高齢犬も高齢者も排除せず、人と犬が共に幸せに生きられる未来をつくる
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高齢犬も高齢者も排除せず、人と犬が共に幸せに生きられる未来をつくる 2枚目
高齢犬も高齢者も排除せず、人と犬が共に幸せに生きられる未来をつくる 3枚目
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高齢犬も高齢者も排除せず、人と犬が共に幸せに生きられる未来をつくる 10枚目

支援総額

10,724,000

目標金額 5,000,000円

支援者
597人
募集終了日
2025年9月26日

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2025年08月10日 20:00

人生で一番泣いた日。絶対に欠かせないパートナーである淺井医院長と、僕とデュッカ最期のエピソード

本当にたくさんの方のご支援、ありがとうございます。

 

僕たちの活動は「想い」だけでは続けることはできません。

今日まで僕たちが活動を続けてこられたのは、たくさんの人の支えがあったからです。

 

その中でも今日は、僕たちが活動を続けて行くために絶対に欠かすことのできない人をご紹介をさせてください。

 

いつもクラウドファンディングをするときに真っ先に応援メッセージをいただき、当団体がいつもお世話になる、保護犬たちのかかりつけ病院である〈動物医療センターもりやま犬と猫の病院〉淺井医院長は、僕たちが活動を続けていく上で絶対に欠かすことの出来ないパートナーです。

 

動物医療センターもりやま犬と猫の病院淺井亮太院長
淺井亮太院長(動物医療センターもりやま犬と猫の病院HPより)

 

淺井院長の人となりや動物への想いが一番わかっていただけるエピソードとして、僕自身が今読みかえしてもツラい、デュッカの最期のときの話を、僕がデュッカに導かれて保護活動をしている軌跡を綴った著書、『ころんでも、まっすぐに!*』の一部から抜粋して紹介させていただきます。
(*リターン品にもなっています)

 

おそらく多くの方には、自分の愛犬と重ね合わせてしまって涙が出てきてしまう話なので、「ちょっと読むのがツラい」という方は無理して読まなくても大丈夫です。

 

ただ、「その時」にどれだけ生命と向き合い、飼い主のことを考えてくださった獣医師だったのかというのかがよく伝わるお話なので、たくさんの方に読んでいただけたら幸いです。

 

 

デュッカと暮らしてすでに13年が経っていた2013年8月1日の夜、〈わんわん保育園〉でいつもと変わらず夜ゴハンを完食したデュッカは、いつも通りの元気さで、いつも通り過ごし、僕たちと一緒に夜の10時頃帰宅し、僕たちも食事をした。

 

しかしその後、たぶん11時過ぎだったと思うけど、デュッカが突然ケホッケホッと咳をし始めた。ずっとし続けるというのでもなく、5分から10分おきくらいに。咳はしていたが、いつも通り部屋の中も歩き回っていて、とりあえず少し様子を見ることにした。でも、なかなか咳が収まらない。なんだか胸騒ぎがして、「やっぱり救急に!!」と、懇意にしている〈動物医療センターもりやま犬と猫の病院〉の夜間診療へ。


ここの淺井院長は、数多くのスタッフを抱える人気動物病院の経営者でありながらも、自身も腕の立つ獣医師として最前線に立ち、今は動物の予防医療の普及にも力を入れている。
僕たちの保護活動を心から応援してくれており、保護犬の治療費や検査費をできるだけ軽減してくれている(もともと料金は安めなのに!)。さらに僕が、自分の知識を増やしたいからと「オペを見せてほしい」と頼めば快く応じてくれたり、色々な知識を惜しげもなく教えてくれたりする、人として尊敬でき、信頼もしている人だ。


今では病院が大きくなってスタッフによる交代制にはなったが、個人でやっているような小さな病院の頃から夜間診療もしており、院長は「何かあったら心配だから」と病院に寝袋を持ち込んで泊まり込む生活をしていた。
僕も保護の犬が増え出した頃はそんな生活だったこともあって、動物に対しての「想い」とか「愛情」とかで通じるものを感じ、今では、院長と僕は会う度に動物と人間が幸せに暮らせる未来を語り合う仲にもあった。

 

院長と僕がタッグを組めば、より多くの生命が救える、と。実際にそうだった。

 

僕たちが保護する犬は、中々他で引き取り手がない、高齢であったり持病があったりする犬も多く、健康診断や手術治療など、何かあればとにかくここに連れて行くことにしていた。生命が危険な状態になることも(なぜか不思議と夜が)多かった。
だから、この病院があることで救われた生命がいくつもあった。

 

とはいえ、この時にデュッカを夜間診療に連れて行くことに、そこまで重い意味はなかった。まあ、早めに診てもらった方が早めに楽になるからいいか、くらいの軽い感覚だった。


この日は院長はおらず、当直だった医師に症状を説明し、レントゲン等の検査もしてもらったが、異常と言えばレントゲンで肺が少し白くなっている程度で、僕から見ても本当に少し白い程度で、「ヤバいな」と思うような感じではなかった。


肺炎のなりかかりかもしれないので、酸素室に入った方が楽だからそれで様子を見ようということになり、デュッカが少しでも楽になるなら、ということで一日入院させることにした。この時僕は、なぜそうしたのかわからなかったが、酸素室の中にいるデュッカに「明日また来るな~」と言いながら、携帯のカメラをデュッカに向けて写真を撮った。デュッカ自身も穏やかな表情で僕の方を見ていた。
数多くの犬を病院に連れてきたが、ブログでの保護犬の報告用以外で写真を撮ったのは後にも先にもこの時だけだった。

 

結果、この写真が生きているデュッカの最後の写真となった――。

 

翌朝、いつも通り犬たちを連れて〈わんわん保育園〉に。あの頃は今と違ってお店から離れた場所に暮らしており、動物病院はお店に向かう道の途中にあった。だからその日も、いつも通り病院の前を車で通ったが、僕は軽い気持ちで「デュッカ、また後で来るからな~」と言って通り過ぎていった。朝は保育園の通園の迎え入れで忙しいので、それが落ち着いたら来よう、と。

 

それくらい、僕はデュッカがすぐ快復するものだと思い込んでいた。

 

お店に着いてすぐ、携帯が鳴った。
先ほど通り過ぎた動物病院からだった。

何かがなければ電話はかかってこない。イヤな予感がしながら電話に出た。

 

「デュッカちゃんが、心肺停止です」
「はっ!?」
僕の頭は一瞬で真っ白になった。

 

え? 何言ってんの? は? どういうこと?

 

「悪くなるかも」なんてこれっぽっちも思っていなかった僕は、パニック状態になりながらも、すぐ動物病院に車を走らせた。僕は、車の中で一つのことしか考えられなかった。

 

「デュッカ、デュッカ、デュッカ!」

 

僕が病院に着き、案内されるまま奥の治療室に行くと、院長を含め、たくさんの病院スタッフが慌ただしく動き回っていた。真ん中の治療台の上で横になり、口に管をつけられていたデュッカを見つけた時、デュッカの方も僕を見つけ、ムクッと首を上げて立ち上がろうとしていた。その時、乱高下をくり返していた心電図が、正常になった。

 

僕は瞬間的に「助かった!」と思った。

 

院長も、
「さすが、髙橋さんが来たら持ち直したねー!」

と言ってくれ、デュッカの口に入っていた管を外されたので、僕はこれまでの緊張から解き放たれた気がした。

 

これで大丈夫。助かった! 良かった~。

 

でも、それは長くは続かなかった。数分後にまた意識がなくなり、再び人工呼吸の管を入れられた。しかし、管の横から出ていたデュッカの舌から血の気がなくなり、みるみる内に白くなって、だらんと力なく垂れていた。

 

僕は直感的に思った「もう、ダメだ……」。

 

これまで、保護犬も含めたくさんの犬の最期を看取ってきた。動物病院の治療台の上でもそう。医学的なことはわからないが、僕の経験上、舌がこうなった時はみんなダメだった。だから、デュッカも、助からない段階に来ていることを初めて実感した。

 

それでも、院長を始め、病院のスタッフは賢明にデュッカの治療に当たった。
「××ccを投与!」
「××cc!!」
僕はただそれを見ているしかなかった。でも、ずっと見続けることもできなかった理由があった。

 

僕はその日、専門学校で休講にするわけにはいかない授業があった。僕はデュッカのそばにずっといたかったが、きっとデュッカであれば、「何しているの? 授業に行って!」と言うだろう。

 

僕は、この通り裏表がない、思ったように行動する人間だ。だけど、どこでもそうだけど「業界」には表も裏もある。学生に教える時は、そういった「裏」を見せない人もいるが、僕はすべてを包み隠さず学生に伝える。隠していても、業界に入って裏を見てしまって心が病んでしまってもいけないし、業界に悪い意味で染まってほしくないからだ。
世の中は理想通りにはならない。でも、今がこうでも、未来は変えていくべきだと僕は思うし、学生たちは、一番それができる存在だからだ。

 

少なくとも僕はそう思って、僕の見聞きしてきたこと、体験してきたことを、正直に、まっすぐ学生たちに伝える。そうすることが、「人と犬のより良い共存」のためにもなることだと信じているからだ。

だから、僕にこの道まで導いてくれたデュッカなら、必ず「行け!」と、言葉では言わなくても、態度で示すだろう。僕の行動が、多くの生命を救うことに繋がっていくはずだから。


僕は病院を離れた。
代わりに、妻と、ボランティアさん親子がデュッカについていてくれた。妻によると、まだ治療は続いていたらしい。デュッカは治療台で横たわり、点滴と口からチューブが出ていて、酸素マスクをされており、まったく動かなかったようだ。

 

心音が下がるたびに心臓を動かす薬が注射された。
「髙橋さんの大切な犬だ! 帰って来るまで生命をつなげ!」
と院長が言い続けていたらしい。

 

それから何回目かの投与の時に、別の獣医が、
「もう、これ以上は……デュッカちゃんがかわいそうかもしれません」
と言い、院長も苦渋の表情で治療を断念することになった。

 

妻にとっても辛い選択だった。薬の投与を止めれば、心音もじきに止まった。チューブなどが外され、デュッカの死を実感した妻は、デュッカのそばで泣き崩れた。2013年8月2日の13時10分だった。

デュッカは13歳で虹の橋を渡った。


デュッカが院長たちの手でキレイにされる間、妻はずっと涙が止まらなかったらしい。その時は診察時間外で吹き抜けのある広い待合ホールには誰もおらず、妻は大声で泣いた。

 

 

僕は授業中、デュッカのことが気がかりではあったが、やると決めた以上やるしかない。切り替えて前を向ける、それは僕の取り柄だ。

 

でも、授業が終わった時に来た妻からのメールで、ふと我に返った。

 

『デュッカの心臓が止まった』

 

僕は涙が止まらなかった――。

 

 

本稿は拙著『ころんでも、まっすぐに!~犬に救われたドッグトレーナーが見つけた〈生命〉をつなぐ道~』より転載したものです。

 

 

人生で一番泣いた日です。

 

何度読みかえしても未だに涙が出てしまいますが、デュッカが僕に〈生命(いのち)〉というものはどういうものなのか? ということを教えてくれたエピソードであると同時に、淺井医院長はじめ、病院のスタッフがどれだけ日々、真剣に生命と向き合っているのか? 飼い主により沿ってくれているのか? ということが伝わるエピソードなので、ご紹介させていただきました。

 

くしくも今日が誕生日の淺井医院長の、すでに多くの方はご存知だとは思うのですが、もっともっと、素晴らしさが伝わればいいなと思います。

 

いつもお世話になっているばかりで、こんなことくらいしか出来ませんが……。

 

 

明日も引き続き、淺井医院長ともりやま犬と猫の病院のエピソードをご紹介したいと思います。
(明日は平日なので涙はナシの方向で)

リターン

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発送完了予定月
2025年12月

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●DOG DUCA代表高橋からのビデオメッセージ
※プロジェクト終了後、2025年12月までにYoutube限定リンクをお送りいたします

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※ 一度に複数口でのご支援も可能です。
※ 特別なリターン品をお届けしない代わりに、ご支援のほぼ全てをプロジェクトに充てさせていただきます。犬たちのためにありがとうございます。

申込数
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