人とクマとの共存のために働く犬「ベアドッグ」を未来へ繋げたい!
人とクマとの共存のために働く犬「ベアドッグ」を未来へ繋げたい!

支援総額

8,341,300

目標金額 3,000,000円

支援者
780人
募集終了日
2024年1月31日

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2024年01月19日 12:00

残り2週間をきりました! 適性試験は子犬の素質の見極めだけが目的ではない!?

皆さん、こんにちは。

 

プロジェクトリーダーの田中です。

 

早いもので、12月11日から開始したクラウドファンデイングも2週間をきり、残り12日間。

 

少しずつご支援者は増え、現在、Web上では506名、さらにピッキオに直接お申込み書を届けてくださった皆さまを加えると、520名を越えました。

 

ご支援いただいた皆さまには、改めまして心から感謝申し上げます。

 

さて、今回もご支援者様からのご質問「ベアドッグって、どんな訓練をするの?」というお題の続きをお答えしていきます。

 

これまでは、以下の生後8週目までのお話をしました。

 

1.生後4日目~

 人との触れ合い(人への信頼構築)

 

2.生後3週目~7週目

 小屋とドッグランで行う母犬や子犬同士で学ぶ社会性、様々な物への訓化

 

実は、犬は生後3週目頃まで感覚器や神経が未発達ですが、生後4週目以降になるとそれらもどんどん発達し、さらに生後13週ごろまでは恐怖心よりも好奇心が勝っているために「生後4週目~13週目」というのは、子犬たちに色々なことを経験させるべきとても大切なタイミング「社会化期」と呼ばれております。

 

特に生後7週目ごろまでに、子犬は神経学的に成犬並の脳を持つことが知られており、またこれ以降は日を重ねるごとに経験が本来持つ資質を分かりにくくしていくと言われています。

 

よって、この時期(生後7週目~)に、本日のテーマ「子犬の適性試験」が行われます。

 

これらはベアドッグになるための資質や、それぞれの子犬の個性を見極めてその後の飼い主とのマッチングや訓練内容の参考にする試験である一方、このとても大切な時期に子犬たちが試験を受けながら、色々な物や環境などを経験させて自信をつけさせる工夫もされています。

 

大きく分けて、適性試験は以下の2種類。

 

1.PUPPY APTITUDE TEST

正式には「VOLHARD’S PUPPY APTITUDE TEST」と言われています。この検査は屋内で行われ、これまでに一度も会ってない人(試験官)により、一度も入ったことのない部屋で実施されます。

 

子犬たちが生得的にもつ優位性や社会性など、全14項目を確認しながら、将来の行動特性を予測します。

 

2.PUPPY WALKING TEST

こちらは私たちの提携先のWRBIが独自に開発した検査手法です。これらは屋外で、子犬たちが初めて歩く場所でリードを放した状態で試験官と共に行われます。

 

この試験は1~4の4段階があり、各段階にさらに2パターンの変化を加えますので、すべてで8シナリオを歩かせます。

 

 

今までに見たこともない物(人工物から動物に関わる物まで様々)や環境、経験したことのない状況を歩かせながら、ベアドッグとして必要な狩猟欲や独立心、また人と一緒に働く意欲、食べ物欲などを検査します。

 

初めて、母犬や兄弟姉妹とは別の犬と出ったりもします。

 

試験中の子犬たちの行動は、詳細に分析してスコア-をつけるために目線カメラですべて撮影されます。

 

試験は最終結果がすべて。

試験1でどんなにスコアーがよくてもだめで、試験4のときのスコア-がすべて。

 

試験は1~4に行くに連れて難易度があがります。しかし、途中でふるい落とすことは決してしません。どんなに時間がかかってもすべての子犬たちに試験1~3を確実にクリアーさせてあげ、自信をつけさせ、そして全員が最終テスト「4」に臨んでいきます。

 

要するに、試験1で最下位の子犬でも、試験4で最高位にいることもあるということ。

 

米国からきたWRBIの試験官にこんなことを言われました。

 

試験1の結果を見ながら、子犬たちの結果に一喜一憂する私に「純平、焦るな。このテストはその過程で色々な経験をさせてあげることに意義があるし、最後に大化けする子もいる」と。

 

最終的に、ベアドッグとしての素質をもつ母犬と父犬を交配させた場合でも、ベアドッグの素質をもつ子犬がでてくる確率は3~4割と言われています。

 

(写真)前回試験では6頭中2頭がベアドッグに選ばれた(左:レラ、右:エルフ)

 

しかしながら、ベアドッグであろうとなかろうと、この試験は子犬たちにとっての大切な時期(社会化期)に貴重な経験ができ、外部環境への適応や社会性を得ることもできるのです。また子犬たちがどんな飼い主とマッチするか、そして飼い主はどんな点に注意しながら育ててあげると良いのかということもわかってきます。

 

これらの試験は、1頭を評価するだけでも約3日間はかかります。ちなみに、前回は6頭の子犬の評価に20日間を要しました。

 

試験コースの設定や子犬の歩かせ方など、かなり神経を使いますので、心身ともにとても疲れますが、将来に良いベアドッグをつなぐため、そして、生まれてきた子犬たちの将来のためにも、今回も精一杯がんばりたいと思います。

 

今回のクラウドファンディングはあと12日間で終わってしまいますが、まだまだ先は長いです。

 

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

田中

リターン

3,000+システム利用料


alt

3千円|応援コース

・感謝のメール
・終了報告レポート
・子犬の画像データ
・オリジナルステッカーのデザインデータ

申込数
125
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年10月

3,000+システム利用料


alt

The Course for who live outside Japan [3,000 yen]

"Support package"

■ Thank-you E-Mail
■ Project report (PDF)
■ Photo data of puppies
■ Original sticker digital data

*It is possible to purchase more than one.

申込数
2
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年10月

3,000+システム利用料


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3千円|応援コース

・感謝のメール
・終了報告レポート
・子犬の画像データ
・オリジナルステッカーのデザインデータ

申込数
125
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年10月

3,000+システム利用料


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The Course for who live outside Japan [3,000 yen]

"Support package"

■ Thank-you E-Mail
■ Project report (PDF)
■ Photo data of puppies
■ Original sticker digital data

*It is possible to purchase more than one.

申込数
2
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年10月
1 ~ 1/ 16


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