8月16日 今日は、これまで支援活動をしていたエルサレムを離れ、イスラエル最北にあるゴラン高原へのPolitical Tourを計画しました。明日、日本へ向かう細川先生がパレスチナにいる間に実現できて本当によかった!!! ヨルダン川を挟んでパレスチナと ヨルダンが接するヨルダン川とその横に広がるヨルダン渓谷(略称:渓谷)を国道90号線を一気に北上するのです。片道250㎞、所要時間3.5時間を要します。 渓谷は、肥沃な土地でイスラも多くの入植地を作り、家屋破壊とパレスチナ時の土地の収奪、そして、イスラエル空軍基地の存在など西岸地区でも緊張の著しいところです。(活動の後半に詳細な活動を計画しています) パレスチナ北部に位置して、ヨルダン川の源流ともなるガレリア湖の東岸を通り抜け、午後1時近くにゴラン高原の中心地Majdal Sgamsの街に到着しました。 途中、多くの入植と少なくとも35個以上の風力発電装置が設置されていました。 イスラエルは、入植地建設で侵略の既成事実を積み重ねながら、高原のみならず電力産業も利益追求の場としているのです。現地のイスラム教ドルーズ派も参加しているArab Human Rights Center in Golan Heights(ゴラン高原アラブ人権センター)の事務所で、代表の弁護士・カラマ氏からゴラン高原の歴史と現状の説明をうけ、直ちにフェンスで分けられているシリアとの国境へ・・・・ 1963年第3次中東戦争以来、イスラエルがシリア国内に軍事侵攻し占領されてしまったのが、ゴラン高原の現状の始まりです。また、依然として地雷が住民と動物への被害が出ているのです。しかし、高原内にあるレーム湖をみはらす高台に上がるといかにゴラン高原の緑が豊かなことか・・・イルラエルは、この肥沃な土地の収奪を考えているのは今も全く変わりません。