キハの現状をご紹介！今後の展開を考えていきます。

皆さまご無沙汰しております。

この２年間、一般向けの運転体験がまったく開催できず、皆様への情報発信が

滞っておりました。

 

改めてキハ２００４号を守る会から、ご支援いただいた車両の現状をお知らせします。

車両が茨城から福岡へやってきて５年が過ぎました。

この間、お披露目式や運転体験のほか、数えきれない新聞やテレビ掲載、時にはテレビやアクションイベントで、国内をはじめ世界に配信いただきました。

 

 

そうした中、未知の感染症はキハへも襲い掛かりました。

 

前回、運転体験の状況をお知らせしてから半年後、運転体験を含む大掛かりなイベントはすべてストップ。

特に、会の収入源であった一般向けの運転体験は２年間行われていません。

この間、キハのすごさ、運転の面白さを知った常連の皆さまから幾度か貸し切りでのお申し込みを頂き、緊急事態宣言等が出されていないタイミングで開催して参りました。

また、爆破ロケや著名人の皆さまのテレビロケなどを含め、開催の状況は、フェイスブックの守る会ページでご紹介させて頂いております。

 

 

 

一方、順調に運転体験を重ねていれば、積み立てられていたであろう補修資金が、まったくありません。

とはいえ車体の腐食が進み、昨年末に急きょ、屋根上を中心とした補修を行いました。

作業を進めるにつれ、外板の腐食が次々と判明。

特に、いわゆる「おでこ」の部分は内側から無数の当て板で保守されており、この古い車両をどうにか守ろうと、保守に携わってきた歴代の皆様の苦労がしのばれる状態です。

 

 

今回は、屋根上のさびた箇所に錆封じ加工を施し、エンジン吊り上げに使っていたと思われる四角形のふた部分をコーキングで補修しました。

 

 

 

また、おでこの部分も万全とは言えませんが、予算の範囲内でいったんさび封じ加工を行い、パテで成形し塗装しています。

 

 

また、車体全体のさびも、雨どいの腐食が影響し拡大しているため、この雨どいも早急に撤去する必要がありそうです。

 

 

一度、皆さまに助けていただいたキハ２００４。安易にまた募金に頼ることはしたくないとの思いで、守る会を運営してきましたが、感染症が確実に収束する見通しのない中、もう限界が来たようです。

まだまだ漠然とした予定ですが、本年中に大掛かりな補修を行うことにしました。

それには、また皆さまのお力を借りねばなりません。

また、塗装についても一般国鉄色にして欲しい！との要望をかなり頂いているところですが、多くの皆さまのお力添えを頂き搬入できたキハですから、守る会の独断では決めたくないと思っています。

今後、方針についてフェイスブックやこちらのページを中心に情報発信させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。