リスタート

先日一本の電話がかかってきました。

 

「仕事は大変ですけど、これまでいろんな人に迷惑をかけた分、何とか自立できた姿を見せれるように頑張りたいと思います！」

 

そう言うのは少し前に一時的に住んでいた20代の男です。

 

彼は、家族関係でいろいろあり、頼るべき親族がいなく、それが故かはたまた本人の性格かそれとも疾患か、若しくはそれら、その他いくつかの理由が重なってか、理由を探すのも困難なのですが、何はともあれ何度も罪を重ねた末に刑務所に入った男です。

 

前科が結構な罪ということもあってか、働き先を探すことも、支援先を見つけることも、住まいを見つけることも、なかなか難しい中でたどり着いたのがひとのまでした。

 

しばらく身を寄せている間に寮付きの仕事を見つけ、働き始めた先からの電話でした。

 

彼は言います。

 

「あの時、受け入れてもらえたことが何よりありがたかった。人間なんて信じられないと心の底から思っていたけれどそうじゃないと思えてよかった。」と。

 

今では毎日仕事終わりに、その日の仕事の報告がメールで送られてきます。

 

それについて。「そうか。がんばってるね。」と返す日々です。

 

彼のこれからの人生が違ったものになるように祈るだけでなく、これからも繋がっていこうと思います。

 

彼のようにこの場から新しい人生を歩み始めた人は他にもたくさんいます。それも支えてくれる皆様のおかげです。

 

彼らの分も込めて感謝です。

 

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一時的な住まいの少し大きな改修が5月中に決まりそうです。

 

その後ひとのまのいくつかの改修に入ります。(水道管の修理などもうすでにいくつか行っています。)

 

それらの進捗もまたご報告差し上げます。