
支援総額
目標金額 1,900,000円
- 支援者
- 101人
- 募集終了日
- 2019年9月30日
【残り7日】「子どもの権利条約」から見た、ミンダナオ島の現状
こんにちは。
早いもので、プロジェクト期間も残り7日、
支援額も目標まで残り約4割(80万円弱)となりました。
最後まで全力を尽くしますので、
引き続き応援よろしくお願いいたします。
さて、今回は、「子どもの権利条約」という観点から、
ミンダナオ島の現状について説明します。
「子どもの権利条約」(児童の権利に関する条約)を知っていますか?
子どもの権利条約とは、基本的人権が子どもにも保障されるべきことを
国際的に定めた条約です。
1989年に国連で採択、1994年に日本が批准しました。
つまり、今年で採択から30年、日本の批准から25周年という節目に当たり、
この条約に関するキャンペーンが国内でも続々と実施されています。
フリー・ザ・チルドレン・ジャパンも、
(事務局: 子どもの権利条約ネットワーク(NCRC)・認定NPO法人ACE)
本プロジェクトのメンバー2名と共に参画しています
※子どもの権利条約に関する説明・条文は、
国連児童基金(ユニセフ)のウェブサイトをご覧ください。
私は高校2年生の時に、
「子どもの権利条約」カード付きハンドブックの挿絵を担当しました。
※FTCJ公式サイト(上記リンク先)で購入可
それまで、子どもの権利条約は、学校の社会科でしか聞いたことが
ありませんでした。しかし、この冊子は、小学校でも使われるものです。
そこで、小学生の子ども達にも分かりやすく伝えられるようなイラストを
描くため、原文をを読んだり、関連する問題について調べたりしました。
当時、実際にニュースになっていたことや、日本の高校生を絵に登場させる
など、子ども達が少しでも親近感を持ってくれるよう工夫しました。
易しい日本語に置き換えて解説している
この冊子は教材の他、読み物としても使えるので、
学校の図書室などで、子どもの権利条約について知るきっかけにも繋がると
思います。私自身、この条約を読み「私たちにはこんな権利もあったのか」と
初めて気づいたこともありました。
今回のプロジェクトのミンダナオ島では、
学校がボロボロで、子どもたちが勉強をしたいと思っていても、
満足に授業をうけることが出来ません。
プロジェクト概要ページの動画や「■学校の状態」で、
●柱が腐食
●教室の床は穴・段差だらけ
●屋根や壁も穴だらけ
●カーテン・窓がない、ブラインドの木材も腐食して壊れている
●雨漏りが酷い
●冷房がない(フィリピンは年間30℃前後の高温多湿な気候)
●水道もトイレもなく不衛生、病気になる子どもも居る
といった状況を紹介しました。



フィリピン等の熱帯では日常茶飯事)が入ってくる
こうした状況を子どもの権利条約と照らし合わせてみると、
「倒壊しそうな校舎で不安を抱えながら教育を受けている」という
状態そのものが、「平等の精神に従って育てられるべきであること」
(前文より一部引用)を守ることが出来ていないと言えます。
よく見ると、床が全体的にひび割れている
先に述べた、校舎の老朽化や水インフラの整備不足は、
「締約国は、児童の身体的、精神的、道徳的及び社会的な発達のための相当な生活水準についてのすべての児童の権利を認める。 」(第27条の1.)
「すべての児童に対し、教育及び職業に関する情報及び指導が利用可能であり、かつ、これらを利用する機会が与えられるものとする。 」(第28条のd.)
「 定期的な登校及び中途退学率の減少を奨励するための措置をとる。 」
(第28条のe.)
などが満たされていない事を意味します。
そして、政府による支援が後回しにされ、
先住民族が取り残されていることも、
「すべての児童が社会保険その他の社会保障からの給付を受ける
権利を認める」(第26条)
「締約国は、特に全世界における無知及び非識字の廃絶に寄与し 」
(第28条の7.)
「児童の人格、才能並びに精神的及び身体的な能力をその可能な最大限度まで発達させること。 」(第29条のa.)
「すべての人民の間の、種族的、国民的及び宗教的集団の間の並びに原住民である者の間の理解、平和、寛容、両性の平等及び友好の精神に従い、自由な社会における責任ある生活のために児童に準備させること。 」(第29条のd.)
といった条文の内容が守られていない状態と言えます。
全ての学校は平和な場所である。
学校を軍事拠点・兵舎・隔離施設・補給基地に使ってはならない。
これはフィリピンの法律(R.A.7610)(リンク先英語)であり、
子ども達の権利を守らなければならない。
教育を受けられない→大人になっても仕事に就けない→次の世代も…
という負のサイクルから脱し、質の良い教育を受けるという、
子ども達の権利を守るためにも、このプロジェクトの達成が必須です。
子どもたちに、自分たちに権利条約があることを、もっと広めたいと
思っています。皆様のご支援、ご協力、引き続きよりしくお願いいたします。
(補足)
フリー・ザ・チルドレン・ジャパンのミンダナオ島教育支援に
つきましては、公式ウェブサイトも併せてご覧ください。
(大学1年 後藤 瑞穂)
<9/23 0:15追記>
私が子どもの権利条約を知ったのは、小学5年生の春、
FTCJのテイク・アクション・キャンプに参加したときでした。
当時、いじめや体罰や虐待などの悲しいニュースをよく耳にしていた中、
子どもが条約で守られていることを知り、とても心強く感じたのと同時に、
このような条約が必要なくらい、辛い思いをしている子どもがたくさん
いることに、とても衝撃を受けました。
また、子どもの権利条約が気付かないうちに守られていないことも
身近にあります。例えば、学校で大人達が私たちの行動や意見を尊重・賛同
してくれなかったり、自分の意見を発表する・話し合う場が少なかったり
することなどはありませんか?
ロンチイベント(衆議院第2議員会館)にて
私はFTCJのテイク・アクション・キャンプに参加するのが大好きで、
この夏で7回目の参加でした。何回も参加したくなる魅力のひとつとして、
一緒に参加する仲間やファシリテータ、スタッフの方もみんなお互いの
意見を尊重しあい、そしてどんな私でも受け入れてくれるということが
あります。
※ファシリテータにつきましては、9/24投稿予定の新着情報で紹介します。
キャンプではみんな笑顔でいきいきしています。
私にとって、そして参加した子どもみんなにとっても、
このキャンプは、子どもの権利条約が守られていることが実感できる
平和な場所なのです。
さらに、私はこの夏、スタディツアーでケニアに行きました。
FTCJが支援する農村部の学校を見学しました。
校舎はきれいで設備も整っていて、授業も活発で、
みんな「学校で勉強するのが楽しい」と言っていました。
その時、ここでは「教育を受ける権利」が守られているのだな、と思い
ました。子ども達はみんな笑顔で元気で、本当に楽しそうでした。
今回のプロジェクトのミンダナオ島の学校は、校舎がぼろぼろで、
雨の時などは授業ができない状況です。これは、
「すべての児童に対し、教育及び職業に関する情報及び指導が利用可能であり、かつ、これらを利用する機会が与えられるものとする。 」(第28条のd.)
「 定期的な登校及び中途退学率の減少を奨励するための措置をとる。 」
(第28条のe.)
つまり、「教育を受ける権利」が守られていないと思います。
私達子どもにとって、学校は一日の大半を過ごす場所です。
その学校が危険で安心できない場所では、子ども達が笑顔でいきいき
過ごせるでしょうか。私は、ミンダナオ島の子ども達も、安心して毎日学校に
通えて勉強ができるという、「当たり前の権利」で守られ、笑顔でいきいき
過ごしてほしいと思っています。

子どもの権利条約の採択30周年、日本の批准25周年という記念の年に、
多くの方からご協力・ご支援をいただけることを心から願っています。
(中1 坂口 くり果)
リターン
1,000円

【学生限定】ミンダナオ島の子どものためにできることを。(税額控除対象)
■ FTCJユースチームからお礼のメールをお送りします。
■寄付領収書(希望者)
※本リターンは学生(及びそれに準ずる年齢の方)限定とします。
- 申込数
- 12
- 在庫数
- 制限なし
3,000円

*税額控除対象【お気持ちコース】
■ FTCJからのニュースレターをお送りします。
・FTCJユースチームからお礼のメールをお送りします。
・寄付領収書(希望者)
- 申込数
- 41
- 在庫数
- 制限なし
1,000円

【学生限定】ミンダナオ島の子どものためにできることを。(税額控除対象)
■ FTCJユースチームからお礼のメールをお送りします。
■寄付領収書(希望者)
※本リターンは学生(及びそれに準ずる年齢の方)限定とします。
- 申込数
- 12
- 在庫数
- 制限なし
3,000円

*税額控除対象【お気持ちコース】
■ FTCJからのニュースレターをお送りします。
・FTCJユースチームからお礼のメールをお送りします。
・寄付領収書(希望者)
- 申込数
- 41
- 在庫数
- 制限なし

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