
支援総額
目標金額 2,300,000円
- 支援者
- 193人
- 募集終了日
- 2022年3月3日
文書は薄いよ 赤岡立志編 ‐裏張りブックカバーができるまで‐
「下貼りした酒代附立帖をブックカバーにしたらどうかなあ。」
事の発端は、スタッフの思い付きでした。
「下貼りした酒代附立帖」とは、私たちが昨年度(令和2年)、襖の張り替え過程を学ぶワークショップ「襖学ーふすまなびー」から発見された、赤れんが商家の歴史資料です。(私たちは続き文字がお好き、その2)
「襖学ーふすまなびー」では、高知を代表する表具師のお一人である上田博章さんを講師にお迎えし、全4回のワークショップを企画し、赤れんが商家で使用していた古い襖を修繕しました。職人さんの技術を実際に体験することで、伝統工法が持つ、日本の技術の美しさや、持続可能な技術への理解を深めることを目指しました。
ワークショップは、現地での体験に加えてオンラインでも配信し、多くの方に日本の伝統技術を伝える機会になりました。全4回のワークショップで、動画は17時間越えの大作となりましたが、15分のダイジェスト版にもまとめましたので、ぜひご覧ください! ↓
襖の内部は、下の図のようになっており、襖の芯が表に写らないよう、紙を何層にも貼ってあります。
昔は、紙は大変な貴重品でした。使い終わった紙も、再利用して使われます。その利用先の一つが、襖の裏張りです。仕事等で要らなくなった帳面も、建具の材料として大切に利用されていたのです。時代劇を見ていると、障子に書き損じ、あるいは不要となった紙が、破れた場所に貼られているのを思い出していただくとイメージしやすいかもしれません。
そのため、襖を剥がしてみると、それぞれ、地域の生業や暮らしに関わりのあるものが出てくることが多くあります。赤岡町にある赤れんが商家の襖から出てきた裏張りとは・・・!?
そうです、冒頭でもお話しした「酒代附立帖」。
文字通り、お酒のツケを管理するための帳面です。
嘉永2年など、江戸末期に使われた紙でした。「お酒」というのが高知らしいですね^^
近くの地名や苗字が確認できたので、赤れんが商家、あるいは近隣で使用されたものと考えられます。江戸時代には、香美郡一帯にあった酒蔵の半分以上が赤岡にあったということですから、それも不思議ではありませんね。赤れんが商家でも、後の村長となる小松与右衛門が酒蔵を営んでいたので、何やら関係ありそうです。
襖に使われていた「酒代附立帖」。簡単に手で剥がせます。動画を見ていただくとわかりますが、それは見事に、ピロピロピロピロ〜〜、と。それは当時の職人さんが、未来の修理を見越して、ノリの濃度を調節し、剥がしやすくしているためです。時代を超えて、職人たちが材料を通して通じ合っているようで感動しますっ
赤れんが商家、ひいては赤岡の町の歴史を知る上でも、大事な資料となりました。せっかくなので多くの方に見ていただきたいと思い、修繕した襖の1枚に、裏張りを表に張って仕上げました。
今回修繕した襖は4枚。数百枚の「酒代附立帖」が出てきました。記録保存として全て写真撮影を実施。そんな大量の「酒代附立帖」を、さてはてどうしたものか、スタッフは考えました。どんな答えになったのか。 次回へつづく・・・
次回は、「下貼りした酒代附立帖」って何? そもそもタイトルの「文書は薄いよ」って何?をご説明したいと思います~。
じっくり、ゆっくり、地域に向き合う。地域の文化を未来につないでいくために、引き続きのご支援をよろしくお願いいたします!
リターン
3,000円

【サポーターコース】全額修繕に使わせていただきます
● いただいたご支援金は、リターンの費用がかからない分、サービス手数料を除き、全て活動内容に使わせていただきます。
● まちPメンバーから感謝のメールを送付。
● 月に1回の活動報告(かわらばん、完成報告書のメール送付)
- 申込数
- 29
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年5月
3,000円

【現地サポーターコース】屋根葺き替えワークショップ体験
● 屋根の葺き替えワークショップに参加いただきます。日程が決まり次第メールにてご連絡いたします。(複数回行いますので、ご都合の合う時にご参加ください)
● 安全のため、参加当日に保険加入いただきます。
● 現地までの交通費は自己負担にてお願いいたします
● まちPメンバーから感謝のメールをお届け
● 月に1回の活動報告(かわらばん、完成報告書のメール送付)
- 申込数
- 5
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年5月
3,000円

【サポーターコース】全額修繕に使わせていただきます
● いただいたご支援金は、リターンの費用がかからない分、サービス手数料を除き、全て活動内容に使わせていただきます。
● まちPメンバーから感謝のメールを送付。
● 月に1回の活動報告(かわらばん、完成報告書のメール送付)
- 申込数
- 29
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年5月
3,000円

【現地サポーターコース】屋根葺き替えワークショップ体験
● 屋根の葺き替えワークショップに参加いただきます。日程が決まり次第メールにてご連絡いたします。(複数回行いますので、ご都合の合う時にご参加ください)
● 安全のため、参加当日に保険加入いただきます。
● 現地までの交通費は自己負担にてお願いいたします
● まちPメンバーから感謝のメールをお届け
● 月に1回の活動報告(かわらばん、完成報告書のメール送付)
- 申込数
- 5
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年5月

【大方高校 アクティ部】黒潮町をビーチスポーツでパワフルに!!
- 現在
- 159,000円
- 寄付者
- 20人
- 残り
- 10日

緊急支援|フィリピン地震へのご支援を
- 現在
- 1,628,000円
- 寄付者
- 222人
- 残り
- 10日

救う命を選ばない。どんな犬猫も保護し続け福岡の里親さんを増やしたい
#動物
- 現在
- 3,003,000円
- 支援者
- 282人
- 残り
- 1日

西郷隆盛も学んだ偉人|恵那市から岩村藩・佐藤一斎の学びを全国へ
- 現在
- 2,630,000円
- 支援者
- 68人
- 残り
- 8日

絶滅の危機に瀕しているシマアオジ 彼らのいる景色を取り戻したい
#国際協力
- 現在
- 4,166,400円
- 寄付者
- 343人
- 残り
- 20時間

【静岡県竜巻】緊急支援を開始!被災地を応援してください
- 現在
- 568,000円
- 寄付者
- 69人
- 残り
- 20日

佐渡が島の自然の中で、大人も子どもも共に遊び育つ居場所をつくりたい
- 総計
- 10人

半世紀に渡るサラブレッドの血脈を次世代に繋ぎたい
- 支援総額
- 85,000円
- 支援者
- 7人
- 終了日
- 6/22

門仲の路地裏に佇む大人の隠れ家ワイナリーで至極のひと時を
- 支援総額
- 1,142,000円
- 支援者
- 109人
- 終了日
- 9/26

頑張る大人を輝く大人へ進化させるための「ゆるめる」空間を!
- 支援総額
- 580,000円
- 支援者
- 37人
- 終了日
- 6/28
「奈良墨」の危機 1000年以上続く文化と伝統を守りたい!
- 支援総額
- 2,862,000円
- 支援者
- 454人
- 終了日
- 7/25

伊勢市二見町に、ダイバーと旅人の輪を広げるゲストハウスを!
- 支援総額
- 701,000円
- 支援者
- 51人
- 終了日
- 1/17

学生ボランティアを東北、日本全国へ。今年も延べ3千人を派遣!
- 支援総額
- 758,000円
- 支援者
- 81人
- 終了日
- 9/30









