人とクマとの共存のために働く犬「ベアドッグ」を未来へ繋げたい!
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支援総額

8,341,300

目標金額 3,000,000円

支援者
780人
募集終了日
2024年1月31日

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2024年05月16日 18:38

”フェアバンクスでの生活” アラスカ・タイガと白夜の中で

時差ボケはなくなってきましたが、今まで経験したことなかったのが「白夜」。

 

これで23時の空です。

 

夜中でも真っ暗になることはありませんので、長時間活動してしまったり、なんとなく寝付けなかったりと、なかなか体がなれません。

 

でも、これこそが極北の自然のリズム。

真っ暗で寒く長い冬が終わると共に、どんどん若葉が開葉しています。

 

とは言え、今は季節の変わり目。

まだ雪が降ることもありますし、気温も0℃付近まで下がることがあります。

[動画]アラスカでは5月でも雪が降る日も

 

家の周りはアラスカのタイガ(常緑針葉樹のスプルース(トウヒ)、落葉広葉樹のアスペン(ドロヤナギ)と白樺の3種がメイン)の森に包まれ、林床にはミズゴケがびっしり生えています。

 

 

昨晩雨が降り、朝方には霧がかかってました。とても幻想的な空間です。

 

家のすぐ裏のトウヒ林に入ってみると、霧に包まれた静寂の森の奥からネイティブアメリカンの神話に出てくるワタリガラスの鳴き声が木霊し、アカリスの声や小鳥たちのさえずりが至るところから聞こえます。

 

[動画]トウヒ林とミズゴケ、ワタリガラスの声(最初の5秒くらい)

 

ミズゴケは多くの水を含んでおり、ふかふかです。

 

しばらく森の中に座っていると、まるで神話の世界に入り込んでしまったような錯覚に陥ります。

 

カンジキウサギの姿やムース(ヘラジカ)の糞もよく見かけます。ニルスさんのお話ではリンクスやヤマアラシもいるとのこと。

 

これはヘラジカの糞。日本の鹿の糞に比べるとかなり大きいです。

 

私が好きだった故・動物写真家の星野道夫さんの写真やエッセイにでもよく目にした空間です。彼がアラスカの自然に惹かれた理由が少し分かった気がしました。

 

お借りしている家ですが、こちらはフェアバンクスの気候や風土に合わせたものになっています。

 

まず電気は太陽光パネルから自家発電しています。

フェアバンクスの晴天率は世界的にも非常に高く、これが一番効率がよいのです。

しかし、少し天候が悪に日が続くと電気が使えなくなるので、常に節電を心がけています。

 

水道はありません。そもそもかなり山の中というのもありますが、一番の理由は冬の寒さと永久凍土です。寒すぎて水道管がすぐに破裂したり、永久凍土の融解により、敷設している水道管が使用不可能になるからです。

 

よって、フェアバンクスには、たくさんの給水ステーションがあり、多くの方はそこで頻繁に汲んで、食事や洗い物、シャワーに使っています。

 

ニルスさんご家族は犬ぞりのお仕事もされていて、家に50頭以上のハスキー犬たちもおり、彼らの分の水汲みのお手伝いもしています。

 

 

汲んできた水はこのようにタンクを逆さにして使います。

 

処理水も下でバケツで貯めているだけ。兎に角、水を汚さず、なるべく洗剤を使わないような料理にしたり、油を使っても極力ペーパーで拭き取ってから洗います。

 

さて、これは何でしょう。森の中にあります。

 

これ、実はトイレです。

 

水道もないので、水洗トイレもありません。森の中ですので扉もありません。

 

森の中にあるこのような小屋の中に仮設で作った便座に座り、野外を見ながら用を足します。

 

使用後のトイレットペーパーは分解が遅いので、別途集めて燃えるゴミとして処理しています。

 

軽井沢にいたときも自然に包まれた暮らしをしていましたが、ただ包まれるだけの暮らしではなく、自然を意識したシンプルで無駄の少ない暮らしをしています。

 

ここで暮らしていると、いかに私たちが便利すぎる現代社会の中で、無駄の多い暮らしをしているのかを実感させられます。

 

私たちは自然の恵みにより生かされ、それらは無限ではなく有限で、それらを得るためには苦労や危険も伴うという実感をもつことが少なくなったこと。

 

これこそが人と自然との共生をより複雑で困難なものにさせているんでしょうね。

 

田中

リターン

3,000+システム利用料


alt

3千円|応援コース

・感謝のメール
・終了報告レポート
・子犬の画像データ
・オリジナルステッカーのデザインデータ

申込数
125
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年10月

3,000+システム利用料


alt

The Course for who live outside Japan [3,000 yen]

"Support package"

■ Thank-you E-Mail
■ Project report (PDF)
■ Photo data of puppies
■ Original sticker digital data

*It is possible to purchase more than one.

申込数
2
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年10月

3,000+システム利用料


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3千円|応援コース

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・オリジナルステッカーのデザインデータ

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125
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制限なし
発送完了予定月
2024年10月

3,000+システム利用料


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The Course for who live outside Japan [3,000 yen]

"Support package"

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■ Original sticker digital data

*It is possible to purchase more than one.

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2
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発送完了予定月
2024年10月
1 ~ 1/ 16


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