ウクライナ難民支援プロジェクト|ハンガリーと日本を結ぶ!
ウクライナ難民支援プロジェクト|ハンガリーと日本を結ぶ!

支援総額

1,105,000

目標金額 1,000,000円

支援者
87人
募集終了日
2022年6月9日

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2023年01月30日 16:48

12月報告書

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が 12 月 24 日で 10 ヶ月となり、今月さらにウクライ ナ全土でロシアによる大規模な攻撃があり計 120 発以上のミサイルが撃ち込まれました。 インフラ施設を狙った攻撃を強めていて、ウクライナ国内のおよそ 600 万人が電気が使え ない状態が続いています。そのために大勢のウクライナ市民が先月と同様に、国外へ避難し てウクライナ国民にとって厳しい冬になってしまいました。 ハンガリーでは、ウクライナのインフラ損傷を受けたウクライナ難民が再び避難している 為、春まで交通機関が無料延長になりました。

 

ウクライナ難民 ブダペスト交通、バス等 来年春まで無料延長 Meghosszabbítják az ukrajnai menekültek ingyenes utazási lehetőségét a BKK járatain

https://bkk.hu/hirek/2022/12/meghosszabbitjak-az-ukrajnai-menekultek-ingyenes-utazasilehetoseget-a-bkk-jaratain.8905/

上記ハンガリー記事(Google 翻訳機能で解読できます。)

しかしながらインフラ損傷を受けても、クリスマスはここにとどまりたいと言う思いか、ク リスマス時期は、通常の半分のウクライナ難民入国者数でした。

 

クリスマスに通常の半分のウクライナ難民入国数 Feleannyi ukrán menekült érkezett karácsonykor Magyarországra, mint egy átlagos napon | Magyar Narancs

https://magyarnarancs.hu/belpol/feleannyi-ukran-menekult-erkezett-karacsonykormagyarorszagra-mint-egy-atlagos-napon-255045

上記ハンガリー記事(Google 翻訳機能で解読できます。)

 

 

 

ルバさんご夫婦ドニプロへ帰還

 

11 月、ルバさんの体調が思わしくない状態が続いてる中、いつも通り月末(30 日)に、翌 月の生活費をお渡しするため部屋を伺いましたら「私たち 12 月にドニプロへ帰る決意をし ました。このままの状態でここに残っても精神的に限界がきてしまい、どうしても家に帰り たい。このような爆撃の中でも自分の家に帰った方がルバの精神的な苦悩が少し落ち着く のではないか。それと金銭面でも来月からは生活費がプロジェクトより出ないとなると私 たちはハンガリーでは住めない。いくらカリタス団体からガス代の支援やプロジェクトか ら多少の支援があっても、私たちふたりのウクライナの年金だけではハンガリーでは生活 ができない。いろいろなことを考えてこの決断をしました。もちろんドニプロへ帰れば爆撃 の心配はあります。でももう限界なのです。」と伝えられました。

ご夫婦と2時間ぐらい話し合いをしました。私はこの爆撃の中を帰ることにとても心配し、 何度も「今でない方がいいと思う。プロジェクトからも少しですが支援はできますので。」 と伝えたのですが、ルパさんご夫妻の意思は固く、私はその意思を尊重し 12 月 2 日よりド ニプロへ帰る準備に取り掛かりました。

 

 

入国管理局へ同行(Balassagyarmat)

 

ハンガリーから出国する時は、難民カードを入国管理局へ返却しなければいけません。ルバ さんの体調を見ながら7日、ご夫婦と車で40分の入国管理局へ返却手続きをしに行きま した。

 

 

上記写真(Balassagyarmat 入国管理局)

 

 

上記写真(難民カード返却手続きの書類にサイン)

 

上記写真(書類の手続き中)

 

約1時間かかりましたが、無事に難民カード返却手続きがおわりました。

 

 

 

部屋の荷物を整理

 

手続きを終え、12 月 13 日に帰る予定をご夫婦から伺い、部屋の片付けに連日追われまし た。3月からの避難生活でしたので、たくさんの荷物があり、数日にわたり荷物をまとめ るお手伝いをさせていただきました。

 

  

上記写真(荷物をまとめている様子 上記写真(車に荷物を積んでいる様子)

 

ドニプロでは電気が停電と聞き、車のバッテリーから家の電気を使うとのことで、ウクラ イナではバッテリーも不足している為、ハンガリーで車のバッテリーを購入しに同行しま した(ご夫婦が購入)。

 

私の家からウクライナのドニプロ(自宅)に到着するまで約 1500 キロ。3日間かけて帰 らなければならないので、高齢のご夫婦にはかなり体力も使います。特にルバさんの膝が 思わしくないのでどのように帰るのか尋ねましたら、「500 キロ走ってはホテルに泊まり、 休憩しながら3日間かけて帰ります。」とのことでした。

 

 

 

帰還前の物資調達へ同行

 

「ドニプロでは戦争前のようには、あまり食材が売っていない。」とドニプロの近所の知 り合いから聞いたという話を知り、私たちのプロジェクトから少しでも食べ物など支援し たい、と思いました。道中の食べ物、ドニプロへ着いてからすぐ食べれるようにと、食材 をわずかですが最後に提供させていただきました。

 

 

 

 

上記写真(近くの coop にて食べ物などの買い物の様子。油、チーズ、パン、バナナ、す ぐ食べれるような缶詰などプロジェクトから提供させていただきました。)

 

カリタス支援団体からは、ガソリン代として(50,000ft 分、日本円で約 18,000 円)の支援 がありました。

 

出発前日に、カリタス支援団体によるガソリン代の支援金で、ガソリンを入れに同行いた しました。ハンガリーは現在、ガソリン価格が高騰していて、10L で日本円にして約 2400 円。1500 キロの距離では全然足りないと思い、私個人的にお餞別の意味も込めて、 ハンガリー紙幣でわずかですか支援させていただきました。

 

どんな状況の中でも家に帰りたい、という覚悟を決めての帰還ですが、ルバさんには次第 に笑顔が見られるようになりました。

めまいもだんだんと良くなり、先月に比べると明ら かに体調のコンディションが良さそうな、ルパさんの表情からそう思うことができまし た。 ウクライナはハンガリーよりもさらに寒い国なので、ドニプロの自宅に帰ってから寒いと 大変な思いをされると心配でした。車のバッテリーでは部屋の気温がどこまで上がるかの かも分かりません。ルバさんに「プロジェクトのご支援金で支援させていただいた電気毛 布もドニプロで使ってください。」と提供させていただきました。また、ウラジミールさ んにも電気毛布をプロジェクトから支援させていただきました。

 

その他、部屋で使っていた消耗品など(トイレットペーパー、洗剤、調味料)など、生活 費としてご支援金で買ったものなどは、そのまますべて提供させていただきました。 この戦争の中、道中に何が起こるかわかりません。冬の厚手の毛布2枚も、道中寒いよう な時の為に、とそのままご夫婦へ提供させていただきました。

 

 上記写真(ウラジミールさんにも電気毛布を支援しました。)

 

 

 

プロジェクトご支援金明細書にサイン

 

6月 30 日からの長期住宅無償提供の受け入れ者として、帰還日の 12 月 13 日までのご支 援金明細表を一つ一つ説明をしてサインをいただきました。

 

 

 

 

 

上記写真(ウラジミールさん支援明細表にサイン)

 

上記写真(ルバさんの支援明細表にサイン)

 

 

 

出発の日 出発の当日

 

ルバさんの体調に合わせ出発時間を決めました。 毎晩飲む薬が効くのは朝9時ごろなので、10 時ごろに出発しました。

 

 上記写真(出発当日の朝)

 

 

ご夫婦より

Google 翻訳会話より

 

日本のご支援者の皆様、長きにわたり、私たちを救っていただき感謝します。私のような 不自由な体でわがままを言ってお願いすることばかりですいませんでした。あなた方に出 会えていなかったら、ここまで長い避難生活は出来なかったでしょう。

爆撃の中帰還するのは、正直恐いです。神に祈るしかありません。

帰れる喜びと不安の気持ちが入り乱れていますが、今は帰れる喜びが強く、あとは神が私 たちを助けてくれるでしょう。

ドニプロへ行っても、毎日神に祈り続けます。

日本のご支援者の皆様、私たちは忘れません。あなた方に出会えて良かったです。すべて に感謝します。そしてウクライナ人代表として、たくさんのウクライナ人を救ってくれて ありがとう。心優しい人たちに出会えて私たちの宝です。

ドニプロへ帰っても連絡します。

 

以下の Viber でのメッセージなど、ウラジミールさんに承諾のもと公表しております。 帰還当日の AM10 時、無事にドニプロの家にたどり着けるか不安な気持ちのまま夫と見送 りました。その後、国境超えてからメールをいただきました。

 

 国境超えてのメール 上記メール(ウラジミールさんの道中のメールより)

 

上記メール(ホテルについてからのメール)

途中宿泊したホテルは寒く、電気毛布がとても役に立ったと書かれており、ご支援者様に感 謝申し上げます。

 

      

 

 

上記メール(無事にドニプロの家に到着。)

 

やはり、ドニプロはインフラ損傷で、自宅は電気、水、インターネットはない、発電機(車 のバッテリー)で部屋の電気を使用と書かれています。

 

上記メール(何度も感謝メールが届きました。一部掲載。クリスマスカードも届きまし た。)

 

 

その後、ルバさんの体調は今現在、徐々に家での生活に慣れてきていると連絡を受け、体 調もいいようです。 私たちはドニプロへ帰還してもずっと連絡を取り合い、ドニプロで何か困ったことがあれ ばこれからも助けていきたいと思っております。 ウクライナの郵便局はすべて停止の状態と聞きました。春になれば再開になるだろう、と ウラジミールさんから連絡をいただきました。

 

部屋の掃除

 

ご夫婦が帰還し見送りをした次の日から、私たちは次の難民への住宅提供の受け入れの準 備に向け掃除、部屋のメンテナンスに時間を費やしました。 ハンガリーは、クリスマス前の 12 月 20 日からお店などの休みが多く、カリタス支援団体 も緊急性がない限り 21 日から休業です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12 月月次決算書

 

 

13 日の朝までの食事代を含み計上してあります。

住宅無償提供受け入れ支援明細表には、12 日帰還前日の物資提供は計上しておりません。 明細表作成し、11 日にサインをいただいた後の買い出しでしたのでご理解の程よろしくお 願いいたします。ご夫婦には、12 日の物資提供は口頭にてプロジェクトからの支援物資と お伝えしております。

 

 (12 日のガスボンベ1本分は明細表には記載しておりません。ご理解の程よろしくお願い いたします。)

 

 

次の難民への住宅無償提供受け入れとして、プロジェクトのご支援金から1ケ月分(2人 分の計算として 生活費 40,000 円+水道、光熱費冬場 60,000 円=100,000 円)ご支援を いただきますようご理解の程よろしくお願いいたします。残りのご支援金については、現 在ハンガリーでは支援物資が不足している為、主に貧困地域、国境沿いへの物資提供とハ ンガリーへ避難してきている難民への個別訪問の物資提供などの支援に使わせていただき きます。

 

 

プロジェクト以外の募金箱からのご支援でも、母子親子へ通信支援、ウクライナの家を失 った母子親子への生活費及び子ども3人への給食費、バス代を半年分(日本円約 10,000 円 前月繰越より ×6ヶ月分)と自転車1台購入などにおいて支援をしております。

レディーフォーでのご支援金以外、募金を募っていただいたご支援金での活動において は、後日、活動報告と収支報告書を送らせていただいております。現在、募金箱のご支援 金での支援活動の報告書(収支報告書)は、一部送らせていただいております。

 

 

 

●母子家族の Nagymaros へ

 

日頃より Viber 翻訳機能を使って会話をしている中で、タニエさんが 12 月に入り仕事が 長引き、子ども3人で留守番していることが多い、と聞き、車で1時間 30 分の Nagymaros(ナジマロッシュ)へ、わずかな時間でも顔を出して様子を伺いにいきまし た。

3人の子どもたちは仲良く留守番をしていて、私のことを元気に迎えてくれました。

 

 上記写真(先日私がプレゼントした帽子をかぶり喜んでいる写真)

 

子どもたちはハンガリー語で「家にいるのは大丈夫よ。3人だし、来てくれてありがと う。この前たくさんのお菓子ありがとう。」と、私が来たことをとても喜んでくれまし た。約30分の滞在でしたが、心配していたのでとても安心しました。担任の先生も、食 べ物など持ってきてくれているようです。

 

その他の母子難民とも連絡を取り合っています。一部掲載します。

 

 ハンガリー語「ありがとうございます。」

上記は、母子難民へ通信支援として受取証のお礼のメール(Viber にて)。

 

 上記 Viber メールは、ウクライナの家を失ったお子さん3人とエリカさん母子家族へ生活 費と自転車購入費用としてご支援金を送金したときのエリカさんからのご支援金を受け取 りましたとお礼メール(Viber にて)。

自転車購入後、エリカさん宅へ訪問し領収書など受け取りに伺います。

 

ご支援者の皆様、ウクライナ難民の為にたくさんのご支援金をいただき、このように隣国 ハンガリーへ避難してきた難民、そして、ウクライナの貧困地域、国境沿いの難民へ、必 要な物資を送らせていただいております。 わたしは、ご支援者様へ日々感謝の気持ちを持ちながら活動しております。常に私の背に ご支援者様がいることを胸に頑張っていきます。

 

 

 

 

12 月活動を終えて

 

 今月は、住宅無償提供受け入れをしていたご夫婦が帰還することになり、その出国手続 き、片付けの手伝い、帰還への準備、空いた部屋のメンテナンスなどをしました。またハ ンガリーは年末がクリスマス前から始まり、カリタス支援団体は 21 日から休業、20日 以降のクリスマス時期(年末)は難民家族の訪問は控えました。

 住宅無償提供で6月30日よりお迎えしたご夫婦と生活を共にしてきましたが、いまだ この戦争が真っ只中の過酷な状況下で、「帰還」と言う選択を決意されたご夫婦の複雑な 気持ちを察すると、見送りの当日は涙で溢れてしまいました。受け入れをしてからの半年 間が走馬灯のように蘇ってきました。「笑顔で別れましょう。Viber で繋がっているので大 丈夫よ、心配しないで、連絡しますから。」と、ご夫婦に言われました。別れ際のお顔を 見て、ご夫婦の心中は私の想像を絶する気持ちと肌で感じ取れました。

ふるさとドニプロへ帰ってもインフラ損傷で生活が不安定なこと、それでも帰りたいと思 う気持ち、ご夫婦のような年金生活者(金銭的な苦悩)、さらにルバさんのような障がい をもつ人にとって、隣国とはいえ異国での生活はそれほどに厳しく、精神的にも体力的に も限界を超えてしまったのかと察しました。精神的な心の苦悩と肉体的な体力を振り絞っ て祖国へ帰る決意をされたご夫婦の気持ちは、私には胸を突き刺す思いです。 まだ終わらぬ戦争で、長期住宅提供として、半年は短かったのだろうかと思うと胸が痛む 思いです。

 

今現在、次の難民への住宅無償提供受け入れとしてはプロジェクト内での資金は足りま せん。しかしながら難民にとって長期住宅提供が依然として必要とされています。私たち は何としてでも長期住宅提供受け入れを止めるわけにはいきません。残りのプロジェクト 支援金や募金箱の支援金がある限りにおいてその可能性を探りつつ、年が明けたらカリタ ス支援団体の支部長と話し合い、今プロジェクトでも掲げている私たちの受け入れ条件 (母子、高齢者、ペット同伴、さらに障がい者)という条件が合えば、面談をして受け入 れる準備をしていきたいと思っております(受け入れ条件の難民がすぐにいない場合で も、別棟は戦争が終わるまで空けておく決意でおります。いつでも難民を受け入れること ができるように準備を整えます。)

プロジェクトを立ち上げてからの半年間、停戦を願いながら活動しておりましたが、戦争 の終わりがまったく見えないまま年を越すこととなり、ウクライナ難民の心の傷はこの寒 さでさらに痛めつけられています。

 ご支援者様の皆様、半年間私のプロジェクトを見守り支えて下さり、あらためて感謝を 申し上げます。2023 年は停戦し難民の人たちがウクライナに帰り、普通の生活ができるよ う切に願うばかりです。

リターン

3,000+システム利用料


alt

【ウクライナ難民緊急支援】3,000円

この度は緊急支援募金として、ウクライナ難民支援金に協力いただきまして心から感謝申し上げます。

・感謝のメールを送ります。

・活動報告書(PDF形式でメールで送付)
後日、支援内容の報告をお送り致します。

申込数
45
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年6月

10,000+システム利用料


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【ウクライナ難民緊急支援】10,000円

この度は緊急支援募金として、ウクライナ難民支援金に協力いただきまして心から感謝申し上げます。

・感謝のメールを送ります。

・活動報告書(PDF形式でメールで送付)
後日、支援内容の報告をお送り致します。

申込数
35
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年6月

3,000+システム利用料


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【ウクライナ難民緊急支援】3,000円

この度は緊急支援募金として、ウクライナ難民支援金に協力いただきまして心から感謝申し上げます。

・感謝のメールを送ります。

・活動報告書(PDF形式でメールで送付)
後日、支援内容の報告をお送り致します。

申込数
45
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年6月

10,000+システム利用料


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【ウクライナ難民緊急支援】10,000円

この度は緊急支援募金として、ウクライナ難民支援金に協力いただきまして心から感謝申し上げます。

・感謝のメールを送ります。

・活動報告書(PDF形式でメールで送付)
後日、支援内容の報告をお送り致します。

申込数
35
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年6月
1 ~ 1/ 5


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