改めてご寄進いただいた皆様へ御礼

この度は神護寺国宝の梵鐘を掲げる鐘楼堂の屋根第一期工事に対して心あたたまるご支援を頂戴し、誠にありがとうございました。

こちらでの御礼が遅くなってしまいましたが、本年7月17日（水）よりご支援を募集しておりましたクラウドファンディングは、皆様の多大なるご支援により、9月13日（金）23時に無事に終了することができました。

この期間、直接ご支援のお申し出をいただいた方、神護寺展での募金を合わせますと、現在1,729万円ものご支援を頂戴しておりますこと、皆様方に心より御礼申し上げます。

皆様からの応援コメントを拝見しておりますと、長年に渡り神護寺を支えてくださっている方々から、神護寺展に足をお運びいただいた方々、また今回の取り組みを通してご興味を持ってくださった方々まで、広く様々なご緑をいただき心から嬉しく思います。

現在、神護寺境内では鐘楼堂の足場工事が開始しております。皆さまから頂戴いたしましたご支援は第一期工事として行われますこの足場に始まり、杮を剥がしながら、どの程度傷みが進んでいるのか、下地の様子などの調査の費用として大切に活用させていただきます。

来春からの第二期工事ではいよいよ本格的な杮葺きが開始となります。第二期工事についても多額の費用を要することから、あらゆる資金調達手段を考えております。第二回クラウドファンディングもそのうちの一つとして検討しておりますが、皆様からのご意見も頂戴しながら進めていければと考えております。

返礼品については準備が整ったものより順番にご送付を開始しております。全ての方のお手元に届くまで今しばらくお時間を頂戴できますと幸いです。

御本尊国宝薬師如来立像をお守りする金堂をはじめ、その他にも修繕を待つ建築物や文化財が神護寺には数多く存在します。これらを次の100年、200年へと歴史を繋いでいくためには、引き続き皆様のお力が必要です。これからも神護寺を見守り、応援いただきますようよろしくお願い申し上げます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　合掌
令和6年10月吉日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　高雄山　神護寺　貫主
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　谷内　弘照

 ＜現在の鐘楼堂の工事経過＞
​​​​神護寺境内には重機が立ち入れないため、全て手作業で工事いただいています。
足場の完成がようやく近づいてきました。