目指すは共存できる未来|アフリカマナティー保全プロジェクト
目指すは共存できる未来|アフリカマナティー保全プロジェクト 2枚目
目指すは共存できる未来|アフリカマナティー保全プロジェクト
目指すは共存できる未来|アフリカマナティー保全プロジェクト 2枚目

支援総額

2,182,000

目標金額 1,700,000円

支援者
182人
募集終了日
2023年10月22日

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2023年10月04日 07:30

環境教育って何をするの?

マナティー研究所は、NGO団体AMMCOと協力して、カメルーンに暮らす絶滅危惧種マナティーの保全活動と環境教育をおこなっています。

 

今回、私たちが目指している環境教育についてご紹介いたします。執筆者は菊池夢美です。

 

 

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環境教育ってなに?

 

先日、とある研究者の方から、こんな質問をされました。

 

「環境教育の教材って何をつくっているんですか?本ですか?」

 

教育=紙ベースの学び、と考えているところは、研究者っぽいかもしれません。

 

そう思ったのと同時に、実は環境教育についてあまり知られていない?と感じました。

 

言葉は知っているけど、何をするのかわからない

 

環境教育の定義はどんなものでしょう。文部科学省の説明を引用します。

 

現在、温暖化や自然破壊など地球環境の悪化が深刻化し、環境問題への対応が人類の生存と繁栄にとって緊急かつ重要な課題となっています。

豊かな自然環境を守り、私たちの子孫に引き継いでいくためには、環境への負荷が少なく持続可能な社会を構築することが大切です。そのためには、国民が様々な機会を通じて環境問題について学習し自主的・積極的に環境保全活動に取り組んでいくことが重要であり、特に、21世紀を担う子どもたちへの環境教育は極めて重要な意義を有しています。

 

他にも、国立教育政策研究所の指導資料には、

豊かな環境を維持しつつ,持続可能な発展ができる社会を構築するためには,広く国民全体で環境の保全に取り組むことが大切です。このため,学校,家庭,地域が連携し,子供から大人まで一人一人が,知識だけでなく体験活動を通じ,環境に対する理解と関心を深め,具体的な行動に結び付けられるよう環境教育を推進することが重要です。 

 

 

つまり、環境教育とは、環境問題について学び、問題を自分ごとと捉えて、環境の保全に取り組むことを目指すもの、ということのようです。

そして、座学だけでなく、体験も通じて、環境への理解と関心を高めることを目指しています。

 

環境教育の定義は広く、いろんなことに挑戦できると考えました。

そこで、私たちならではの情報やノウハウを活かして、新しい環境教育を作りたいと思っています。

 

 

ペルーのアマゾン川はプラごみがあふれている(撮影:菊池夢美)

 

 

悲しい環境問題

マナティー研究所のメンバーは皆、国内外での環境問題を目の当たりにした経験があります。

 

私も、アマゾン川のマナティーの行動調査を行なっていましたが、研究所に保護されても助からないマナティーや、病気で亡くなるマナティー、命は助かっても体に大きな傷跡が残ったマナティーなどを見てきました。

 

また、アマゾンの研究所に運び込まれてくる生きものたちは、助からないことが多くありました。そして、少し田舎の方に行くと、道路沿いには車に轢かれて死んだ野生動物がいました。

私はもともと生きものが好きなので、彼らの死を見るのは本当に悲しい気持ちでした。

 

そんな私たちがやりたいと思った環境教育は、生きものの魅力等を発見できる学び、です。

 

 

アマゾンのナマケモノ、どこにいるかわかりますか?(撮影:菊池夢美)

 

 

発見のある学びを

環境問題は複雑で、解決策がなかなか見えず、知るほどに苦しくなるような、辛い問題です。

 

でも、私たちは、環境問題で脅かす教育をしたいとは思いませんでした。できるだけ楽しめるものにしよう、と考えています。

 

前回のクラウドファンディングでは、環境教育の教材として、アフリカマナティーのリアルCGを作りました。(こちらで見られます:YOUTUBE

 

動画の背景音は、カメルーンのオッサ湖で録音した実際の水中音です。そして、餌植物を食べる音も入っているのですが、わかったでしょうか?

すべて野生のマナティーの音です。

 

CGが教材になるの?

 

驚かれるかもしれません。けれども、日本では水族館でマナティーに会うことができますが、カメルーンには水族館がありません。また、湖が泥で濁っているので、水中のマナティーを見ることもできません。現地の子供も大人も、マナティーがどんな動物か、知る機会がないんです。

 

だから、CGでリアルなマナティーを見てもらう機会を作りました。それを見て、どう感じるか、どうしたいと思うか、それは一人一人が考えていくことです。

 

)マナティー研究所/Hiroyuki FukudaAnimaworks Co.,Ltd.

 

 

私たちは、AMMCOとの活動を紹介するマンガ冊子もつくりました(無料配布中です)。

 

現地の状況をマンガにして紹介することで、お子さんたちにも正しい情報を伝えやすくなります。これも、マンガだけど教材です。

 

この中では、アフリカマナティーの抱えている問題を紹介しています。そして最後に、マナティーが絶滅したらどうなるの?という質問を投げかけています。

 

 

制作:一般社団法人マナティー研究所

 

 

こうした教材を使って、生きものについての正しい情報とその魅力を知ってもらい、生きものとの共存を考えてもらいたいと思っています。

 

 

プロジェクトでつくる教材

 

アフリカマナティー保全プロジェクトでは、AMMCOと協力して、環境教育の教材をつくることを予定しています。

 

どんな教材をつくるのか?まだはっきりと決まっていません。ただ、たくさんの構想はあります!

 

環境教育の参加者の中には、虫が嫌いな人もいれば、動物が苦手な人もいます。かと思えば、ごきぶりも含めていきものはみんな好き、という人もいます。

 

環境教育で扱うテーマには、正解がありません。みんな違う考え、答え、でいいんです。

 

環境教育は人権を守ることが大切

 

私たちは、答えのない問題について考えられる、新しい発想の環境教育を作っていきたいと思います。私たちがつくる教材について、みなさんにも引き続き応援してもらえれば嬉しいです。

 

カメルーンの小学校の様子

 

リターン

3,000+システム利用料


リターンご不要な方へ/応援コース(3,000円)

リターンご不要な方へ/応援コース(3,000円)

グッズ等をお届けしない分、いただくご支援をできるだけ多く現地での活動や環境教育の実施のために大切に使わせていただくコースです。

・お礼のメール
・公式HPにお名前掲載 ※希望者のみ

申込数
19
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年3月

5,000+システム利用料


マナティーと一緒コース

マナティーと一緒コース

繁田穂波(水棲生物画家)氏によるオリジナルイラストをつかったグッズです。

・繁田穂波デザインのステッカー
・繁田穂波デザインのポストカード

カメルーン在住のイラストレーター(Annick MHT)によるイラストをつかった
・オリジナルデザインのデスクトップ画像

- - - こちらもお届け - - -

・お礼のメール
・公式HPにお名前掲載 ※希望者のみ

申込数
6
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年3月

3,000+システム利用料


リターンご不要な方へ/応援コース(3,000円)

リターンご不要な方へ/応援コース(3,000円)

グッズ等をお届けしない分、いただくご支援をできるだけ多く現地での活動や環境教育の実施のために大切に使わせていただくコースです。

・お礼のメール
・公式HPにお名前掲載 ※希望者のみ

申込数
19
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年3月

5,000+システム利用料


マナティーと一緒コース

マナティーと一緒コース

繁田穂波(水棲生物画家)氏によるオリジナルイラストをつかったグッズです。

・繁田穂波デザインのステッカー
・繁田穂波デザインのポストカード

カメルーン在住のイラストレーター(Annick MHT)によるイラストをつかった
・オリジナルデザインのデスクトップ画像

- - - こちらもお届け - - -

・お礼のメール
・公式HPにお名前掲載 ※希望者のみ

申込数
6
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年3月
1 ~ 1/ 31


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