探していた子猫、見つけました！生きています！確保っ！！

いよいよ年の瀬、寒さが一段と厳しくなってきました。

猫活動に、「仕事納め」はありません。

 

先週の日曜、江東区の沿岸部の倉庫街で衰弱していた子猫が保護され、連携・協力する苅谷動物病院グループ・三ツ目通り病院に運ばれました。こちらの倉庫街では、遺棄された複数の猫が繁殖を続けていて、３カ月ほど前から同区のＮＰＯ法人と私たちが連携・協力して対応しています。

 

子猫は仮称アダムちゃんと名付けられ、猫ヘルペスウイルスによるひどい結膜炎と眼球の傷の治療中です。もう１頭、兄弟の子猫が目撃されていましたが、姿が見えなくなり、命を落としてしまったのではないか、とボランティアたちが胸を傷めていました。そうして諦めかけていた一昨日のことです。

 

「もうひとりの子猫、見つけました！　生きています！！　保護しました！」とボランティアから連絡。

子猫は三ツ目通り病院に入院しました。男の子ですが、仮称イブちゃん（写真１枚目）。隔離部屋に入り、先に保護されたアダムちゃんのケージのお隣です。まだ感染症の管理が大事な時期ですので、兄弟いっしょに感動の再会とするわけにはいきません。

 

▲緊急保護されたイブちゃん

 

イブちゃんも、アダムちゃんとほぼ同様の症状でした。幸い２頭とも、猫エイズウイルス（FIV）と猫白血病ウイルス（FeLV）は共に陰性。アダムちゃんについては、片目に傷害が残るかもしれない、と聞いていましたが、集中治療でずいぶん良くなっていて、安堵しています（写真２枚目）。イブちゃんも順調に治ってくれたらと願う関係者一同です。

 

▲先に保護されたアダムちゃん。先生方の治療のおかげで良くなってきています