ありがとうございます。

愛知室内オーケストラ(以下ACO)
ヴァイオリン奏者の鈴木崇洋と申します。

皆様この度はACOを応援して下さいまして誠にありがとうございます。
まだまだクラウドファンディングは始まったばかりですが、既に多くのご支援を頂いている事に対して、団員一同感激しております。

思えば、立ち上げから17年。
私もいつの間にやら当初からのACOを知る、最古参メンバーとなっております。
『純粋に自分達のオーケストラで演奏したい』という最初期の衝動の後に待ち受けていたのは、自分達でオーケストラを運営していく事の難しさでした。
多くの団員がアイデアを出しては挫折も味わった17年だったのかも知れません。

しかし、これまでACOが続いて来れたのは、音楽体験から得られる喜びと、応援して下さるお客様からのエネルギーが、大変な事以上に大きかったからであろうと思います。

新田ユリさんが常任指揮者のポストに就いてからは、ようやく【北欧作品をメインに取り上げるオーケストラ】という明確なカラーが打ち出せるようになりましたが、ここ数年はそうした誇るべき特徴が世間一般には届かないというジレンマがありました。

それが今回は海を飛び越え、北欧のフィンランドで認知された事には喜びと驚きを隠せません。リエクサ・ブラスウィークに客演出来ることは身に余る光栄です。

余談ですが、私は出身が東北です。厳冬、早朝における沼地で張り詰めた静寂と渡り鳥の声が入り混じる音を聞いて『シベリウスの世界だな。』と思った体験があります。
フィンランド、その地に立った時に何を感じ取れるのか本当に楽しみです。

この度のフィンランドプロジェクトをやり遂げる事が出来た暁には、ACOは本当の意味で大きな飛躍が出来ると考えております。

何卒皆様のご支援の程、宜しくお願い致します。

愛知室内オーケストラ
ヴァイオリン奏者
鈴木崇洋