“5年目”が始まりました

3月11日がまたやってきました。

女川福幸丸のクルーのほとんどが家や家族をこの震災で失い、なんとも言い表せない感情が続く日々を過ごしていた4年前。

今年もあのときのように寒くて雪が舞った女川町では追悼慰霊祭が14時より行われました。

遺族代表の言葉を述べたのは、福幸丸クルーの一人です。

とても立派でした。

初代船長や副船長とは歳が10歳下です。

今年成人した彼は、私たちが中学校時代のボランティアの時間に通った保育所の園児でした。

今現在、福幸丸で一緒に活動しているなんて、その当時はお互い夢にも思っていなかったでしょう。

当たり前のように地元の友達が気軽に集える。そして年齢の垣根を越え、若者がひとつになり同じ目標を達成しようとしている。

それが女川福幸丸なのです。