スタンプ猫紹介〜ノビルの事〜

このスタンプはノビルです。

　2016年11月に保護されました。
保護時には捕獲器の中で首が後ろへ反ったまま体が硬直した状態になっていて、即入院になりました。

　ノビルには神経異常があるとわかりました。
そのうえ人馴れしていないノビルのお世話は、そーっと細心の注意をはらって行わなくてはいけませんでした。
ケージには
「神経過敏なので、そっとお世話をしてください」
「驚ろかさないでください」
「触らないでください」
などなど注意事項がたくさん書いてあり、とても緊張しながらお世話をしていたことを思い出します。
人間の前だと固まってしまうノビルの動きを確認するために監視カメラで24時間チェックしていたこともありました。

　固まってばかりいたノビルも少しずつ他の猫と触れ合う様になって、猫じゃらしに戯れるようになったり、取っ組み合いの遊びもするようになりました。
今でも少し動きにぎこちなさは残りますが、普通の猫と全く変わらない生活をしています。
撫でる事が出来るくらいに人馴れもしました。

　去年の12月中旬、ノビルが右前足を痛そうに浮かせて歩いていました。
怪我を疑い病院に行ったのですが、自己免疫性疾患の疑いがあると診断されました。
今は投薬で症状は治っていますが、今後も経過観察が必要です。
大事に至らないように祈るばかりです。