お話会は小学校の平和教育の授業として開催して下さっています。

新型コロナの感染収束が見通せない中、皆さまはお元気でお過ごしでしょうか？

皆さまのご支援をいただいて、2020年1月に出版することができた『シベリアのバイオリン』は、コロナ禍でお話会を企画することができない中、本を読んで下さったった方が、大学の授業や小学校の『平和教育』の授業で、著者のお話と音楽の会を作ってくださっています。

去る6月29日（火）は、静岡県富士宮市にある富士宮市立大宮小学校の6年生の『平和学習会』にて、お話と演奏をさせていただきました。

・6月29日大宮小学校での平和教育の授業記録

・授業風景：演奏とお話

参加して下さった6年生の子どもたちの感想文を届けてくださいましたので、お話会を共有し、振り返ることができました。
 

・感想の中には、「戦争で捕虜になった人がいることを知らなかった」という子もあり、「戦争が人々を苦しめたことを知って、今が幸せだと思った」という感想や、
「一郎さんが苦しい収容所の中でも希望を失わないで生きてこられたのは、好きなバイオリンを弾きたいと思ったからで、バイオリンを作ったことはすごいと思った」という感想は、『戦争禍の中の希望』を多くの子どもたちが感じてくれたようでした。

そして、著者のピアノと著者の実妹：貴美子さんのチェロの演奏に
「“革命”という曲は、その気持ちが良く表れていて感動した」など、演奏を聞いた感想も多くありました。

戦争体験を語るだけではなく、『シベリアのバイオリン』に寄せた曲の演奏を届けることで、より深く、平和への想いを繋ぐことができていることを、改めて実感しました。

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・その他、この間、大学の授業でオンラインでお話をさせていただく機会をいただいたり、今年の夏は、敗戦記念日で戦争を語るのではなく、『平和を語る場』を用意くださっているグループもあり、静岡市近郊ではなりますが、平和への願いを拡げる活動を続けています。

今は、遠方の皆さまに、お話と演奏会を企画していただくことは、難しい状況ですが、新型コロナの感染が収束した暁には、ぜひ、地域の子どもたちや平和を伝える企画にお招きいただければ、喜んで馳せ参じます。
1日も早い、コロナ感染の収束を願っております。

出版から1年半で、重版が決まり、2刷りに入りました。
皆さまのご声援に心から感謝申し上げます。

どうぞ、心と体を未来に拓いて、お元気でお過ごしください。
皆さまにお目にかかれます日を心待ちにしております。

2021年7月19日　　　　プロジェクト事務局：馬場利子記