帰ってきたら

今日は金沢で行われたひきこもり関連の研修の講師として呼んでいただきお話をしてきました。

 

話した内容は、ひとのまでの日常。中でも所謂ひきこもり、不登校と言われる人たちとの関わりの話をあるがままに飾り気のない言葉でしてきました。

 

そんなわけで、今日はほぼ1日ひとのまにはおらず、ひとのまに帰ったのは17時頃だったのですが、玄関を開けるなり、「おかえりー！」と子どもたちの歓迎の声。

 

「今日○○ちゃんと遊んだーん！」「カレーうまいよ！食ってみ！」と次々に教えてくれます。

 

どうやら今日のカレーはいろんな人で一緒に作ったみたいです。

 

続いてスタッフの若者から今日こんなことがありましたというご報告。

 

特に何もなく。と言うかそれなりに何かはあったんだけど電話含め本当によくやってくれてました。

 

足元には猫のしらすさんが「お前どこ行ってたんだよー！」と言わんばかりにスリスリしてきます。

 

「ちょっと疲れたから休憩してくるー。」

 

と2階に上がってちょっと仮眠をとります。

 

目を覚ますと19時。

 

みんなはご飯を食べ終わって勉強の準備に取り掛かっていました。

 

そんな中、子どもの1人がちょっと相談があるんですが・・・。

 

とのことだったんで、ちょっと2人で話し込みます。

 

何となくいろんなこと整理がついて、「よし！じゃあ勉強に戻ります！」と言ってその子は下に戻ります。

 

勉強は若い兄ちゃんたちが率先して教えてくれていて、時々一緒に勉強している中高生の子も小学生たちに勉強をおしえてくれたりもします。

 

その間、僕は2階で事務作業をパチパチやっていて、のど乾いたから自販機にお茶でも買いにいこうと下に行くと、高校生の子が「今日わたし誕生日なん！」と言っていたので、「よし。おじさんが一本買ってやろう。」と一緒に自販機に行きます。

 

行き帰りは最近あった話やちょっと困っちゃうなあっていう話を雑談程度にしながら。

 

「いろいろありますなあ。」と笑いながら帰ってきました。

 

さて、現在20時30分くらい。今からちょと悩み事を抱えていて聞いてほしいという人が来る予定。

 

ただ家を開けていてそこにいるおじさんなのですが、必要とされている実感があって嬉しい限りです。

 

そしてそれはきっと僕だけじゃなくって、ここにきている人も感じていると思います。

 

誰が帰ってきても「おかえりなさーい」帰る時には「じゃあまたねー」

 

助ける助けられるとかそういうのじゃなくっても、ただそこにお互いいるというだけで誰かの何かになるという日常をありがたく思います。