【ビニールトンネル完成のお知らせ】

ナマステ!　新潟県立大学国際ボランティアサークルRUENG、佐藤まゆり・服部千寛です。

今回の活動報告では、ビニールトンネル完成のお知らせです。

 

～ビニールトンネル～

 

クラウドファンディング事業の一環として、農家さんのビニールトンネル復興支援を行いました。そして、その後支援の下ネパールで取り組んでいたビニールトンネルがついに完成しました。

完成した写真をみてみると、さすが職人技！

ビニールがピンと張られ、とてもきれいな仕上がりです。

 

これらのビニールトンネルの中にはさっそく日本のきゅうりの苗が植えられていました。

 

～日本のきゅうりとネパールのきゅうりの違い～

 

 

右　ネパールのきゅうり

左　日本のきゅうり

こちらの写真のきゅうりは、今年収穫されたものです。
ネパールのきゅうりと日本のきゅうりでは、形や色からも違いがあり、それぞれに魅力があります。さらに、食感や用途も異なります！

 

◆ ネパールのきゅうり

 

• 見た目は瓜やヘチマのように太く、しっかりした形。

• 中の種も大きめです。

• そのまま輪切りにして食べたり、「アチャール」（伝統的な漬物）にして調理されることが多いそうです。

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アチャール：野菜やスパイスを使って作られます。発酵させたものやオイルにつけたものなど様々なバリエーションがあります。

◆ 日本のきゅうり

• 見た目はほっそりとしていて濃い緑色。

• 食感はパリッとしていて、みずみずしい印象です。

• 形の繊細さゆえに、美味しさが伝わりにくいこともあるため、売り方に工夫が必要かもしれません。
  
  

どちらのきゅうりもぬか漬けにしてみたところ…

• ネパールのきゅうりは、水分が抜けやすく、しょっぱさや食感にばらつきが出てしまいます。

• 一方、日本のきゅうりは、形が崩れず、味の染み方も均等で、ぬか漬けにぴったり！
  
  

どちらのきゅうりも、使い方次第で魅力が引き立ちます。

料理や用途に合わせて、それぞれの良さを楽しみたいですね！

 

～ビニールトンネルの重要性～

 

ネパールの雨季には激しい豪雨があり、作物が水に浸かったり、病気になったりしやすい環境です。そのため、ビニールトンネルを使用することで、土壌の流出や葉の病気を防ぎ、被害を最小限に抑えることができます。

こうして雨季の影響を減らすことで、安定した栽培・出荷が可能となり、不作のリスクが下がり、結果として農家さんの安定した収入につながります。

つまり、ビニールトンネルはネパールの農家さんにとって「安定した生活と収入」を守る大きな味方なのです！

 

～農業の再生～

 

レレでは昨年9月の豪雨被害により、数えられる範囲で100棟以上のビニールトンネルが流されてしまいました。

今回は、ビニールトンネルが流された農家さんの中でも、特に被害が大きい農家さんを対象に支援させていただきました。

 

〈詳細〉

・移住農家　Kala Daniさん　2棟

・きゅうり農家 Pradip Sijapati さん　1棟

・メロン農家　Rajendraさん　2棟

 

皆さんのご支援・応援のおかげで、クラウドファンディングで予定していた5棟に加え、新潟県の助成金による9棟、合計14棟のビニールトンネルを寄付することができました！

 

昨年の12月から活動をはじめ、苗植えの時期を逃すことなく農業の再生につなげることができました。

 

農家さんたちも、きっと一安心されていることと思います。新しいビニールトンネルを前に、農家さんたちも気合十分！美味しいきゅうりが収穫できることを期待しています！

これまで継続的な支援・ご注目、本当にありがとうございました。