地球に生きるということ

大げさに聞こえるかもしれませんが、私たちは、地球という大きな家に存在している無数の生命のひとつとして、住まいである地球を大切にしているだろうか、地球という住まいのことをどれだけ知っているのだろうか、そんなことを考えます。

当たり前のことですが、私たちは水や空気がなければ生命活動を維持することができません。自然が当たり前のように供給してくれているその環境の上に、私たちの日々の暮らしや、一人一人の自己実現の活動があるのですが、自分自身を生きるためには自然の存在は不可欠であり、自然の営みの延長線上に私たちの生命がある、そんな当たり前の真理を、現代社会においてもう一度見つめ直すことが必要なのではないかと考えています。

自然のリズムと私たちの暮らしがあまりに乖離して、様々な生命のバランスが崩れてしまうことのないよう、いつも感覚のどこかで自然を感じられるような環境を作り、私たち自身のためにも、常に変化し続けている自然に寄り添いながら、行動し続けることが必要なのではないかと。そして、それぞれの時代を創る様々な産業やテクノロジーとも心地よく調和しながら、変化を続け、活動していくことが必要なのではないかと。

自然は決して優しく清々しいばかりでなく、別の表情も持ち合わせていますが、その多面性を含めて、今一度、自然とは何か、地球とはどんな場所なのか、そんなことを考えるきっかけを創っていけたらと思っています。