
支援総額
目標金額 1,000,000円
- 支援者
- 62人
- 募集終了日
- 2022年2月10日
【残り2日】これからの「政治」の話をしよう#2
尾崎財団初の挑戦となるクラウドファンディングも、終了日まで残すところ2日間となりました。
たくさんの皆さまにご支援ならびにご声援いただき、スタッフ一同心より感謝申し上げます。
しかし期間内に目標金額に1円でも届かなければ、いただいたご支援も全て返金となってしまいます。
達成には皆さまのお力添えが必要です。
ぜひ最後まで、ご支援・応援のほどよろしく願いいたします。
今年で創刊60周年を数える、尾崎財団の機関誌『世界と議会』。
過去には与野党を問わず各党で活躍する議員をはじめ、学識者や実務者など数多くの論考や提言を取り上げて参りました。
2018年に惜しまれながらこの世を去った、不世出のコラムニスト・勝谷誠彦氏。
同氏最後の公式な講演録を昨日に続き掲載いたします。
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咢堂塾設立二十周年記念・特別講演会】(2018年4月21日開催)
「これからの『政治』の話をしよう」
勝谷誠彦(コラムニスト)

■政治を目指したきっかけ
僕は政治なんてものに関わる気は全くなかったんです。でも、振り返ってみると、ああ、実はあそこから関わっていたのだなあと、思うことがあります。
僕は兵庫県の尼崎生まれなんですけれども、小学校六年生の時に児童会長に立候補して、通りました。今思えばあれが政治の始まり。ただ僕は圧倒的な秀才だったので対抗馬が出なくて、選挙にならなくてつまらなかった。
ただ、児童会長って節目節目、運動会とか全部、一応スピーチするんだよね。自分でも天才じゃないかと思うくらい、当時から口から先に生まれてきたような、それでごまかしてずっと生きてきたという(笑)。
大学を卒業して文藝春秋に入って、汚れ仕事ばっかりやってました。東京大学を出たエリートが作家先生のご担当をするんですけれど、私は写真雑誌にいきなり配属されました。最初、文藝春秋がなぜ僕を採ったのか、わからなかったんですが、配属されてわかりました。
文藝春秋では誰一人としてできない汚れ仕事を、一手にやらせようということだったんですね。あらゆる汚いことをやって、十年いて、お払い箱。それでもって、まあフラフラしながらおったわけですが、そのフラフラしているときに、忘れもしない八月十五日のお盆、終戦記念日の雨がザーっと降る日でした。
この瞬間まで、実際の政治とは一切関わりがなかったんですよ。雨のザーッと降る中を、田中康夫という人が肩を濡らして、うちの番町にある事務所に来たんです。あの人は作家ですから文芸春秋にも来ていて挨拶ぐらいしたことがありますが担当したことはありませんでした。
「どうしたんですか田中先生」と言ったら、
「いや勝谷さんね、僕、長野県知事選に出ようと思うんだけど、どう思う?」
…いや、どう思うっていきなり言われてもなあ…。
要するに、長野県にある平安堂という一番大きい本屋さんの社長とか文化人の皆さんが、お母さんのルーツが長野にある作家の田中康夫を、知名度もあるから引っ張ってきて立てようとしたんです。恐らくこういう外の有名人が、県知事選で落下傘で立った初めてのケースじゃないかと思います。
私はその時に、田中康夫さんを応援しました。
そこから別にどうということもなく来たわけなんですが、なぜか今度は、私が兵庫県知事選挙に出ることになったんです。
■兵庫県知事選挙に挑む
まさか現職が五期目に出るとは思わなかったんです。普通は出ないでしょ。相手は共産党だけだと思って、これは勝ちに行ったろうと思って(笑)。
兵庫県は僕の生まれ育った土地ですから、それで出たんですが、五百四十万人なんですよ、県民の数が。恐らく日本で一番過酷な選挙区です。
ご存知のように小選挙区だと、せいぜい十万人ちょっとですよね。東京都は一千万人いるけど、これは特別ですね。
兵庫県は日本海から瀬戸内海まであるんです。ここで許されている選挙カーは二台ほどで、事務所は一か所、これで全部やるわけですよ。
四十一の市と町があります。全部回ります。ひとつ残らず回りました。ひとつ残らず、今日のようなこういう場所を借りて集会をしました。対立候補は現職です。今からね、負け犬の遠吠えですからね、そう思って聞いてくださいね(笑)。
とにかく隅から隅まで、ひとつ残らず、ずーっと回っていく。すると、どこに行っても、皆が沿道で手を振ってくれる、集会も全部満席になる、後ろに立ち見も出る。これはいけたな!と。スタッフと一緒にこれは勝ったと正直思いましたよ。
ギリギリまでは、投票日前日のメディアのアンケートでは勝っていたんです。しかし、蓋を開けてみたら、負けでした!
どういうことかというと、「組織票」なんです、当日の。だからメディアのアンケートの時はその人たちは答えない、油断させるために。
様々な業界団体は、現職知事に首根っこを押さえられているから、そりゃあ裏切れませんよ。ああ、そういうことかと思いましたね。まあ負けたことは負けたわけなんですけれども、なるほど選挙というのはこういうものかと。
どこの支援もなかった、どこの応援もなかった。六十四万票をとったけど、結局は、組織や利権集団に勝てなかった。
でも、咢堂先生が考えた政治家とか選挙とかって、こういうものじゃないはずですよ。
リターン
3,000円

Aコース(世界と議会60周年特別号のお届け)
尾崎財団からの御礼レターと『世界と議会』60周年特別号1部、「人生の本舞台」ポストカードをセットでお届けします。
また希望される方のお名前は誌面にて「協力者一覧」に掲載するとともに、財団特設サイトでもリンク付きで掲載いたします。
- 申込数
- 33
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
10,000円

Bコース(世界と議会60周年特別号+会員特典1年)
Aコースに加え、尾崎財団の会員特典を1年間ご提供いたします。
特典期間中に発行の『世界と議会』お届けや会員限定イベントへの優待、会員専用サイト限定の各種コンテンツをご利用いただけます。
- 申込数
- 32
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
3,000円

Aコース(世界と議会60周年特別号のお届け)
尾崎財団からの御礼レターと『世界と議会』60周年特別号1部、「人生の本舞台」ポストカードをセットでお届けします。
また希望される方のお名前は誌面にて「協力者一覧」に掲載するとともに、財団特設サイトでもリンク付きで掲載いたします。
- 申込数
- 33
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
10,000円

Bコース(世界と議会60周年特別号+会員特典1年)
Aコースに加え、尾崎財団の会員特典を1年間ご提供いたします。
特典期間中に発行の『世界と議会』お届けや会員限定イベントへの優待、会員専用サイト限定の各種コンテンツをご利用いただけます。
- 申込数
- 32
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
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