アファンの森に春がやってきました。

雪が解けてアファンの森も色々と動き出しました。

森では春植物が咲き始めました。

他の植物が芽吹く前で花が少ないから受粉のための昆虫を呼びこみやすい、また、樹木に葉っぱのないから太陽の光をしっかりと浴びることできると、この時期に合わせて咲く花も多いです。

この早春の時期に咲く植物は可憐で儚いことから、春の妖精（スプリングエフェメラル）とも呼ばれています。素敵な呼び方ですよね。

アファンの森ではそんなスプリングエフェメラルのアズマイチゲやフクジュソウが咲き始めました。カタクリももうすぐ咲きそうです。

鳥たちのさえずりもにぎやかになってきましたし、繁殖のためにやってくる夏鳥も、もうすぐアファンの森にやってくると思います。

ここから季節は一気に進んでいきます。

森の整備のほうもまずは、雪で折れたり倒れたりした木、枝を片付けから開始しています。

アファンの森は人が手を入れていくことで、生物多様性豊かな森を保全しています。

何もせずに自然の成り行きを見守る場所ではなく、積極的に人が関与することで、良い森にしていく、あるいは維持していきます。

アファンの森は、森が人の手によって甦ることを皆さんに伝えていける場所にしたいと思っています。