KPの公式ホームページに『調査報告』のページを新設

こんにちは、神奈川精神医療人権センターの大川です。
KPの公式ホームページに『調査報告』のページを新設しました！
https://kp-jinken.org/調査報告/

●ひとつめは「日本全体の精神科医療の現状ってどうなってるの？」を知るデータです。全世界の精神科病床総数の1/5が日本、という不名誉な世界記録を日本は持っていますが、実はその内訳も強烈です。

・強制入院の数の多さ（医療保護入院が年々増加）
・長期入院の多さと極端な長さ（50年病院にいるという例も。退院できないまま病院で死亡するケースも増加している）
・隔離と身体拘束の多さ（介護現場では原則として身体拘束が明確に禁止されているのになぜ医療では簡単にできるのでしょう？）　などなど。

基本的人権を保障する憲法を掲げた自分の国にこんな実態があるなんて、、、と、私も初めて見た時は衝撃を受けました。みなさまも是非一度データを見てみてください。リンクやシェアも大歓迎です。

●ふたつめは「神奈川県の精神科病院一覧」です。
神奈川県にある70の精神科病院の病床数、入院患者数などをまとめています。 入院経験のある当事者も多く参加しているKPのネットワークを通じて、入院経験者のレビューも随時追加していく予定です。

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補足ですが、ひとつめのデータベースには一部不足している情報があります。その理由は、日本の精神科医療の現状を知るための『地域精神保健医療福祉資源分析データベース（ReMHRAD）』が2020年３月をもって終了され、過去資料の閲覧や統計の根拠も不明瞭になっているからです。

厚生労働省に対して関係各所から既に批判や継続要望がでていますが、KPもこのような全国規模の調査と情報公開の継続を望みます。
※過去のデータベースはこちら

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KPでは今後も、精神科医療ユーザーの役に立つデータベースづくりを目指していきます。KPを応援してくださっているみなさまからもご意見やご要望があれば是非お聞かせください！