特級活動報告会を開催しました＆特級活動ストーリー公開

2025年8月22日（金）、特級ファイナル開催前のサントリーホール・ブルーローズ（小ホール）にて、「特級活動報告会」を開催いたしました。

 

特級の活動に様々な形でご支援・ご協力いただいている企業・団体様、特級クラウドファンディングにご支援いただいている個人の皆さま、特級ファイナルへお越しの皆さまにご来場いただき、耳を傾けていただきました。

 

 

「特級」への参加を通じ、ピアニストたちに自らの音楽家としての在り方・生き方を見つめていただくことを大きな目標としていること。そして全6段階の審査課題や審査員、共演者の人選には、特級ピアニストたちがこれから国際舞台へと進出し、「新しい時代の音楽家」として羽ばたくための力となるようにと、多角的な観点が盛り込まれていることもお話させていただきました。

 

そして、この一年の特級入賞者たちの活動の一端をご紹介しながら、皆さまのご支援が、彼らの音楽家としての成長を育み、広く全国の地へと種を蒔き、未来の音楽文化を耕してきた様子を共有させていただきました。

 

2024特級グランプリの南杏佳さんにもご登壇いただき、計51公演にものぼる本番を遂行して得た実践力に加え、全国各地の支部を巡り子どもたちと直に触れあって得た実感、企業の地域貢献プログラムへの参画を通して文化投資の大切さを感じたことなど、実体験も交えてお話くださいました。

 

南さんからはご支援へのお礼として一曲、トレネ＝ワイセンベルク「パリの4月」を披露くださり、会場に甘美な時間が流れました。

 

ピティナ専務理事福田成康からは、こうした若い才能が世界に出ていくため、そして全国各地に未来への種を蒔くためには、「音楽業界」以外の方々からも関心を持っていただき、ともに音楽文化を創っていくことが大切だと考えていること、そしてピティナ創立60周年、コンペティション50周年を迎える2026年に向けての抱負が語られました。

 

こうした特級ピアニストたちの活躍する姿は、ピアノを学ぶ多くの子どもたちに「夢」と「憧れ」を与えてきました。コロナ禍で本格化したライブ配信を通じて、特級ピアニストの挑戦する姿をわが事のように見届ける層が、地域的にも年齢的にも各段に拡がりました。

 

「いつかあんな風に弾いてみたい」「自分も輝いてみたい」という強い感動と憧れの気持ちは、子どもたちにとって、何にも勝るモチベーションとなります。また、「ピアノを学ぶ」ということは、技術の習得や感受性を養うだけでなく、「自ら考え、表現し、社会の中でやり抜く力」を育てます。
ピアノ学習の過程で培われた資質は、音楽家だけでなく、将来さまざまな分野で活躍できる人材の輩出にもつながっています。

 

 

そのような感動を全国各地に直接届けようと、ピティナでは2021年より特級クラウドファンディングに挑戦し、入賞者を全国へ派遣しています。2024年度は247名の方々から365万円のご支援をいただき、全国31公演、海外1か国へとピアニストを派遣することができました。

 

 

2025年度は現在、148名の方々から268万円のご支援をいただいており、まだ昨年並みの派遣数を確保できてはおりません。2025クラウドファンディング終了まであと3日。できるだけ多くの地域へ直接特級の音色を届けられるよう、引き続き皆さまのご支援をお願いいたします。

 

～ピティナは2026年に60周年を迎えます～

 

▼2024特級入賞者活動ストーリー動画を公開しました

 

一年間、応援どうもありがとうございました！

これからも皆さまからの応援を糧に、それぞれの音楽の道を歩んでいきます。

引き続き応援、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

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◆2025特級クラウドファンディング概要

・支援募集期間：2025年7月3日(木)12時〜2025年8月29日(金)23時
・第一目標金額：200万円、第二目標：400万円
・実施形式：All or Nothing（終了日までに目標金額に到達しない場合は全額返金）
・URL：https://readyfor.jp/projects/ptna_tokkyu_2025

▼リターン一覧はこちらもご確認ください
2025ピティナ特級クラウドファンディング・リターン一覧 

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