11/27 残り170万円台! 人事を尽くして天命を待つ

大詰めとなったプロジェクトです！

残り50%に手が届き始めました。

多くの方のメッセージが、まるで碓氷峠のＥＦ６３のように、サミット＝ゴールへ向けて力強く登っていくと信じています！

 

いよいよ雷鳴が轟く季節になってきました。　北陸の冬の到来です。

これまで今月は私も多忙を極め、なかなか冬支度はおろか本業の事務所移転も出来ずに地団太を踏んでいました。

今日はそれでも、とても大きな気付きや前進の一日となりました。

 

午前中に仕事を済ませて買い出しをして、携帯も見ずに一心不乱に、当法人の事務所として改修中の碓氷峠専用車掌車、ヨ４７７１の残骸のリフォームの、最後のケレン作業をしました。

小春日和で、それでいて強い風があってケレン日和なわけです。

どんどんグラインダーではつった錆や塗料カスが吹き飛んでいくから楽なわけです。

 

1段リンクの枕バネ受が残っているので、これがヨ３５００形であることがよく分かる資料でもありますが、私がこの車両をたから号の部品取りからスクラップにしなかったのは、やっぱりこの車掌車で育った方々の思い出があるのではないかと思うと、愛しくなってしまったからです。

残り260万円!!　～群馬県高山村立高山中学校の、あの緩急車～  2022/11/19 投稿）

こんなチッポケな車掌車の車内ですが、必要最低限のレストアと最小限の事務机と資料、そして私の子ども達が学んで遊ぶ場が詰まっています。

いつまで使い続けるかさえ分かりませんが、地震で枕木からずれても、とりあえずジャッキで戻るのは始末に良いです。

 

クハ４８９－５０１も当然ながら、錆落としやケレンで塗面を整えてから、錆止め塗装をします。

出来るだけ高価な錆止めに努めています。

ウレタン系塗料です。

それでも錆は浮いてきますから、ちゃんと数日から数週間様子を観て、塗装は重ねていきます。

 

一部の窓は大きくしています。

車体は様々な意味で、車両保存や修理をする者にとっては教材です。

様々な部材がリフォームやレストアの際には出てきます。

そして新たな発想で作り直しもします。

そうすると、窓枠を固定する方法や壁の変更でフレームを移設するなどの、面倒な作業も裏に施工しないといけません。

 

クハ４８９－５０１レストアのノウハウは、スクラップ＆ビルドという新たな視点での応用が出来ます。

当然基礎や柱、梁の構造特性は変わっていませんから、剛性に問題はありません。

車輪があれば、線路の上で走らせられるのにね。

 

再塗装で再び、あの見慣れたヨ３５００形の、ちょっと貴重な碓氷峠仕様の外観を蘇らせたいと思います。

これはコストが余り掛からない、自分の補修スキルアップの為の、あくまで教材ですから、そのスキルは、今度はクハ４８９－５０１に全集中なわけです。

プロに任せて、しかし後継者の為に、どうやって今回の補修、メンテナンスが楽になれるかを追求してまいります。

どうぞあと３日、プロジェクト達成に向けてご支援ご協力、お願い申し上げます！！