ウクライナ難民支援プロジェクト|ハンガリーと日本を結ぶ!
ウクライナ難民支援プロジェクト|ハンガリーと日本を結ぶ!

支援総額

1,105,000

目標金額 1,000,000円

支援者
87人
募集終了日
2022年6月9日

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2022年09月20日 22:28

8月報告書

まだまだ暑さが続く中ではございますが、ハンガリーは8月下旬から、朝夕と大分涼しくな ってきました。 8月上旬、猛暑続きの影響なのか裏の丘が火事になり、家の奥の裏庭まで火が来てしまい、 ルバさんのご主人のウラジミールさんにも手伝ってもらい、バケツで火消しリレーをして みんなでかなりバテ気味でした。 未だに原因不明の丘火事で、猛暑のせいではないかと近所では言っていました。 この火事で、奥の庭のプラムの木が燃えてしまい、今年はプラムの収穫ができませんでした。

 

 

上記写真は、裏の丘と奥の庭まで火が来た時の消火後の様子。

 

こんなハプニングありのお話からではありますが、8月の活動報告書と月次決算報告を させていただきます。

 

 

 

 

~8月の活動報告~

 

8月物資調達

 

ハンガリーでは、米、砂糖、牛乳など、一部の商品の買い物の制限があり、少しずつ買い出 しをして、特に必要な物資として、油、米、などを買い集めている状況です。

 

 

各スーパーで貼りだされています。

 

 

上記の写真内の上から、油、米、砂糖、牛乳、鶏肉、鶏がら、 鶏モモ肉など制限があり。

 

 

 

母子2組物資提供へ

 

物資が行き渡らない難民の人たちがいないか、孤立している難民はいないかカリタス支 援団体へ問い合わせしました。カリタス支援団体も、すべて把握はしていないとのことでし た。その中で、母子の2組に市営住宅を提供していると伺い、住所を教えていただきました。 後日、自宅から1時間の場所にある市営住宅に住んでいるウクライナの難民母子2組のも とへ訪ねていきました。

 

  

 

2組の母子が住宅支援されている市営住宅(上記写真の市営住宅の中で1部屋のみ難民へ 市から提供されています。)

 

訪ねてみると、部屋のなかは何もなく、母親は「姉と姉の子どもと一緒に2月25日に逃げ てきて、その後子どもが小さいので国境沿いの難民所から出てきました。 ようやく冷蔵庫も提供され、ここ1ケ月は小麦粉と水と牛乳とパン、缶詰だけの生活でした。 支援金は、ハンガリーに入国してカリタス支援団体から2万フォリントの商品券と服、牛乳、 米、小麦粉、水、缶詰。子どもはもう保存食も食べなくなり、どうしたらいいかわかりませ ん。」「前にチェルノブイリ原発事故があったので、今のウクライナの原発の状況も怖い」と 言っておりました。 「ウクライナとハンガリーでは物価も違うしハンガリーは高い。もう、じゃがいもも買うお 金もないです。まさかこんなに戦争が続くと思いませんでした。2歳になる子どもが、体が 熱くても体温計も買えない、熱が何度あるのかどうかもわからない、解熱剤も買えない、こ の子はずっと便秘をしていて、便秘の薬も買えない。姉は持病の膀胱炎ですが、高くて薬が 買えない。もうどうしたらいいか」と私の前で泣いていました。インターネットもなくて、 ウクライナにいる母と連絡するのも、子どもたち連れてスーパーまで歩いて、フリーWi-Fi を探して電話している状態です。 「ウクライナで小さな家だけど、庭もあり普通の生活をしていたのに、なんでこんな生活に なってしまって、これからのこと考えると不安でどうしようもない。」と泣き叫んでおりま した。 私は、この状況を聞いて言葉を失い、どんな言葉をかけてあげたらいいか、どう答えてあげ たらいいか、私も避難者の経験がありますが、国内での避難と国外に出ての避難ではあまり にも違いすぎて数秒間しばらく言葉が出ませんでした。 とりあえず、子どもたちに食べさせたいものと必要な物を聞いて(洗濯洗剤、食器洗剤、卵、肉、牛乳、ソーセージ、そば粉、野菜、ヨーグルトなど)急いでスーパーへ行き、物資提供 しました。 母親は、「私たちに神が下りてきたよう、日本の皆さん、本当にありがとうございます、本 当にありがとうございます、感謝でいっぱいです」と何度も何度もお礼を言っておりました。

 

    

 

(上記の写真(母子2組へ物資提供の買い出しの様子)

 

「私の姉が、ようやくブダペストで仕事が決まったので、その給料が入るまでお金がないん です。私は、姉の子どもと自分の子どもを面倒みないといけないので仕事はできません。住 宅支援の家賃補助もあと1ケ月半で終わります。1ケ月半後は、ここの市営住宅の家賃を支 払わないといけなくて、払わないと出ていかなくてはいけません」とおっしゃっておられま した。今現在の生活がとても厳しい状況にあり、私は、姉妹母子2組の通い支援をすること にしました。 2組の姉妹母子家族は、二重国籍の為(ハンガリーとウクライナ)、ハンガリーでの難民支 援金が受けらないとのとこ。 『ハンガリー国籍を持っているから、避難してきてもハンガリーで働けるだろう』とハンガ リー国の判断と思いますけど、避難してすぐには自立し、他国での生活の立て直しには時間 がかかると私自身も強く痛感しております。

 

  

 

上記左は物資を届けた様子 、上記右は子どもたちへジュースとお菓子を渡してい る様子

 

名前と顔は掲載しないでくださいとのことで、写真を撮らせていただきました。 支援で生活しているのが見られたくないとのことで、ご支援者の皆様ご理解の程よろしく お願いいたします。

 

 

 

上記左の写真黒いシャツの子がお姉さんのお子さま(後ろのテレビも見られない状態)

 

 

 

1週間後市営住宅へ訪問(姉妹母子2組へ現金支援)

 

私は、今すぐ必要な子どもたちの薬代、体温計、オムツ代、家の中で使えるようにと通信費、 その他必要な物資を買う為、現金で支援をする判断をしました。 とにかく何もない現状を見て、現金なら何でも必要な物を買えると思い、支援金を渡しに行 きました。 その他に、部屋に絵本も何もない子どもたちにと、私が、少しずつフリマで買い集めていた 幼児絵本など約30冊提供しました。ぬいぐるみは、私の子どもたちが使っていたお下がり ですけど、とても笑顔で喜んでくれました。

 

 

上記の写真は、支援金を母子2組へ渡しに。子どもたちに絵本、ぬいぐるみを提供。 2歳の子は、二重国籍でハンガリー語が話せますので、喜んで絵本を見て話してくれました。

 

まだ生活が不安定なので、お姉さんの子は学校に通っていないように感じました。次回お話 を伺おうと思っております。 インターネット、携帯電話が使えるようになれば、いつでも私と連絡を取り合いましょうと 約束をしてきました。 (この日は、行く前に何度も何度も電話したのですが、通話できない状態でした。) 母子で孤立することのないように、今後も通い支援で、ひとりひとりの難民に寄り添って支 援していきたいと思っております。

 

私は、この度の母子2組の支援をして感じたことは、11年前の震災時、私の下の娘が2歳 でしたので、同じ月齢を持つ親として、自分自身と重なるところがありました。 〇小さな子を持ちながら他の地域での避難生活(私)=他国での避難生活(姉妹母子)、〇公的 支援が受けられなかったこと=二重国籍で難民支援金が受けられない。〇ウクライナの原 発への不安=福島原発の放射能への不安など。

 

四日市で避難生活をしていた時のことを走馬灯のように思い出しました。最初にプロジェ クトで掲げた「恩のバトンリレー」が、今現実に現地でできていることに改めてご支援して くださった方々へお礼を申し上げます。 私が、四日市で皆さんに助けていただき、孤立することなく地域に馴染めたことを、今度は 私がここハンガリーで、カリタス支援団体、ハンガリーの家族支援団体と連携を取りながら この姉妹母子家族が孤立しないように見守って支援していきたいと思っております。 私が以前、四日市で避難生活をしていた時、サポートしていただいた木田さん、浜中さん、 四日市教会の皆様をはじめ、友人や知人が、今もこのプロジェクトをサポートしてくださっ ています。そして、クラウドファンディングでウクライナとハンガリーを結ぶ難民支援にご 賛同していただいたご支援者の皆様、このように難民支援ができることに心から感謝申し 上げます。

 

これからも、ウクライナ難民の人たちへ物資や支援金を直接手渡せられること、このような 手を差し伸べる支援ができることに私は、ここハンガリーに来た意味があると今とても強 く感じております。ご支援者の皆様本当にありがとうございます。

 

  

 

これからも、ご支援者の皆様のご支援金が、直接ウクライナ難民の手に行き渡られるよう に、顔の見える支援をがんばって活動して参りますので応援よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

~8月のご夫婦の様子~

 

 

 

ルバさんご夫婦の月1の診察へ同行

 

  

 

近くの診療所へ診察に同行し、当日中に薬局へ取りに行きました。(上記右写真は診察室)

 

皆様のご支援のおかげで、医療翻訳の診断書と障害者手帳をもとに、今月からウクライナで していた治療ができるようになり、ルバさんもしくはウラジミールさんが注射器でアンプ ル(栄養剤)を打てるようになりました。 心からご支援者様の皆様に感謝申し上げます。ルバさんも、「日本の皆さんありがとうござ います、助かります」と申しておりました。

 

  

 

上記左は写真1ケ月分の薬、上記右は医療翻訳領収書

 

診断書と障害者手帳の医療翻訳代を8月の予備費から計上させていただきました。

 

 

朝のマーケットへ同行

 

ご夫婦は、3月28日からの避難で精神的にも疲れている様子が伺えたので、気分転換にと 朝のマーケットへ同行しました。

 

 

 

上記はマーケットでの買い物

 

「強い日差しが出る前でしたので、ゆっくりできました。ありがとうございます。」と申し ておりました。

 

●買い物など、先月同様常に一緒に同行しております。

 

パーリンカ(洋酒)、料理酒作り

 

  

 

庭のりんご、ブドウ、洋ナシ

 

毎年この時期になると、夫は庭のくだものでパーリンカ、料理酒作りをしています。

 

 

蒸留所の業者に出す前の作業を、お話しながら夕方から毎日ように手伝ってくれました。 ウクライナ語、ハンガリー語、日本語交えながらの会話でも心の気持ちが通じ合えばお互い に理解できます。

 

 

私たちに「いつもありがとう」と、ルバさんが庭のフルーツでたくさんジャムを作ってくだ さいました。

 

 

 

 

 

8月分決算書

 

住宅提供者への

 

 

 

先月の水道、電気代の合計で1円の誤りあり繰越金額を訂正致しました。 電気代基本料金は、先月より値上がりしています。

 

 

 

8月分の計上した費用のレシート及び領収書は、国内事務局に渡してあります。

 

 

 

 

8月活動終えて

 

この物価高の中での難民の人たちの生活は、増々厳しい状況にあると痛感しました。 そして、いろいろな難民支援金の受け取りに制限があり、ハンガリーの難民支援金が受け取 れない家族がいることに心を痛めております。

ルバさんご夫婦も、ウクライナの年金を受け取っているので、ハンガリーの難民支援金は受 け取れません。

何度も何度も市役所に行きましたが、同じことの繰り返しで、年金支給者は受け取れないと の回答。

物価も紙幣価値も違うのに、ウクライナの人たちの避難生活は苦しいばかりです。 この戦争でウクライナの自宅に帰れないのに、何とか隣国で支援の輪がもっともっと広が っていけたらと強く感じた8月の支援活動でした。

 

私たちのプロジェクトとしてできること、そしてハンガリーの各支援団体ができることと それぞれ横のつながりで、協力できたらと強く願うばかりです。

私たちからも、他の家族支援団体などにアクションかけていくようにしたいと思っていま す。

報告書内の住宅受け入れのご夫婦の名前、写真、プライベートのお話の内容に関して は、ご本人様の承諾を得て公表しております。

姉妹母子の難民に関しましては、お顔を出さずに写真、プライベートのお話の内容に承諾を 得て公表しております。

 

ご支援者の皆様、今後とも最後まで応援よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

プロジェクト実行者              鈴木 久美

リターン

3,000+システム利用料


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【ウクライナ難民緊急支援】3,000円

この度は緊急支援募金として、ウクライナ難民支援金に協力いただきまして心から感謝申し上げます。

・感謝のメールを送ります。

・活動報告書(PDF形式でメールで送付)
後日、支援内容の報告をお送り致します。

申込数
45
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年6月

10,000+システム利用料


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【ウクライナ難民緊急支援】10,000円

この度は緊急支援募金として、ウクライナ難民支援金に協力いただきまして心から感謝申し上げます。

・感謝のメールを送ります。

・活動報告書(PDF形式でメールで送付)
後日、支援内容の報告をお送り致します。

申込数
35
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年6月

3,000+システム利用料


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【ウクライナ難民緊急支援】3,000円

この度は緊急支援募金として、ウクライナ難民支援金に協力いただきまして心から感謝申し上げます。

・感謝のメールを送ります。

・活動報告書(PDF形式でメールで送付)
後日、支援内容の報告をお送り致します。

申込数
45
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年6月

10,000+システム利用料


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【ウクライナ難民緊急支援】10,000円

この度は緊急支援募金として、ウクライナ難民支援金に協力いただきまして心から感謝申し上げます。

・感謝のメールを送ります。

・活動報告書(PDF形式でメールで送付)
後日、支援内容の報告をお送り致します。

申込数
35
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年6月
1 ~ 1/ 5


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