ネクストゴール設定のお知らせです

ルーニィの篠原です。

連日たくさんの方のご支援心よりお礼申し上げます。併せて暖かいコメントを頂戴しとても嬉しく思っています。日頃足を運んでくださる方、お久しぶりの方、遠くへ引っ越された方、中には海外からも。いくつかの学校で授業を持っていた時のかつての教え子たちまでも、、、。

改めて長く続けてきて良かったなと思っています。

 

 

 

改修工事の資金は十分過ぎるほど集まりました。

10年先も支持されるギャラリーとして、そのバージョン２として、この空間を運用する若いディレクターを育成する費用として活用させていただきます。

 

 

言うまでもなく、素敵な空間になったとしても、肝心なのは中身である展覧会＝作品です。

より一層皆様に感動していただける展覧会を作り上げていくのはもちろんですが、次の世代に必要とされる場作りと、若い人たちと一緒に考えいずれは引き継いでいかなければならない時期でもあると思っています。

 

私がこの仕事を始めたのは２５歳の頃です。年齢的に、もし失敗してもやり直しができるだろうと、思い切ってこの世界に飛び込みました。でもそれは、たまたま、ギャラリーのお仕事の受け入れ先があったからです。当てがなければ、この世界に入ることすら叶わなかったのです。

 

だから、これから自分と同じキャリアを歩もうとする人たちに、お仕事の魅力を伝えたり、作品を扱うことの本質について考える時間を提供したいと考えました。

 

 

下の写真は、ルーニィを作る前、ギャラリストになって3年目くらいだと思います。

サンフランシスコのルース・バーンハートさんのアトリエに訪問し、作品の受け取りと、取材をさせてもらった時にマネージャーさんに撮っていただいた写真です。

この時のコーディネーターは倉持悟郎さん、ギャラリーの仕事に就いたはいいけれど、自分一人しかいない職場で途方に暮れかけていた時に、真っ先に手を差し伸べて、アーティストレップのイロハから徹底的に教わりました。

 

本物の作家さんと作品に触れることがいちばんの勉強でした。そうした関わりの中から、今の東京に足りないものはなんだろう、と自分で考えるようになりました。

私はいつも、これはビジネスとしてイケる！と思ってプロジェクトをスタートしたことはないです。

今思えば、その視点こそが長くやってこれた秘訣なのかなと思っています。

 

時代と共に、ギャラリーに求められることは変わります。

次の時代に必要とされる場としてルーニィが生き延びていくためにも、新しい世代の眼が必要なのはいうまでもありません。一緒に考えながら、10年先も支持されるギャラリーを作り上げていきます。

 

ネクストゴールの支援で集まった資金は、若者が思い切ってチャレンジして失敗した時のセーフティーネットにもなります。

 

第一目標達成には多くの皆様のご支援とご協力を頂いておりますが、さらなる目標にもお力添えならびに情報の拡散などでご協力を頂戴できると嬉しく思います。

あと21日ですが、どうぞよろしくお願いします。