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【自然】そもそも中央アルプスってどうやって出来たの?
★中央アルプスの成り立ち
中央アルプスの基盤となっている木曽駒花崗岩ができたのは、
約7,000万年前、恐竜が生息していた中生代白亜紀のことと考えられています。
その後、この地帯全体の上昇が起こり、地下数kmにできた花崗岩を覆っていた
地層や岩石が削り取られながら地表に露出。
そして80〜70万年前に南アルプスに押し出される形で急速に隆起、上昇します。
その結果3,000m級の高山となった中央アルプスは、
最終氷期(約11.5万年前〜1.17万年前)、特に約6万年前と約2万年前ごろに
氷河が大きく発達し、氷河地形を造り出しました。
★中央アルプスに氷河があったのか?
●氷河と氷河地形・周氷河地形
氷河とは、降り積もった雪が圧縮され成長してできた氷の塊「氷体」が、
重力や自重によってゆっくりと流動しているもののこと。
ヒマラヤやキリマンジャロなど山岳地に形成される山岳氷河と、
南極大陸やグリーンランドのような広大な面積の大陸氷河があります。
もっとも新しい氷期=最終氷期(約11.5万年前〜1.17万年前)のうち、
約6万年前と2万年前には日本にも氷河が発達していました。
氷河の働きによってできた地形を「氷河地形」といいます。
また、非常に強い寒さにより地中の水分が凍結・融解を繰り返すことで
形成された寒冷地の地表地形を「周氷河地形」といいます。
中央アルプスはこの2つの地形を見られる貴重なスポットです。
●カール(圏谷)
氷河地形の代表格「カール」は氷河の侵食作用によりできた半椀状の地形です。
山頂付近の氷河はゆっくりと流動しながら山肌を削り取り半円状の谷を形成。
氷河があるうちはその形はわかりませんが、氷河がなくなるとその形が現れます。急峻なカール壁と平坦なカール底が特徴です。
中央アルプスにはいくつものカールがあり、これらは約2万年前に発達した
氷河により造られた地形といわれています。
<中央アルプスの主なカール>
千畳敷カール、極楽平カール、濃ヶ池カール、摺鉢窪カールなど

2022年10月千畳敷カール写真(間渕撮影)
●氷食谷(U字谷)
氷食谷(ひょうしょくこく)はカールと同じように氷河の侵食によって
山腹を削ってできた幅の広い谷のことで、U字谷ともいいます。
中央アルプスには千畳敷カールと極楽平カールの下流にある中御所氷食谷を
はじめ、三ノ沢カール群下流の伊奈川氷食谷、
駒飼ノ池(こまかいのいけ)カールを源流部とする黒川氷食谷などがあります。
これらは約6万年前に造られたと考えられています。
●モレーン(堆石・氷堆石)
モレーンとは氷河が山肌などを削りながら運んだ岩屑が堆積した堤防状の
地形のことです。千畳敷カール内にはいくつかのモレーンが確認されており、
駒ヶ岳ロープウェイの千畳敷駅はモレーンを削った上に造られています。
モレーンの前にはくぼ地や池ができることがあり、濃ヶ池はそうしてできた
氷河湖ですが、現在は水位が下がり消滅の危機にひんしています。
<中央アルプスの主なモレーン>
千畳敷駅〜剣ヶ池周辺、中御所谷モレーン群、池ノ平カール内、
濃ヶ池カール内など
以上、考え出したら止まらない内容です。
この地域には物凄い歴史やロマンがいっぱい詰まってます。
※上記、情報提供は中央アルプス国定公園公式HPより
引用/許諾を頂いております。
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