目指すは共存できる未来|アフリカマナティー保全プロジェクト
目指すは共存できる未来|アフリカマナティー保全プロジェクト 2枚目
目指すは共存できる未来|アフリカマナティー保全プロジェクト
目指すは共存できる未来|アフリカマナティー保全プロジェクト 2枚目

支援総額

2,182,000

目標金額 1,700,000円

支援者
182人
募集終了日
2023年10月22日

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2023年10月07日 07:30

マナティー研究所ができるまで

現在挑戦中のクラウドファンディングは、カメルーンのアフリカマナティーの湖を元に戻すため、外来種の浮草駆除を目指します。そして、環境教育の開発と実践を行います。

 

マナティー研究所はどうやってできたの?

 

日本から遠いアマゾンでの出会いが、研究所設立へとつながりました!執筆者は菊池夢美です。

 

 

大学で職につくと研究できない?

 

私は、2007年(博士課程1年)からポスドクまで、ブラジル国立アマゾン研究所で、アマゾンマナティーの行動研究をしていました。

 

さて、大学院の学生時代、先輩たちから聞いていたのが、こんなことです。

 

ポスドクのうちに思いきり研究をしておいた方がいい。ポスト(大学等での雇用)につくとフィールドで自由に研究できないから。

 

ポスドクは、博士号を取得した後、任期付きの研究職ポジションについた研究者のこと。

 

最初は疑問を持たずに話を聞いていました。

でも、博士号を取得して、ポスドクをしていて、ふと疑問に思ったのです。

 

じゃあ、何のために今がんばっているんだろう?

 

そして、任期付の雇用にも嫌気がさしてきました。

がんばっても将来に繋がらない。

 

そもそも、上のひとたちは、私たちを先に繋げる気がない。みなさんに悪気はないのかもしれませんが、やる気の搾取&使い捨てです。

 

「君は女性だし、結婚してるから(職につかなくてもいいよね)」

 

「男性を職につけてあげないと(だから女性の君より優先しないとね)」

 

信じられないかもしれませんが、実際にこんな会話がありました。そして、大学にはまだ、そういう風潮があると感じています。

 

また、私は2015年頃から潰瘍性大腸炎を患い、2016年からは良性発作性頭位めまい症を発症し、アマゾン川での調査も大変になってきていました。

 

この先の活動を見直したい、そう思うようになっていました。

 

2017年マナティー野生復帰、この頃はめまいがひどくなっていました

 

 

団体設立へ

 

南米や欧米の各国では、研究者たちが会社や団体を設立して活動しています。そこで、彼らを見習って、自分で自分の活動の場をつくろう、と考えるようになりました。

 

団体設立への背中を押したのは、2017年6月放送の「情熱大陸」への出演です。

これで、一般の人に自分の活動を知ってもらうことができるし、銀行口座の開設など、信用が必要なときに役立つと考えました。

 

そして、団体設立に向けて、私はこれまでにアマゾンで出会った方達に声をかけました。

日本から遠く離れたアマゾンで意気投合した皆さんなら、きっと協力してくれるのでは、と考えたからです。

 

 

留学生・鳥巣亜里沙さん

 

2013年からの5年間、京都大学のプロジェクトのため、ブラジルに頻繁に通っていました。

 

その当時、大学を通じて、ブラジルに留学に来ていた鳥巣亜里沙さんと出会いました。

アマゾン川の微生物の研究をしていた鳥巣さんは、とても優秀で、明るい方でした。

 

意気投合した私たちは、休日に出かけたり、2016年にリオデジャネイロで開催されたオリンピックをアパートのブラウン管テレビで一緒に見たりしました。

 

2017年、鳥巣さんに団体設立の相談をしたとき、参加を快諾してくれたのがとても嬉しかったです。

 

現在は、代表理事に就任して、素早い判断と的確なアドバイスで、私たちの活動をサポートしてくれています。

 

2017年、ブラジルのカフェで記念撮影。左から菊池、鳥巣さん。

 

 

 

アマゾンに研修にきた冨田明広さん

 

ブラジルに滞在していたとき、現地のJICA職員から連絡がありました。

 

「横浜の小学校の先生たちが、研修でアマゾン研究所にきます。菊池さん、マナティーの案内をしてもらえませんか?」

 

そこで出会ったのが、小学校教員の冨田明広さんです。

 

とても熱心に話を聞いてくださったのが印象的でした。そして、帰国後にもご連絡いただき、小学校の授業づくりに協力することに。

 

冨田さんの人柄、行動力、フットワークの軽さはすごい、ぜひ一緒に活動したい!と、マナティー研究所の設立の相談をしました。

 

「楽しそうですね」とご快諾いただき、実際の団体設立まで様々な相談をさせていただきました。

 

それから、ワークショップや教材づくりなど、一緒に活動していただいています。

 

2023年、新屋島水族館でのワークショップ(左から冨田さん、鳥巣さん、菊池)

 

 

JICA海外協力隊・田中将太さん

 

2016年、ペルーのイキトスにあるアマゾンレスキューセンターとの共同研究をスタートしました。

 

そのイキトスで、JICAの海外協力隊として活動している田中将太さんをご紹介いただきました。

田中さんは、有志の大学生達を集め、彼らに環境教育者になるための講座を開催していました。

 

すでに団体設立の構想を持っていた私は、田中さんにメンバーとして参加してほしい、と相談しました。出会ってすぐのことで驚いていましたが、ご快諾いただくことができました。

 

団体では、ワークショップの開催方法、Zoomの導入やアンケート実施など、新しいシステムや方法を田中さんに教わりながら、活動を進めています。

 

イキトスで活動中の田中さん(中央)

 

 

ジュゴン研究者・市川准教授

 

市川さんとの出会いは、大学院の修士課程から!かなり長いお知り合いです。

2022年から、市川准教授(京大)に理事としてご参加いただいています。

 

マナティー研究所は、2018年から毎年、「海牛祭り」というイベントを開催しています。

これは、海牛類のマナティーとジュゴンについて、いろんな人に知ってもらおう!という一般向けの科学イベントです。

 

このイベントが実現できたのは、日本で唯一のジュゴン研究者・市川さんのご協力によります。このご縁で、2022年からはマナティー研究所の理事としてご参加いただくこととなりました!

 

お忙しい中でも、教材作りや活動に参加していただき、今年はジュゴンをテーマにしたマンガ冊子も完成しました(近日公開予定)。

 

2023年博物フェスティバルの様子。右から市川准教授、菊池。

 

このように、マナティー研究所は、研究者が独立と自由を求めて、仲間の協力を得て設立した学術団体です。小さな団体ですが、メンバーは皆、日本から遠く離れたアマゾン地域や世界に出て活動してきました。

 

そして、メンバーの共通点は、行動力、フットワークの軽さ、そして、いろんなことに興味をもって楽しいと思えること、です。

 

私たちは、皆さんと一緒に楽しい学びを進めていきたいと思っています。

ぜひ、私たちのイベントやワークショップなどにご参加ください!

リターン

3,000+システム利用料


リターンご不要な方へ/応援コース(3,000円)

リターンご不要な方へ/応援コース(3,000円)

グッズ等をお届けしない分、いただくご支援をできるだけ多く現地での活動や環境教育の実施のために大切に使わせていただくコースです。

・お礼のメール
・公式HPにお名前掲載 ※希望者のみ

申込数
19
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年3月

5,000+システム利用料


マナティーと一緒コース

マナティーと一緒コース

繁田穂波(水棲生物画家)氏によるオリジナルイラストをつかったグッズです。

・繁田穂波デザインのステッカー
・繁田穂波デザインのポストカード

カメルーン在住のイラストレーター(Annick MHT)によるイラストをつかった
・オリジナルデザインのデスクトップ画像

- - - こちらもお届け - - -

・お礼のメール
・公式HPにお名前掲載 ※希望者のみ

申込数
6
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年3月

3,000+システム利用料


リターンご不要な方へ/応援コース(3,000円)

リターンご不要な方へ/応援コース(3,000円)

グッズ等をお届けしない分、いただくご支援をできるだけ多く現地での活動や環境教育の実施のために大切に使わせていただくコースです。

・お礼のメール
・公式HPにお名前掲載 ※希望者のみ

申込数
19
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年3月

5,000+システム利用料


マナティーと一緒コース

マナティーと一緒コース

繁田穂波(水棲生物画家)氏によるオリジナルイラストをつかったグッズです。

・繁田穂波デザインのステッカー
・繁田穂波デザインのポストカード

カメルーン在住のイラストレーター(Annick MHT)によるイラストをつかった
・オリジナルデザインのデスクトップ画像

- - - こちらもお届け - - -

・お礼のメール
・公式HPにお名前掲載 ※希望者のみ

申込数
6
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年3月
1 ~ 1/ 31


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