年度末のご挨拶とガイドライン（案）の送付について

年度末のご挨拶

昨年は皆様のご支援のおかげで、5月に東南アジアを始めとした世界各国から自然毒中毒の専門家を川崎市殿町にある「Shimadzu Tokyo Innovation Plaza」にお招きして、「2014 International Conference on Clinical & Analytical Toxicology in Japan」を開催し、「自然毒中毒の予防・応急処置・治療」について有意義な議論を展開することができました。この会議の冒頭で、私が開会の挨拶をした際に、このプロジェクトにご支援していただいた皆様の名前をスライドでご紹介させていただきました。

自然毒中毒で最も犠牲になっているのは好奇心旺盛な子供達です。私は仲間と一緒に子供たちを自然毒中毒から守る絵本の製作も行ってきましたが、昨年末には返礼対象の皆様へ感謝の気持ちを込めて、そのPDFをお送りしました。

その後、ウエブサイト「ジェネラリストNavi」の連載企画「臨床で役立つ自然毒中毒図鑑（https://gene-navi.igaku-shoin.co.jp/articles/toxin_001）、およびCareNetの連載企画「それって「食」中毒？（https://www.carenet.com/series/addiction/cg004668_001.html）」をペースメーカーとして「自然毒中毒の予防・応急処置・治療のガイドライン（案）」をコツコツと執筆してまいりました。そして、3月10日に返礼対象者の皆様にガイドライン（案）のPDFをメールでお送りしました。

もし、メールのサイズが制限を超えていたなどの理由で届いていない方がいらっしゃっいましたら、私のクラウドファンディング専用のメールアドレス（toxicologist.kamijo0927@gmail.com）まで御連絡ください。

今年も、自然毒中毒をはじめとした中毒疾患の予防・応急処置・治療の普及のために貢献したいと思っています。今後も皆様のご支援よろしくお願いします。

上條吉人

埼玉医科大学医学部臨床中毒学　教授

埼玉医科大学病院臨床中毒センター　センター長

一般社団法人 日本臨床・分析中毒学会　代表理事