オーケストラ・ニッポニカ第43回演奏会は無事に終了しました

先日、11/12の日曜日は冬の寒さを思わせる中、第43回演奏会にご来場頂き、ありがとうございました。おかげを持ちまして、滞りなく終えることができました。
三善晃の超絶的な協奏曲を弾き切って聴衆に感銘を与えた、チェロの横坂源さん。林光の問題作、第3交響曲に深い共感と、心を揺さぶるような歌唱を寄せて下さった、ソプラノの竹多倫子 さん。そして、毎回、ニッポニカを豊かな音楽の世界に導いて下さる、オーケストラ・ニッポニカ　ミュージック・アドバイザーで指揮の野平一郎先生。共演頂きありがとうございました。
こちらでの活動報告やSNSで情報発信するたびに、それに応え閲覧してくださった皆様の応援にも勇気づけられました。
そして何よりも、この演奏会に対する助成を頂いた財団には感謝の言葉もありません。
今回は〝社会への眼差し〟と、少し硬い副題でしたが、演奏した四作品の素晴らしさ、気骨のある音楽性に気持ちを打たれて、演奏会が終わることを寂しく思うほどでした。

オーケストラ・ニッポニカの次回第44回演奏会《ヨーロッパ辺境の音楽・その先に》は、来年3月31日（日）14時30分開演、紀尾井ホールで開催します。曲目はバルトーク、小倉朗、間宮芳生の代表作を集めたプログラムです。指揮は今回に引き続きミュージック・アドヴァイザーの野平一郎。小倉朗のヴァイオリン協奏曲のソリストを、オーケストラ・ニッポニカ/コンサートマスターの高木和弘が演奏するのも注目です。
次回演奏会もどうぞご期待下さい。
今後とも、オーケストラ・ニッポニカを何卒よろしくお願い申し上げます。
（掲載写真撮影 : ©︎澁谷学）

【次回演奏会情報】
第44回演奏会《ヨーロッパ辺境の音楽・その先に》
2024年3月31日（日）14時半開演　紀尾井ホール

バルトーク 舞踊組曲 1923
小倉朗 ヴァイオリン協奏曲 1971* 
小倉朗 舞踊組曲 1953
間宮芳生 オーケストラのための2つのタブロー'65 1965

指揮：野平一郎（当団ミュージック・アドヴァイザー）
ヴァイオリン独奏：高木和弘*（当団コンサートマスター）

チケット発売日：2024年1月15日（月）予定