特定非営利活動法人ARUN Seed

寄付総額

5,520,000円

目標金額 3,500,000円

寄付者: 281人

募集終了日: 2020年8月31日

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コロナ禍でも世界はひとつ。途上国の社会起業家にエールを！

特定非営利活動法人ARUN Seed

2020年07月10日 18:00

プロジェクトメンバーを紹介します！⑥

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本日は、プロジェクトメンバーの6人目をご紹介させていただきます。

ARUN Seedのプロボノメンバー今井絢と申します。国際機関に勤務する傍ら、ARUNにて活動しています。

小学4年生の頃、父の海外赴任のため家族と共にイギリスの田舎町に引っ越し、遠くまで続く丘と無数の羊に囲まれながら中学3年生までの思春期を過ごしました。現地のミドルスクール・ハイスクールに通う中、英語が上手く話せないもどかしさを感じる度に「そもそもなぜ、世界の共通言語は英語なんだろう」といった疑問を持つようになりました。この頃から、ヨーロッパ諸国の植民地史に関心を持ち始め、数百年が経った今も旧植民地の国々では構造的な搾取や抑圧が続いている事に憤りを感じ、自分はこれを解消する事に力を尽くしたいと強く願うようになりました。

社会的投資に出会ったのは、社会人2年目の夏でした。先進国出身の人間として途上国に関わる方法はたくさんあるけれど、上下関係や依存関係を基礎としない自然な形の関わり方はないものかと模索している中、米国系の社会的インパクトファンドについての記事を読んだのです。社会問題を解決しようとしている起業家に投資して、起業家も投資家も一緒に問題解決に取り組みつつ、きちんと全員の金銭的な利益も確保していく。このコンセプトがすっと腹に落ちてきたのです。この方法を使えば、援助頼みでない貧困削減・経済発展を実現する事に一歩近づくかもしれない。考え始めるとワクワクしたのを今でも覚えています。

投資を受け取る起業家たちは、現場をよく理解し、問題の構造を適切に捉え、新しい角度からの問題解決方法を示してくれます。例えば、貧困層を対象に商売をやっても儲けられない、貧しい人たちはお金を貯められる能力がない、難民にローンを出しても返済してくれない等という声が聞かれます。途上国で奮闘する起業家たちは、こうした偏見にとらわれず、社会的弱者を相手に商売をする事でも持続可能なビジネスは実現できる、と証明してくれています。こうして、私たちは投資を通じて、これまでの世界の在り方や、世界で広く認められている価値基準を問いただすチャンスをもらう事ができるのです。

ARUNは、社会的投資がまだ日本で知られていなかった頃に、この概念をできるだけ多くの方に広げようと活動を開始したパイオニア的存在です。皆さんにARUNと繋って頂く事で、社会課題に対して画期的な方法で取り組んでいる起業家が、途上国や日本国内においてどんどん元気になっていきますように！多くの方に、このムーブメントに参加頂ける事を願っています！