農ある暮らし体験ツアー　無事開催！

 

先週末10月16(土)、17(日)の二日間は風風初の一泊二日での農業体験ツアーを開催しました。

東京からの20代男性も参加するなど、かなりアツい、濃いい体験ツアーとなりました。

 

今回体験していただいたのは、

・野菜を美味しく食べる贅沢BBQ

・穀物である”黒胡麻”の脱穀

・農家の基本、くわの役割と使い方

です。

 

 

生産農家ではほとんど取り扱わない領域ですが、何を目指す農家であっても”基本にしてゴールである”と僕が考えていることを体験していただきました。

ゴマだって植物の種ですから、当然収穫する際にいろんなカスが混じっています。それをより分けていく作業、そして最後は焙煎して、いただく。

くわなんて今主力の道具としてなかなか使いませんが、トラクターではできない細かい作業には絶対必要だし、そもそもトラクターでやっていることは元来くわでやっていたことを省力化してるだけです。

つまり、トラクターを操縦できても”くわのなんぞや”を知らなければ田畑は思うように振る舞ってくれません。

し、家庭菜園なんかでいちいちトラクターを用意するわけにもいきませんよね？

もう一つ重要な役割がくわにはあります。

土をサクッてみて、今の土の状態を知ることができます。ツアー当日も、５メートル先は湿地状態、という畑にクワを入れてもらいました。重さ、刃が土に入る感じ、返した後の土のほぐれ具合など、全く別物です。

 

 

そんなことを体で感じてもらいつつ、牛肉とエビだけがタンパク源の野菜鉄板焼きBBQと美味しいお酒を堪能しながらの夜を過ごしてもらい、田舎暮らしでやりたいであろう”農”のイメージを膨らませていただきました。

生産農業だけが”農”ではない、ということをしっかりと感じていただけたかな？と思っております。