落合陽一演出・出演ヒューマンコードアンサンブル | ご支援のお願い
落合陽一演出・出演ヒューマンコードアンサンブル | ご支援のお願い

支援総額

3,359,000

目標金額 3,000,000円

支援者
60人
募集終了日
2022年10月18日

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2022年10月07日 20:00

藤倉大 × 小川加恵 によるスペシャル対談公開!

 

いつも『HUMAN /CODE ENSEMBLE ヒューマン・コード・アンサンブル』にご関心を寄せていただき、誠にありがとうございます。

 

10月18日(火)にクラウドファンディングが終了するまであと11日に迫りました!目標金額は300万円。今回の公演では、音楽鑑賞における体験拡張への新しい取り組みに挑戦するため、通常のクラシック音楽事業と比較しても非常に多くの費用がかかっております。目標金額はなんとしても達成したく、皆様のご支援や応援が必要です。どうか引き続き温かいご支援を頂けますと幸いです。

 

本日は古楽器×メディアアート×身体パフォーマンスという、いまだかつてないコラボレーションによる楽曲を書いて欲しいという無理難題にも思われるリクエストを、藤倉大さんはなぜ快く引き受けて下さったのか、スペシャル対談にてたくさん語って頂きました!

 

 

<ソロ・フォルテピアノのための委嘱作品『Past Beginnings』について>

 

コンサートの後半に演奏する、古楽器×メディアアート×身体パフォーマンスのためのコラボレーション作品(タイトル:近日公開)にはその心臓部となる楽曲、ソロ・フォルテピアノのための『Past Beginnings』が挿入されています。

 

フォルテピアノのための作品を書くのは今回が初めてという藤倉氏が『Past Beginnings』作品を通じて表現したフォルテピアノの魅力について語っていただいた小川との対談の内容もご紹介します!

 

小川:私が今回藤倉さんにフォルテピアノのためのソロ曲を書いてほしいとお願いしたのは、かつてベートーヴェンが当時最新の技術を駆使して作られた様々なタイプのフォルテピアノを目の当たりにして、次々に新しい音楽表現を生み出していったように、現代に生きる作曲家の視点から捉えられるフォルテピアノとその音楽表現の新しい可能性への挑戦を、私自身は演奏する立場からご一緒したいと思ったからです。

 

藤倉:これまでピリオド楽器のための作品は書いたことがなかったんですが、ちょうど1年くらい前にナチュラルホルン奏者の方から作品の依頼を受け、そのすぐ後に海外のオーケストラからトラヴェルソ協奏曲を書いてほしいと依頼があって、そうしたら次はチェンバロ奏者の方から作品の依頼があって。まるでこの1年、ピリオド楽器のための作品を書く期間とでも定められているような時期が続いていたんです。そんな時に小川さんからフォルテピアノのためのソロ作品の依頼をもらって、これはもう書く運命にあると思いましたね 笑 でも実は今回依頼を受ける数年前から個人的にフォルテピアノにはとても興味を持っていて、ポーランドにあるショパンインスティチュートまで行って楽器に触らせてもらったりもしていました。

 

藤倉:『Past Beginnings』の制作にあたって小川さんとは何度もセッションをさせてもらったんですが、フォルテピアノを実際に弾いてもらってまず驚いたのがその音色の多彩さでしたね。低音と高音では同じ一台の楽器なのかと思うくらい音色が違いますし、演奏の仕方によってもまるで異なる表情を見せてくれます。また音の減衰の仕方を聴くと、ベートーヴェンが書いた旋律のフレーズに自然と一致していて、いかに彼が楽器の息づかいに寄り添って作品を書いていたかが分かります。このフォルテピアノ独特の音の減衰の速さを活かして色々な表情を引き出せるような作品にしたいなと思いましたね。

 

藤倉:あるときのセッションで小川さんはベートーヴェンの月光ソナタの一楽章を弾いてくれたんですけど、楽章間中、常にペダルを使い続けても不快になるような音の混ざり方は一切しないし、むしろそれが幻想的な曲の雰囲気を実に効果的に表現していて、こういうところにも音の減衰の速さを活かした表現方法が使われているんだなと納得しましたね。

それに衝撃的だったのがモデラートペダル。このペダルを使用したときの劇的な音色の変化には大変驚きました。小川さんが仰っていたように、現代のピアノが音量の拡大という視点において発展していったのに対し、この時代のピアノがいかに音色の多彩さというところに焦点をあてて改良を重ねていっていたのかが分かりますね。

 

小川:ベートーヴェンは月光ソナタの第一楽章冒頭に「楽章間中、常にピアニッシモで、ソルディーノなしで」演奏するようにと指示を書いています。ソルディーノとは弱音器という意味ですが、当時のベートーヴェンはソルディーノを、弦の振動をとめる装置のダンパーという意味で使っていました。つまり「楽章間中、ダンパーを使用せずに」演奏することを求めていたことになりますね。この指示にしたがって演奏してみると、幾重にも音のベールが重なり合い、夜霧に浮かぶ月明かりが美しく辺りを照らす幻想的な風景が目の前に広がるような感じがしますね。現代のピアノで同じことをすると不協和音に満ちてしまって、同様の効果が得られないので、ベートーヴェンがいかに所有していた楽器の個々の特性を熟知し、その音色や機能を最大限に自身の音楽表現に反映させようとしていたかが分かりますね。

 

藤倉:僕のこれまでのピアノ作品、といっても「現代のピアノ」のための作品ではペダルは敢えて極力使わないように作曲してきたんです。でも今回フォルテピアノのペダル機構とそれによって得られる音色変化の面白さに惹かれて、僕の作品としては初めて曲中を通して常にペダルを使用し、ペダルを使用することでしか得られない多彩な音色変化に焦点をあてて作りました。

 

小川:藤倉さんから作曲途中の作品の一部が送られてくるたびに、18〜19世紀の演奏法では演奏したことがないような新しい奏法や、ペダルの使用指示が書かれていて、20年以上フォルテピアノを演奏してきてこれまで染み付いてきた頭と身体の回路を一回一回壊さないといけないほど斬新で刺激的なセッションとなりましたね。笑

 

藤倉・小川:この作品名を一緒に相談して『Past Beginnings』というタイトルにしました。これにはフォルテピアノという過去の遺産を、遺産のままで終わらせるのではなく、現代を生きる作曲家と演奏家が21世紀に過去の遺産をどう活かし、継承していくか ー 古くに作られた楽器が新しい時代の着想を得て、再び息を吹き返し、鼓動を始める ー そんな可能性を感じて頂ける作品になったらという思いがあります。11月に迎える公演をきっかけに、今を生きる世界中の多くの人々にフォルテピアノの新しい魅力を伝えられる作品となれることを願っています。

 

 

リターンには、藤倉大氏による『Past Beginnings』直筆草稿(額入り)コースもご用意させていただいております。世界でたった一つの直筆草稿(額入り)を公演の思い出にいつまでも飾っていただけますと嬉しいです!

 

公演の開催には皆様からの温かいご支援や応援が必要です。今回のクラウドファンディングプロジェクトをご存じないという方も多くいらっしゃる状況です。ぜひ、情報の拡散にもご協力を頂けますようよろしくお願い致します。

 

リターン

10,000+システム利用料


スタンダードコース

スタンダードコース

●ホール鑑賞(良席)チケット 1枚

●御礼のメール
●パンフレットにお名前掲載(希望者のみ)
●公演予習つきパンフレット(PDF)

※ホール鑑賞チケットは、前方・中央寄りの良席をご用意します。座席指定は出来ませんので、ご了承ください。
※11月3日(木・祝)15時公演 or 11月4日(金)17時公演を選択肢にてお選びください。
※パンフレットへのお名前掲載については10月18日(火)までに着金が完了した方のみ対象です。

申込数
17
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年12月

15,000+システム利用料


オリジナルグッズコース

オリジナルグッズコース

●オリジナル・ポストカードセット(落合陽一撮影のフォルテピアノ写真、公演当日の舞台写真など全5種類)とオリジナルステッカー
落合陽一が撮影したフォルテピアノ写真、公演当日の舞台写真が含まれた5枚組ポストカードセットです。フォルテピアノの質感や、公演当日の様子を鮮明に写し出す写真作品の数々をお楽しみください。
※写真はイメージです。実際のものと異なる可能性がございます。
※公演舞台写真は落合陽一撮影ではございません。

●ホール鑑賞(良席)チケット 1枚

●御礼のメール
●パンフレットにお名前掲載(希望者のみ)
●公演予習つきパンフレット(PDF)

※ホール鑑賞チケットは、前方・中央寄りの良席をご用意します。座席指定は出来ませんので、ご了承ください。
※11月3日(木・祝)15時公演 or 11月4日(金)17時公演を選択肢にてお選びください。
※パンフレットへのお名前掲載については10月18日(火)までに着金が完了した方のみ対象です。

申込数
7
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年12月

10,000+システム利用料


スタンダードコース

スタンダードコース

●ホール鑑賞(良席)チケット 1枚

●御礼のメール
●パンフレットにお名前掲載(希望者のみ)
●公演予習つきパンフレット(PDF)

※ホール鑑賞チケットは、前方・中央寄りの良席をご用意します。座席指定は出来ませんので、ご了承ください。
※11月3日(木・祝)15時公演 or 11月4日(金)17時公演を選択肢にてお選びください。
※パンフレットへのお名前掲載については10月18日(火)までに着金が完了した方のみ対象です。

申込数
17
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年12月

15,000+システム利用料


オリジナルグッズコース

オリジナルグッズコース

●オリジナル・ポストカードセット(落合陽一撮影のフォルテピアノ写真、公演当日の舞台写真など全5種類)とオリジナルステッカー
落合陽一が撮影したフォルテピアノ写真、公演当日の舞台写真が含まれた5枚組ポストカードセットです。フォルテピアノの質感や、公演当日の様子を鮮明に写し出す写真作品の数々をお楽しみください。
※写真はイメージです。実際のものと異なる可能性がございます。
※公演舞台写真は落合陽一撮影ではございません。

●ホール鑑賞(良席)チケット 1枚

●御礼のメール
●パンフレットにお名前掲載(希望者のみ)
●公演予習つきパンフレット(PDF)

※ホール鑑賞チケットは、前方・中央寄りの良席をご用意します。座席指定は出来ませんので、ご了承ください。
※11月3日(木・祝)15時公演 or 11月4日(金)17時公演を選択肢にてお選びください。
※パンフレットへのお名前掲載については10月18日(火)までに着金が完了した方のみ対象です。

申込数
7
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年12月
1 ~ 1/ 16


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