クラウドファンディングのお知らせ：東京の廃棄物埋立処分場で、新たな命のレスキューが始まりました。

皆様、いつも温かいご支援をいただき、誠にありがとうございます。

 

前回皆様にご支援いただき、無事終了した『能登半島の被災猫を保護し、医療にかけ、譲渡につなぐ。』から約半年以上が経ちました。たくさんの温かいご支援と心強い応援メッセージに、私たちスタッフ一同、日々励まされております。改めて心より感謝申し上げます。

 

これまで、私たちは「千代田区から東京へ」という思いを胸に、活動を続けてまいりました。そして今年の春、東京都中央防波堤廃棄物埋立処分場で、緊急のレスキュー活動を開始することとなりました。

 

この埋立地で私たちが出会ったのは、劣悪な環境に取り残された数十頭もの猫たちです。見るもつらいほどの病気や怪我を抱え、飢えに苦しみ、誰にも気づかれずにひっそりと消えゆく寸前の命がそこにありました。

 

耳が壊死している子、目鼻がぐちゃぐちゃになっている子、深刻な栄養不良の子……。複数の寄生虫が体内に寄生している子もいました。

 

私たちはこれまでに、この埋立地から大人猫24頭と子猫4頭を保護し、懸命に医療とケアを続けています。しかし、この現場ではほとんどのメス猫が妊娠しており、不妊去勢手術が全くされていないため、子猫が産まれては亡くなるという悲しい繰り返しが起こっていたと想像できます。

 

また、昨年、環境省、石川県と連携しながら受け入れた能登半島地震の被災猫50頭の中にも、いまだに手厚いケアが必要な子がいます。

 

猫エイズウイルスのキャリアで腫瘍が見つかり手術・入院をした子、視力がほとんどなく継続的な治療が必要な子、生まれつき腎臓が1個しかなく、その1個も萎縮している子など、多くの子が私たちのシェルターで生涯をともに過ごすことになるかもしれません。

 

 

厳しい財政状況の中で、新たな挑戦

 

皆様もご存知の通り、シェルターの運営には日々多くのコストがかかります。私たちが現在行っているこれらの保護活動は、猫たちの搬送費、現地までの交通費、そして何よりも保護した猫たちに必要な医療費など、すべてを自己資金で賄っています。このため、団体の運営費や活動費が常に圧迫されているのが実情です。

 

そこでこの度、私たちは再びクラウドファンディングに挑戦し、東京都中央防波堤廃棄物埋立処分場から保護した猫たち、そして被災地から来た病気の猫たちを含む“今この瞬間に生きる命”を支え、そして終生の家族の元へとつなげるためのご支援を募ることを決断いたしました。

 

プロジェクトページは、こちら（https://readyfor.jp/projects/metha-welfare2025）からご覧いただけます。

 

 

「あの人がなんとかしてくれるだろう」ではなく、「自分にもできることがある」と思える社会に。
皆様からのご支援は、確実に猫たちの命を支え、この国の動物福祉の未来にもつながっていきます。

 

どうか、また、皆様のお力を、お貸しいただけないでしょうか。
ご支援、そして情報の拡散にご協力いただけますと幸いです。