
支援総額
目標金額 3,000,000円
- 支援者
- 202人
- 募集終了日
- 2021年5月31日
【前編:小浦と紅谷の出会い】地域医療最前線NOW
大変多くの皆様からのご支援誠にありがとうございます。また、あたたかくそして心強い応援のコメントをお寄せいただきありがとうございます。
今回はごちゃまるクリニック 小浦先生とオレンジホームケアクリニック 紅谷先生による対談【前編】をご紹介いたします。
▼ 目次
|小浦と紅谷の出会い
|ごちゃまるクリニックスタートのきっかけとは?
|本当に自分がやりたいことは、病院の守り人になることだったんだろうか?

4月12日に行いました「地域医療最前線NOW~小浦友行×紅谷浩之 特別対談~」を、3部にわけて、振り返っていきます。
動画はこちらからご覧ください!https://youtu.be/R8Xrp7mGYlc
【前編】
紅谷:小浦先生にとって、もし立ち話体に話すなら「地域医療の定義」ってどんなものですか?
小浦:一言で言うと「人が営む場」。営みの場で行われる医療、ケアが地域医療。
自分がやりたいことを考えた時に、営み。生活と言う言葉にはない、大変さも楽しさもひっくるめて営むと言う表現を使うようにしています。
紅谷:家庭医療と地域医療の違いはなんでしょうか?
小浦:家庭医療は、医師の専門領域の中の一つ。
地域医療は、家庭医療の専門領域の医師ばかりがやるものではありません。いろいろな専門家、専門職とやっていくものが地域医療と考えています。
家庭医が地域医療、小児科医が地域医療もありえる話で、似て非なる表現だと思っています。
紅谷:「病院医療」は、その人の個性は排除して、生活感を消していきます。過去未来は見ず、今の状態を評価します。それは、医学的、科学的判断のため、時間軸も生活感も最小限にしています。
「地域医療」は、生まれた時から、将来の夢、ご先祖様から子孫にどう続くか。時間軸を長く、生活も、その人を丸裸にするだけではなく、どんな服が好きか、どんな友達がいるか、どんな家族なのか、どんな仕事しているのかを広げていき、時間軸も生活軸もぐんと広げているのが特徴だと思っています。
小浦:すごく共感できる気がします。
紅谷:出会いは、私が福井大学総合診療部1期生、小浦先生が医学生の時。
私が、高浜町和田診療所を立ち上げた頃、寺澤秀一先生(福井のボス)と、山城清二先生(富山のボス)が沖縄県立中部病院で一緒に働いていました。山城先生が富山に赴任した時に、小浦先生は、山城先生に家庭医療、地域医療への意気込みを話していました。山城先生は、私のいる「和田診療所をみてきたら?」と勧められました。
当時、私が医者4年目で現場に奮闘しているのを、小浦先生の目にはどう写っていましたか?
小浦:あの時は一生懸命、苦しみながらも頑張っておられましたよね。でもその中でも楽しんでおられた。いろんな仲間とともに、地域でケア、人と接する時間をもち、地域で生活、仕事する姿がかっこいい、羨ましいと感じました。
紅谷:必死だったんですよ。あの時、学生さんきたら一日中連れ回しますね。
今日、小浦先生は院内向けに家庭医療についてのレクチャーをしましたよね?まさにそう言うレクチャーを朝7時〜夜10時まで熱く語って、学生さんに勘弁してくださいと言われたこともありました。笑
小浦:観光も研修だと、寺を巡ったりもして、すごく斬新だと感じました。ありそうでなかったものだし、地域を楽しむと言うことをさせてもらいました。
紅谷:名田庄村での修行中は、地域に出てこい、というスタンスで、ヘルパーと一緒に訪問して、ご飯作ったり(私は作れないので見てるだけですけど)、デイサービスで食事介助したり、本当に貴重な体験でした。
地域の文化、歴史をしっておくことは中村伸一先生から学んだことです。
出会いは16年前に遡ります。
医者4年目で地域に出て奮闘している私と、地域に興味がある学生小浦さんとして出会ったのが初まりでした。
小浦:顔を合わせる機会は少なかったですが、過ごした時間の濃さは強烈に残っていて、それがイメージ像になっていたことは事実です。

ごちゃまるクリニックスタートのきっかけとは?
紅谷:2020年7月31日のシンクハピネスさん企画の人生会議のウェビナーで、小浦先生を見つけて再開を果たしました。
「小浦先生が入ってる…緊張するぞ…笑」
その時はどんな気持ちでした?
小浦:4年前に富山大学総合診療部で卒業してからずっと、研鑽を積んでいました。
いつか地元に戻って、という想いを山城先生に話して、涙ながらにみんなにお祝いしてもらい、お別れして、突然自分の故郷ではありませんが、ご縁があり穴水総合病院の勤務医としてスタートしました。
実は、勤務医として、病院家庭医としてやっていこうと心に決めて、それで地域をよくしていけるし、なんでもできると思っていました。救急の入院も、訪問も地域ケアもできると思っていました。
行ってみると、ありがたいことに色んなところからニーズがあり、ありがたいことに「病院の守り人」になっていました。
地域の中核病院を支援することが大事だと肌で感じてやっていましたね。
本当に自分がやりたいことは、病院の守り人になることだったんだろうか?
小浦:大事だと思いながらもやりたかったのは本当にそれなのか?と考えはじめながら、コロナの時代を迎えました。
本当に分断だらけの世の中になってしまい、御多分に洩れず、人生設計を考え直すようになりました。
その時、綻びが見えてしまったと言うか、本当に地域をよくすることは他にもやり方があると原点回帰したところがあって、自分はやはり病院でやるタイプの家庭医よりも、地域にもっと溶け込んでいって、箱の外に出て、住民さん達と一緒に奮闘するようなやり方だったんじゃないかと考え始めたんです。
富山で、そういう活動をした経験が印象に残っていて、地域の保健師さんや住民さんと一緒に健康教室をやって、「どうやって絆や生きがいをつくろうか」というのを富山県の市街地でやっていて、当時すごくそれが楽しくて、自分はすごくやりたいんだなと思った時に、仕事の仕方を変えてみようと思い今に至っています。
紅谷:富山の地域の活動はどのようなベースでやられていたんですか?まちなか診療所の前段階?
小浦:富山大学が、富山市からの寄附講座という形で都市型の地域包括ケアの支援と研究等目的で講座を設けていました。
その時に、山城先生から「小浦くんやってみないー?」と言っていただき、そのお仕事をさせてもらいました。当時、三浦太郎先生と渡邊史子先生というバリバリの家庭医二人と、僕は一体何ができるんだろうと思いながら、やっていくことになりました。
その時に保健師さんから、「先生は喋りが面白そうだから健康教室やってくれない?」と言われて健康教室をやったら、思いの他いい感じになって、こういうことって本当に面白いなと思いました。
保健師さんとシリーズもので健康教室をやったり、ただ喋っているだけではなく、みんな巻き込んでわいわいやっちゃえというような感じでした。
グルループワークで接した住民さん、老人会のみなさん、民生委員さんなどと一緒に一生懸命やってたことがとっても楽しくて、こういうところから地域が良くなるのは本当に面白いなと感じました。
紅谷:その楽しさは、地元輪島に戻ることを見据えて湧いてきたんですか?楽しさがあったから、地元輪島の方に戻ろうと思ったんでしょうか?
小浦:その当時、いつかは戻ろうと思ってました。思いつつもその時目の前にあった富山市の活動が単純にその時その場で楽しかったという感じで、先の展開を読んで楽しいという感覚はあんまりなかったです。
「あ、これ好きなんだ、自分!」と。
これまで救急だのなんなのといろいろやっていたのですが、これは楽しいぞと感じました。
紅谷:まさに天性ですね。
小浦:好き好んだ場所がそういう方面だったのかもしれません。
紅谷:寺澤組と山城組も沖縄県中から派生しているので、救急総合診療部的なのがあるから、私も救急やってて楽しいなというのがありますが、最初名田庄村行って、これがやりたかったんだと思う感覚は濃く残っています。同じ感覚だなと思いました。
小浦:今までやってきたものは故郷で過ごした日々と重なるような感覚が湧いてきたと言うのはあったかもしれないです。
富山で活動していた仕事が、故郷でかつてでお世話になっていたご近所さん方々と重なってきたと言うのは、今思えばありますね。
紅谷:富山で地域に出ていく活動を、医局の流れでやりましたけどそれが楽しいじゃんと思うのであればこれをやりに輪島に帰るかですね。
小浦:そこから少しずつリンクしてきた思いはありますね。
リターン
3,000円

【応援コース】ごちゃまる小浦の熱いお礼メッセージ(動画)
・感謝の気持ちを込めたメッセージ(動画)
※リターンの原価がかからない分、手数料を除いた多くのご支援を活動にあてさせていただきます。
- 申込数
- 83
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年8月
10,000円

【応援コース】年間活動報告会へご招待(オンラインを予定)
・ごちゃまる小浦の熱いお礼メッセージ(動画)
・2022年3月開催の年間活動報告会へご招待(オンラインを予定)
※リターンの原価がかからない分、手数料を除いた多くのご支援を活動にあてさせていただきます。
※報告会については、別途メールにて詳細をお送りいたします。
※リターンについては、ご準備できたものから順次対応させていただきます。
- 申込数
- 43
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
3,000円

【応援コース】ごちゃまる小浦の熱いお礼メッセージ(動画)
・感謝の気持ちを込めたメッセージ(動画)
※リターンの原価がかからない分、手数料を除いた多くのご支援を活動にあてさせていただきます。
- 申込数
- 83
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年8月
10,000円

【応援コース】年間活動報告会へご招待(オンラインを予定)
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・2022年3月開催の年間活動報告会へご招待(オンラインを予定)
※リターンの原価がかからない分、手数料を除いた多くのご支援を活動にあてさせていただきます。
※報告会については、別途メールにて詳細をお送りいたします。
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- 2022年3月

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