被爆ピアノとの出会いは・・・

１９４５年に８月６日　広島の爆心地から３キロ以内で被爆したピアノが「被爆ピアノ」と呼ばれています。
広島の調律師矢川光則さんは、使わなくなったピアノを施設や海外におくるというボランティア活動をしていました。矢川さんの工房に集まったピアノの中に被爆したというピアノあったのです。
広島の街が焼け野原になったにも関わらず、奇跡的に焼け残ったピアノが・・・

たくさんのガラスが突き刺さった跡、切れてしまった弦、緩んだハンマー・・・
けれど、矢川さんは、丁寧に再生し、ピアノは美しい音色を取り戻すことができたのです。
それが、１９９８年のことでした。



２００１年８月６日から矢川さんは、広島平和記念記念館そばで平和コンサートを開催。

飯島晶子がこのピアノにであったのは２００５年、静岡・東京での矢川さんの全国平和コンサートが始まった時でした。
ジャズピアニスト西郷正昭作の「わたしを弾いて」をピアノの音色と共に朗読。

みんなにこのピアノの音を聴いてもらいたい！　
音楽を通じて　平和を想うひとときを　心が動く喜びを　共有したい

こうして「未来への伝言」へとつながってゆくのです！

私は　ピアノ
広島で　被爆した　ピアノ

私は　忘れない
廃墟と化した広島の街
１０万もの人々が　一瞬に消えてしまった
あの原爆の日を

わたしが生き残ったのは　奇跡
あなたに平和を伝えるための　奇跡

だから　私は　奏でるの
この鍵盤に託された　
戦争のおそろしさを　戦争の哀しみを
そして平和の尊さを　平和の喜びを！

No music   No peace

音楽があっても平和は訪れないかもしれません
けれど音楽がなければ　本当の平和は訪れないでしょう

その時が来るまで　私は音楽を奏でます♪