気持ちはいつまでもヤングアダルト！YaYaYa読書会

２ヶ月に１度開かれる当館の読書会、名前をYaYaYa読書会と申します。

 

読み方は、「ヤーヤーヤー読書会」です。

 

Yaとはヤングアダルトの略で、YA文学という、子どもと大人のはざまの世代に向けて書かれた作品のジャンルがあります。

 

当館の読書会は、YAの物語を読んでいます。毎回５〜６人の方が参加してくれています。

 

開館以前から、地元の地域や他の図書館の読書会で子どもの本を読み続けているベテランの方々ばかりです。

 

課題本は毎月、スタッフが選びます。

 

高知ゆかりの植物学者の伝記『牧野富太郎【日本植物学の父】』（清水洋美／著　里見和彦／絵　汐文社）（2021年の読書感想文課題図書にも選ばれていました）が課題本だった月はとっても盛り上がりました。

 

牧野植物図鑑をめくりながらお話をされる方や、実際に花を持って来てくださった方、本を読んでから、自分が散歩をするときに草木に目が行くようになった、との感想を話されたり、また、牧野家の子育ての話、奥さんの話など、多岐に渡るお喋りに花が咲きました。

 

１冊の本をじっくり読み込んで、自前の課題本には付箋をいっぱい貼って参加してくれる方もいます。

 

英米文学が課題本の時には、原文のオリジナルを読む人もいるし、HPや周辺情報をリサーチする人もいて、その様子はまさに文学ゼミさながら。

 

とはいっても敷居が高い感じではなく、とってもウェルカムな優しい方たちばかり。

 

今は年齢層高めですが、若い世代の人たちが参加してくれると、とっても面白い話が聞けると思います。

 

同じ本を読んでも印象に残る場面が違ったり、世代が違っても感動する場面が同じだったり、何気ない感想をおしゃべりするだけなのですが、終わった後になんともいえない満足感を感じられるのが、読書会のいいところ。

 

和気藹々と本を囲んでおしゃべり、皆さんも参加してみませんか。