人とクマとの共存のために働く犬「ベアドッグ」を未来へ繋げたい!
人とクマとの共存のために働く犬「ベアドッグ」を未来へ繋げたい!

支援総額

8,341,300

目標金額 3,000,000円

支援者
780人
募集終了日
2024年1月31日

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2023年12月27日 12:00

ネクストゴールを設定しました。 ベアドッグとは、どんな犬...

皆さん、こんにちは。
 
プロジェクトリーダーの田中です。
 
この度は300名を超える多くの皆さまからのご支援により、開始からわずか2週間あまりで目標金額を達成することが出来ました。改めまして心より感謝申し上げます。
 
現在はベアドッグ活動をさらに安定させていくために、新たな目標(Next goal)を設定させていただき、ベアドッグ育成管理(繁殖小屋とドッグラン等)施設のインフラ整備や拡充のための費用を募っております。引き続き、ご協力やプロジェクト情報の拡散を、よろしくお願いいたします。
 
さて、本日はそもそもピッキオが言っている「ベアドッグ」とは、一体どんな犬なのか?
 
疑問に思われている方もいらっしゃると思い、私たちのベアドッグについて紹介したいと思います。
 
ベアドッグとは、クマの匂いを察知する特別な訓練を受けた犬で、大きな声で吠えたて、クマを追い払うことができる犬です。
 
私たちが活用しているベアドッグの犬種は「カレリアン・ベア・ドッグ(以下、カレリア犬)」と言い、ロシアとフィンランドの国境近くに広がるカレリア地方原産の犬で、古くからヒグマ猟の場で活躍してきました。
 
カレリアン・ベアドッグ
(写真提供:Wind River Bear Institute)
 
毛色が黒と白のツートンカラーで、ボーダーコリーと見間違われることが多いですが、実は牧羊犬種のボーダーコリーとは全く異なるタイプの犬です。カレリア犬は、私たちになじみ深いの秋田犬や柴犬などの日本犬と同じ「北方犬種」で、絨毛のダブルコートを持ち、立ち耳で、巻き尻尾というのが特徴です。彼らは独立心が強い大型犬(20~30kg弱)で、吠え声が大きく、運動量も多いことから、愛玩犬としての飼育には向きません。
 
そんな特徴や性質をもつカレリア犬を、私たちは「クマを狩る犬」としてではなく、「人とクマを守る犬」として活用していいます。
 
カレリア犬を活用したベアドッグ育成プログラムは、1990年代中頃に米国の Wind River Bear Institute(以下、WRBI)のキャリー・ハント女史により開発され、私たちはWRBIの指導を受けながら、2004年にベアドッグをアジアで初導入し、それから20年間、長野県軽井沢町を中心にベアドッグの育成と実践活動を続けています。
 
2004年にピッキオに初導入された初代ベアドッグ「ブレット♂」とハンドラー田中
 
ブレットは2004年6月にわずか5ヶ月で、アメリカから日本に来てくれました。私もベアドッグを育成するのは彼が初めてで、彼には色々と不安や負担をかけたかもしれません。
 
ブレットは享年9歳で、急性骨髄性白血病でこの世を去りました。最後の最後まで現場の最前線に立ち続け、生涯で438回のクマの追い払い、軽井沢での人とクマとの共存の礎を築きあげてくれました。そんな彼の頑張りがあり、今があると思います。
 
そして、これからも彼が良い方向に導いてくれると信じています。
 
今回のこのプロジェクトで、何とか繁殖を成功させ、次の世代(第4世代)へとベアドッグを繋いでいきたいです。
 
レラ、がんばろうな!!
 
 田中

 

【アーカイブ】ネクストゴールについて

 

12月25日、ネクストゴールを目指すことになった際に発表した文章です。

1月26日に皆様からの温かいご支援でネクストゴールを達成し、御礼の文章へと差し替えさせていただきましたので、記録としてここに残したいと思います。

 

第一目標達成のお礼と

ネクストゴールの挑戦について

 

300名を超える多くの方々からのご支援により、開始から2週間あまりで、12月24日に目標金額の300万円を達成することができました!心より御礼申し上げます。 

 

クラウドファンディングを始める前は「各地でクマによる身事故が多発する中、自分たちの活動は果たして社会的に必要とされているのだろうか」、「支援も集まらず、反って自分たちの活動が萎縮してしまうのではないだろうか」など、色々と不安を感じながら準備を進めていました。


しかし、開始直後からどんどん支援の輪は広がり、停まることなく目標金額を超えていきました。またご支援とともに多くの応援メッセージが添えられており、それらを読みながら「私たちの活動が社会に必要とされていること」を実感しつつ、多くの方の手が差し伸べられていることで苦しいときに踏ん張る力をもらえたような気がします。

 

このクラウドファンディングの達成はもちろん終わりではなく始まりです。まずは次世代ベアドッグの繁殖を成功させ、跡を継ぐベアドッグとハンドラーを育成することで活動の安定と継続、そしてベアドッグの活躍の場を増やしていくことがご支援いただいた皆様に対してもっとも重要であると考えています。

 

そして、まだ残り37日間という期間がありますので、ネクストゴールを設定させていただきました。ネクストゴールまでのご支援については、2024年6月までに実施予定の以下の用途(主に繁殖小屋のインフラ整備、及びドッグラン拡充)資金に充てさせていただきます。
 
<資金使途概要>

  • ベアドッグ繁殖小屋のインフラ整備と拡充

(内訳)
・バイオトイレ
・ドッグラン拡充
・携帯用浄水器
・繁殖小屋に向かう砂利道の補修
・屋根土の補強
・WIFI環境整備

  • クラウドファンディング手数料(14%)
  • リターン品原価

 

<繁殖小屋のインフラ整備の目的と利点>
2018年に建設し、その後2度の水害により老朽化が進んだベアドッグ繁殖小屋は、今回いただいた300万円の中の一部の費用を使用させていただき復旧を進めます。

 

しかしながら、この小屋は特に訓練やしつけができていない若犬たちの吠え声などで近所にご迷惑をおかけしないように山間部の谷あいに建設されており、水道やトイレもなく、通信環境も非常に悪い状況です。そのため、前回(2018年)のプロジェクト時は、すべての子犬たちが巣立つまでの約9ヶ月間、ハンドラーは飲水をその都度ポリタンクに入れて車で運搬し、仮設トイレで用を足し、犬たちの飲水や食器洗いは近くの清流を利用するという暮らしを続けていました。また、通信機器もあまり使えないので、一般の方々からのクマに関する通報電話も受けられません。

 

よって、大きなドッグランがあるものの、この小屋でベアドッグたちとともに待機しながら出動に応じることができませんでした。

 

そこで、上記のインフラを拡充させることができれば、すでに活躍中の4頭のベアドッグはもちろん、今回の繁殖後に新加入する予定のベアドッグも含めて、現在の事務所脇にある縁側の狭い待機場所ではなく、ハンドラーとともにインフラ整備された広いドッグランをもつ小屋で待機しながらクマの出没通報にも対応できるようになります。その結果、犬にとっても人にとっても大幅に就労環境が改善されることになり、ひいてはベアドッグ体制の安定化にも繋がることを期待しています。

 

並んで立っている犬自動的に生成された説明
事務所前の狭い待機スペース

 

この活動はまだまだ不安定で、皆様の応援が必要でございます。

皆様の思いを胸に、精一杯取り組んで参りますので、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
 

追記:2023年12月25日
田中純平

 

リターン

3,000+システム利用料


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3千円|応援コース

・感謝のメール
・終了報告レポート
・子犬の画像データ
・オリジナルステッカーのデザインデータ

申込数
125
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年10月

3,000+システム利用料


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The Course for who live outside Japan [3,000 yen]

"Support package"

■ Thank-you E-Mail
■ Project report (PDF)
■ Photo data of puppies
■ Original sticker digital data

*It is possible to purchase more than one.

申込数
2
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年10月

3,000+システム利用料


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3千円|応援コース

・感謝のメール
・終了報告レポート
・子犬の画像データ
・オリジナルステッカーのデザインデータ

申込数
125
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年10月

3,000+システム利用料


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The Course for who live outside Japan [3,000 yen]

"Support package"

■ Thank-you E-Mail
■ Project report (PDF)
■ Photo data of puppies
■ Original sticker digital data

*It is possible to purchase more than one.

申込数
2
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年10月
1 ~ 1/ 16


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