢なのに子猫を迎えるんだ?

なぜその後のことを考えられない?

 

この内容の相談が多すぎて、後期高齢者の考えがわからなくなることもあり、今回応援メッセージも書いてくださっているケアマネジャーの西村様や支援者様たちに高齢者のことを聞き勉強する日々でした。

 

ただこの日は少し違いました。

 

まず、約束の時間にお家を訪ねると留守。

社協の方もあたふた。

『今日はもう会えないかな…』と諦めかけた頃、

トボトボとおじいちゃんが帰ってきました。

 

おじいちゃんは開口一番

「猫を迎えにきてくれてありがとう」

ぺこりと頭を下げました。

 

待って待って、気が早い。

どのような状況なのか、猫ちゃんはどのような性格でどんな病気があって保護施設が預からなければならない案件なのかを聞きに来ただけだ。

社協の方だってみんな猫に詳しいわけじゃない。

ましてやその猫ちゃんにはまだおじいちゃんがいる。

もっともっと今、その子以上に危険な状況にある子が世の中にたくさんいる。

最優先とは言えない。

でも僕らが断れば保健所に行く可能性だってある。

そのための話し合いだ。

 

家の中に案内され、社協の方を通訳とし話を進めるが話が噛み合わない、進まない。

認知症がかなり進行している。

留守にしてたのも財布を無くし警察に届出をしていたからだった。

 

猫ちゃんは僕らに絶賛警戒中。

 

結局、避妊去勢手術は済んでるけどそれ以外のウイルス検査や持病のことなどは全くわからなかった。

 

「ボクとね、この子はね、絆が強いんですわ」

急におじいちゃんが明後日の方向から話を持ってきた。

 

「……絆が強いとは?」

絆が強いなら尚更この子は貴方と離れたくないんですよ…と感じながら続きを聞く。

 

「真冬に外でみゃーみゃー鳴き声が聞こえるから探してみたんやけど全然見つからんかったんよ。そんで、この家の裏に井戸があるんやけど、そこを覗き込んだらこの子が落ちてたんですわ。

井戸の内壁につっかえ棒を立てかけて手を伸ばしてたらそのままボクも落ちてしまったんよ」

 

社協さんも僕たちも

「えええ!?」

もう話に飲み込まれていました。

 

「それで!?それで!?」

 

「半日間、この子と一緒におおーい!助けてくれー!って叫び続けて、レスキュー隊員に出してもらった。井戸が枯れてて良かったですわ」

 

「だから、ボクとこの子は絆が深いんよ」

 

おじいちゃんは猫ちゃんを助けようと必死だった。

一緒に死線を乗り越えた。

誰かに託すこともできなかったし、

誰か頼れる人もいなかった。

 

おじいちゃんと猫ちゃんには強い絆の物語があった。

ふたりだけで苦楽を共にし、今日まで生きてきた。

 

その話が終えた頃スタッフは横で泣いていた。

 

この強い絆で結ばれてるふたりを離すのか。

なんて苦しいんだ。

 

「おじいちゃん、施設に入るギリギリの日までこの子と一緒にいたいでしょう? 前日まで一緒におる?」

僕はおじいちゃんに尋ねました。

 

「そんなこと…ボクに決める権利なんてない。これだけ迷惑かけてるのに。全部あんたの言う通りにする。

ボクのことなんて考えなくていい。

この猫ちゃんに良いようにしてあげてください。

だから……お願いします」

おじいさんは深々と頭を下げられました。

 

現在、介護施設入居の日を調整中。

クラウドファンディングが成功し、物件購入が叶えば余裕を持って迎えられる旨を社協さんに伝えております。

 

「あ、おじいちゃん大事なこと聞くの忘れてた!

この猫ちゃんの名前は?」

 

「白い部分が多いでしょう? ユキって呼んでますねん」

 

ユキ……

その名前に僕は息を呑みました。

 

このReef Knot で初めて迎えた白血病キャリアの子。

Reef Knot で天寿を全うした初めての子。

ここが終の場所となってはいけない、と強く感じたきっかけの子。

今も僕のキーホルダーの筒に共にいる子。

 

できすぎたお話。

でも、本当のお話。

 

相談で「なんでこんなことになった!?」と憤りを感じても、お話はしっかりと聞かないといけない。

耳を傾けて、聴かなければわからないことがある。

 

 

【結んだ絆、ほどけないように。保護活動を未来につなぐ新施設の購入へ】

https://readyfor.jp/projects/reefknot2025

第一目標金額:1600万円

支援募集期間:523日(金)23時まで

 

リターン

3,000+システム利用料


純粋応援3000円コース!

純粋応援3000円コース!

・活動報告を兼ねたリーフレットの送付
・感謝のお手紙

※一度に複数口でのご支援も可能です。

申込数
58
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年12月

5,000+システム利用料


純粋応援5000円コース

純粋応援5000円コース

・活動報告を兼ねたリーフレットの送付
・感謝のお手紙

※一度に複数口でのご支援も可能です。

申込数
23
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年12月

3,000+システム利用料


純粋応援3000円コース!

純粋応援3000円コース!

・活動報告を兼ねたリーフレットの送付
・感謝のお手紙

※一度に複数口でのご支援も可能です。

申込数
58
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年12月

5,000+システム利用料


純粋応援5000円コース

純粋応援5000円コース

・活動報告を兼ねたリーフレットの送付
・感謝のお手紙

※一度に複数口でのご支援も可能です。

申込数
23
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年12月
1 ~ 1/ 13


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