このクラウドファンディングは達成しませんでした。支援予約はすべてキャンセルとなります。銀行振込みにより支援を行った方には、当社より返金が行われます。
創刊60年の定期刊行物『世界と議会』。記念号の発行を皆さまと共に
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支援総額

809,000

目標金額 1,000,000円

支援者
62人
募集終了日
2022年2月10日

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2022年02月07日 06:01

【残り3日】これからの「政治」の話をしよう#1

尾崎財団初の挑戦となるクラウドファンディングも、終了日まで残すところ3日間となりました。
たくさんの皆さまにご支援ならびにご声援いただき、スタッフ一同心より感謝申し上げます。

 

しかし期間内に目標金額に1円でも届かなければ、いただいたご支援も全て返金となってしまいます。
達成には皆さまのお力添えが必要です。ぜひ最後まで、ご支援・応援のほどよろしく願いいたします。


今年で創刊60周年を数える、尾崎財団の機関誌『世界と議会』。
過去には与野党を問わず各党で活躍する議員をはじめ、学識者や実務者など数多くの論考や提言を取り上げて参りました。
そうした中でも、当クラウドファンディングに関心をお寄せいただいた皆さまに貴重なバックナンバーを最終日まで転載いたします。

2018年に惜しまれながらこの世を去った、不世出のコラムニスト・勝谷誠彦氏。同氏最後の公式な講演録が、同年の夏号に収録されています。
60年の歴史の中でも出色の講演録、是非ともお読みください。

 

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咢堂塾設立二十周年記念・特別講演会】(2018年4月21日開催)
「これからの『政治』の話をしよう」

勝谷誠彦(コラムニスト)

 

 

本日はお休みのところ、またこんなに良いお天気の中を、私の講演にお越しいただきありがとうございます。
実は肋骨が五本折れておりまして、ちょっと大きな声を出しにくいのですが、まあ、それでちょうど良いくらいかなと思います。
今日は午前中、毎年行われる総理主催の「桜を見る会」に行ってまいりましたが、完璧に「葉桜を見る会」になっておりました(笑)。
その会に出ていて感じたのですが、安倍さんの今の力というのは、ものすごいものだと思ったわけです。というのも、安倍さんから声をかけていただくと、みんな感動するわけですよ。握手なんてしてもらうと大喜びしているわけ。これは、久しぶりの大統領型の総理大臣ですね。日本国の国力としては、こういうのも良いかもしれないなと思いました。

 

■野党に政策がない

 

僕は安倍さんの政策が悪いとは思っていません。いや、非常に良い、真っ当な、王道を行くことをやっていると思います。
野党にお願いしたいのは、もう少し対抗できる政策を出してほしい。だって今、何もないじゃん!
今カウンターパートとして出すべき政策、本当はいろいろあるんですよ、大事なものが。でも、出さないし、出せない、基本的に不勉強なんだな。
僕に出せって言ったら、野党のためにいろいろ考えて、いくらでも、いっぱい出せますよ。それが全く出てこないというのは、野党がそれぞれ小さくなっちゃって、党として、きちんとした勉強の機会が持てなくなっているんじゃないかな。
地方でも野党の力が全然なくて、下からしっかりと政策を練り上げていくだけの草の根の勉強というものがない。まさに咢堂先生なんかが望んでいたのは、そういう草の根から生まれてくる民衆の力であり、立憲主義であったはずなのに、それが全くない。
これは政治が悪いだけじゃなくて、教育も悪い。自分の頭で考えさせないから。パソコン相手にイエスかノーかだけやってれば、そうなっちゃうんですよ。


政治というのは総合芸術なんですね。総合芸術ということは、あらゆるものを有機的に、繊細に組み合わせなきゃいけない。
単にAとBとCとを繋いで何かを作るんだったら、人工知能、AIでできるんですよ。
でも、人間の脳というのは、そんな表面的な計算上のことではなくて、もっと深いところの感情、心の機微に配慮しながら、それぞれの要素を繊細に組み合わせていくことができる。それは人間の脳でしかできないんですよ。
だから政治という総合芸術は、まさに人間にしかできないものなんです。昔のSFによくあったけれども、政治をAIにやられたら怖いでしょ。
ところが今、総合芸術としての、本当の政治を行える人材がいないし、「政治の底力」みたいなものがなくなっている。咢堂先生たちが一番日本人に求めていたのは、それだと思うんですね。

 

■立憲民主主義とは「人任せにしない」こと

 

立憲制とか議会制とかというシステムの前に、まずは、自分の頭で政治をするということが求められていると思います。
立憲民主主義は何かというと、皆さんが持っている一票一票が国を動かすってことでしょ。そして、その一票を投じるには、自分の頭で考え抜いて、すべてを知った上じゃないとダメでしょ。
何か宗教団体だとか、利権団体だとかのバスに乗せられて投票所に行って、言われるがままに投じるというのは、ただの投票マシーンです。そんなの立憲でも民主主義でもないですよ。
そうじゃなくて、あなたは今の地方行政について、この町について、あるいは国ついてどう考えますか――そこときちんと向き合うことが、立憲民主主義なんです。

 

この「立憲」に対抗する言葉は、例えば王政とか独裁政なんです。これは一人の権力者、一人の頭にすべて任せてしまって、自分の思考を放棄するということでしょ。それの反対が立憲民主主義ですよ。
江戸から明治に変わる激動の時代、あの時代になぜ転換することができたのか。日本の江戸時代というのは、世界に冠たる文明国家だったからですよ。識字率70%です。当時のヨーロッパは30%です。
誰もが寺子屋に行って読み書き算盤を学んで、皆が本を読めた。時代劇なんかでは「ハイハイこんな事件があったよ」とか言って、かわら版を売ってたりするでしょ。あんなの海外ではありえないですもん。海外でそんな映画見たことないでしょ。だって読めないんだから。

 

明治から富国強兵に走ったときも、すぐにああいう国の切り替えができて、あっという間に日清・日露戦争で勝っちゃった。それで世界中が驚愕したわけですよ。でも勝てたのは当たり前で、江戸時代から、あの恐るべき教養が民衆に備わっていたからなんですよね。
それが今に続いている。続いていたはずなのに、戦後、馬鹿な日教組が…あ、今日はこういうことは言わない(笑)。

リターン

3,000


Aコース(世界と議会60周年特別号のお届け)

Aコース(世界と議会60周年特別号のお届け)

尾崎財団からの御礼レターと『世界と議会』60周年特別号1部、「人生の本舞台」ポストカードをセットでお届けします。
また希望される方のお名前は誌面にて「協力者一覧」に掲載するとともに、財団特設サイトでもリンク付きで掲載いたします。

申込数
33
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

10,000


Bコース(世界と議会60周年特別号+会員特典1年)

Bコース(世界と議会60周年特別号+会員特典1年)

Aコースに加え、尾崎財団の会員特典を1年間ご提供いたします。
特典期間中に発行の『世界と議会』お届けや会員限定イベントへの優待、会員専用サイト限定の各種コンテンツをご利用いただけます。

申込数
32
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

3,000


Aコース(世界と議会60周年特別号のお届け)

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尾崎財団からの御礼レターと『世界と議会』60周年特別号1部、「人生の本舞台」ポストカードをセットでお届けします。
また希望される方のお名前は誌面にて「協力者一覧」に掲載するとともに、財団特設サイトでもリンク付きで掲載いたします。

申込数
33
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

10,000


Bコース(世界と議会60周年特別号+会員特典1年)

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Aコースに加え、尾崎財団の会員特典を1年間ご提供いたします。
特典期間中に発行の『世界と議会』お届けや会員限定イベントへの優待、会員専用サイト限定の各種コンテンツをご利用いただけます。

申込数
32
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月
1 ~ 1/ 9


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