支援総額
目標金額 10,000,000円
- 支援者
- 1,180人
- 募集終了日
- 2025年8月20日
【プレ活動報告⑤】クラウドファンディングへの道のり
7月3日の第二目標設定後も、日々ご支援頂いておりますこと、厚く御礼申し上げます。
神社の宝物・什物を、今回の3振のように本来の姿を失わせることなく後世に引き継いでゆくためにも、環境の改善は喫緊の課題です。
お知り合いの方々へのご紹介等、ぜひともご協力頂けますと幸いです。
さて、平野郷では、7月上旬とは思えない酷暑が続くなか、夏祭にむけた準備が着々と進んでいます。
幕末、嘉永6年に描かれた当社の祭礼図を一部ご紹介します(渡御の図ですので、だんじりは描かれていません)。
かしこまった役人と楽しそうな町衆のコントラストが興味深いですね。
◇ ◇ ◇
プレ活動報告は前回の続きです。
神職の資格取得後、東京の明治神宮で修行を兼ねて奉仕をしていた頃の光景です。
奉職(神社に勤めること)したばかりの神職は、「出仕(しゅっし)」という丁稚奉公のような神職見習いとして、祭儀の基本を覚えます。
見習い期間のため、祭典でも神職としての役はつかず、案(あん・神事用の木製の机)やその下に敷く薦(こも・まこもという植物で作られた敷物)を運ぶ係や手水係など、決められたいくつかの役割が順番に充てられます。
玉串用の案は、奉奠(ほうてん・お供えすること)直前に設置し、
それが済むと片付けられる場合があり、運ぶ係を「後取(しどり)」と呼称します
数少ない例外的な役を充てられるのが、立夏・立冬の日、午前10時に行われる「御衣祭」という祭典です。
これは、ご本殿の中に奉安されている「御装束」を夏・冬で衣替えする神事で、宮司以下神職はご本殿の一番奥まで入り、御装束の入れ替えを行います。
この際に御神刀の手入れも行われるのですが、これは神職の役ではなく、ご本殿から一度お出ししたうえで、「刀剣師」として専門家が奉仕されます。
また白衣・袴を着けて奉仕いただくため、その案内役として「刀剣師係」という所役(しょやく・祭典における役割のこと)が出仕に充てられていました。
私は「刀剣師係」に当たったことはなく、お手入れされるところも遠くから拝見したことしかなかったのですが、白衣白袴姿の刀剣師は「すごい先生」らしいという話だけ伺っていました。
クラウドファンディングについて考えていた際に浮かんできたのは、御衣祭に白衣白袴姿で奉仕される刀剣師のお姿でした。
この「すごい先生」なら、「国永」銘の剣やその他刀剣についても、しかるべき道をお示しくださるのではないか…
そうして、地方の社格も高くない神社からの相談など失礼にならないだろうかと不安を抱きながらも、ご連絡させていただいた翌月、快く遙々当社までお越し下さったのが原田一敏 東京藝術大学名誉教授でした。
ここからの展開は本文にも記載の通りです。
原田先生とのご縁がなければ、クラウドファンディングを企画することも、3振を研磨・修復することもおそらくありませんでした。
五条国永の作として最も著名な太刀「鶴丸」は、仙台藩伊達家より明治天皇に奉献され、現在も御物として宮内庁が管理されています。
明治天皇・昭憲皇太后をご祭神とする明治神宮で繋がったご縁により、当社に長く眠っていた「国永」の真の姿が明らかになろうとしています。
わずか4年ではありましたが最初にお仕えした明治神宮と、当社の間でこうした繋がりが生まれるとは夢にも思っておらず、とても嬉しいできごとでした。
ここで、原田先生からお寄せいただいたメッセージを再掲しますので、ぜひご覧ください。
原田一敏様
東京藝術大学名誉教授・ふくやま美術館館長
日本刀が誕生したのは平安時代中期で、最も古い刀工が京都の三条宗近でした。その宗近の弟子在国の子と伝えるのが国永です。国永は名物鶴丸の作者として有名ですが、他には4点しか作品が知られるにすぎません。それが杭全神社で剣が発見され、拝見する機会を得ました。茎を抜いたところ、はっきりと「国永」の銘が切られていて、重要文化財に指定されている剣とまったく同じ書体でした。これまで未知の名刀は見てきましたが、平安時代でしかも銘のある剣は初めてで、感激したことを今も覚えています。しかし、全体に錆がついていて、鍛えや刃文は全く観ることができませんでした。新たに研磨を施して、昔日の輝きを取り戻した姿を是非とも見てみたいと切に思っています。
リターン
100,000円+システム利用料

【8/12追加】3本とも研ぎ作業見学+粒子入り御守り+刀剣保管用の桐箱にお名前掲載コース
●3本(国永作と推定される剣、大太刀、太刀)の研ぎ作業見学(※1)
国永作と推定される剣:2025年10月中を予定
太刀:2026年2月~3月を予定
大太刀:2026年4月~8月を予定
●研磨粒子入りの御守り
●桐箱(刀剣保管用)へのお名前掲載
●お披露目展示へのご招待(※2)
●刀剣写真のポストカード
●刃文箔押しの御朱印
●原田一敏先生による修復刀剣に関するご講演視聴権(オンライン配信)(※3)
●お礼状
●研究報告レポート
(※1)1口2名様まで、杭全神社内での実施となります。詳細は実施予定月の2か月前までにご連絡いたします。
(※2)1口2名様まで、2026年10月中の実施を予定、詳細は2026年5月末までにご連絡いたします。
(※1~2)交通費等はご自身でご負担ください。
(※3)実施日程:2026年10月実施を予定、詳細のご連絡:2026年8月末まで
- 申込数
- 27
- 在庫数
- 13
- 発送完了予定月
- 2026年10月
15,000円+システム利用料

【8/4追加】刀剣3振の押形手ぬぐい
皆様への感謝と第二目標達成を目指す想いを込めて追加を決定!
●刃文押形の注染手ぬぐい
刀剣修復後に作成する 3 本それぞれの押形をベースに、伝統的な染めの手ぬぐいを縫製いたします。
染色する色の決定にあたり、皆様からぜひご意見をいただきたく、支援時にアンケートを設けておりますので、ご回答いただけますと幸いです(必ずしもご希望に沿うことができない場合もございます。あらかじめご了承ください)
●お礼状
●研究報告レポート
- 申込数
- 34
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2026年10月
100,000円+システム利用料

【8/12追加】3本とも研ぎ作業見学+粒子入り御守り+刀剣保管用の桐箱にお名前掲載コース
●3本(国永作と推定される剣、大太刀、太刀)の研ぎ作業見学(※1)
国永作と推定される剣:2025年10月中を予定
太刀:2026年2月~3月を予定
大太刀:2026年4月~8月を予定
●研磨粒子入りの御守り
●桐箱(刀剣保管用)へのお名前掲載
●お披露目展示へのご招待(※2)
●刀剣写真のポストカード
●刃文箔押しの御朱印
●原田一敏先生による修復刀剣に関するご講演視聴権(オンライン配信)(※3)
●お礼状
●研究報告レポート
(※1)1口2名様まで、杭全神社内での実施となります。詳細は実施予定月の2か月前までにご連絡いたします。
(※2)1口2名様まで、2026年10月中の実施を予定、詳細は2026年5月末までにご連絡いたします。
(※1~2)交通費等はご自身でご負担ください。
(※3)実施日程:2026年10月実施を予定、詳細のご連絡:2026年8月末まで
- 申込数
- 27
- 在庫数
- 13
- 発送完了予定月
- 2026年10月
15,000円+システム利用料

【8/4追加】刀剣3振の押形手ぬぐい
皆様への感謝と第二目標達成を目指す想いを込めて追加を決定!
●刃文押形の注染手ぬぐい
刀剣修復後に作成する 3 本それぞれの押形をベースに、伝統的な染めの手ぬぐいを縫製いたします。
染色する色の決定にあたり、皆様からぜひご意見をいただきたく、支援時にアンケートを設けておりますので、ご回答いただけますと幸いです(必ずしもご希望に沿うことができない場合もございます。あらかじめご了承ください)
●お礼状
●研究報告レポート
- 申込数
- 34
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2026年10月

東京国立博物館|価値ある文化財を救い出す。源氏物語図屏風、修理へ
#伝統文化
- 現在
- 59,575,000円
- 寄付者
- 2,850人
- 残り
- 29日

ぬるぬるのお引越|万博・落合陽一 null²パビリオン次なる場所へ
#ものづくり
- 現在
- 216,904,000円
- 支援者
- 12,300人
- 残り
- 29日

聖武天皇が建立し日本武尊を祀る礒崎神社本殿の修復にご支援ください!
- 現在
- 675,000円
- 支援者
- 121人
- 残り
- 22時間

坂本龍馬ゆかりの御神木、倒壊。京都・武信稲荷神社「希望の再建」へ
- 現在
- 6,475,000円
- 支援者
- 338人
- 残り
- 46日

1頭1頭と向き合い続けるために。引退馬たちに安心安全な新厩舎建設へ
- 現在
- 73,896,000円
- 支援者
- 6,381人
- 残り
- 32日

久賀島の歴史を後世に語り伝えたい・潜伏キリシタン資料館サポーター
- 総計
- 4人

「防衛技術博物館を創る会」のマンスリーサポーターを募集します!
- 総計
- 530人


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