瀬戸内カヤック横断隊 瀬戸内海の過去と未来を映像と書籍で伝えたい。

支援総額

5,114,000

目標金額 4,000,000円

支援者
252人
募集終了日
2023年11月30日

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2023年11月05日 16:20

【playback】ニュースレターVol.01(1週目: 水平線というWILDERNESSへの順応)

本プロジェクトにご支援いただき、ありがとうございます!

※本投稿はニュースレターとしてメールマガジンで配信したものになります。


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 10月2日から始まった第21次瀬戸内カヤック横断隊も、今日10月9日で1週間が経ちました。現在は播州赤穂の唐船海岸にある赤穂里うみカヤックス(兵庫県赤穂市)の艇庫に滞在しています。難関であった鳴門海峡、そして明石海峡という東瀬戸内海の玄関口を隊員全員で無事に漕ぎ抜けることができました。ここまでのルートは横断隊としては初めてであり、私自身も25年ぶりに訪れた海域でした。 


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 鳴門海峡での初日は荒天で停滞を余儀なくされましたが、その時間を利用して鳴門海峡の一本釣りで有名な堂浦(どうのうら)漁協での聞き取り取材を行いました。鳴門の渦に関する逸話は多く、最も驚いたのは

 

 

「もし渦に巻き込まれたら海底まで引き込まれて足がつく。そこでポンと斜めに蹴り上げれば渦の外に浮かんでくる」

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という話。その真偽を確かめるべく大山組合長にその逸話を話したところ…

 

 

「その話は嘘や。ワシは3回巻き込まれたけどそうはならなかった!」

 

 

と衝撃の証言!渦に巻き込まれたときの対処法を組合長から伝授され、私たちは翌日の鳴門海峡に挑むことになりました。 

 

 瀬戸内海最大の難所といっても過言でない鳴門海峡の横断ルートは3通りありますが、やはり横断隊としては大鳴門橋の下をくぐり抜けて淡路島に横断したいところでした。夜半過ぎから吹き続けていた風も止み、塚本真理、村上泰弘、らんぼう、原、そして水先案内人として鳴門大橋までの参加を表明してくれた地元の尾崎志郎の5名の隊員は、追い潮の大鳴門海峡に突入していくことになりました。


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 何通りもの潮目が生き物のような複雑な波を立て、渦にも巻き込まれもしましたが、組合長の秘策でなんとか無事に淡路島まで漕ぎ抜きます。アドレナリンが体の奥から湧き出すような経験でした。 

 淡路島西岸は2日間で漕破。途中ではヨット愛好家の方々との海上交流もあり、キャンプ上陸した北淡県民サンビーチ(兵庫県淡路市)ではヨット愛好家やフリースクールの子供たち、地元議員さんといった方々との盛大なパーティーを開いていただき、素敵な時間を過ごしました。ここで村上、塚本両隊員は仕事の為、隊を離れることになります。淡路島の西岸の海は白砂青松で透明度も高く、山口の海を思い出すようでした。


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 翌日の10月5日は西風荒天で停滞の判断を迫られ、最初の重要な取材地としていた赤穂坂越の船祭り(10月7~8日)の日程に間に合わないという状況になりました。

その中で、一度カヤックを降り伴走ヨットに乗り込んで赤穂に先回り、船祭りを観覧後に陸路で淡路島に戻り旅を再開する、というプランを立てました。10月6日の朝、ヨットに移るために荷物を纏めようと早起きして海を見つめると、風は残りつつも昨日までの大きな白波は治まっています。天気図を確認したところ、確実に天気は回復してくると確信。らんぼうに「行くぞ」と、伝えると「マジですか、、、」と少し困惑している様子。

 

「漕げる海があるのに漕がない選択肢はない」

 

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そう伝えると腹が据わったようで、二人で急いで出艇の準備を始めて、1時間後の7時30分頃には海に浮かぶことができました。

 

 うねる海の中を右手に明石大橋を見ながらの横断。大型船を前に後ろにかわし、満ち潮の流れに乗りながらコンビナートを横目に、夕方には的形海水浴場(兵庫県姫路市)に到着。

 

翌日10月7日は晴天に恵まれ離陸し、かつての瀬戸内海海路の終着地、室津港(兵庫県たつの市)に上陸して港の漁師さんからの聞き取り、そして再び漕ぎ出して夕方には赤穂の唐船海岸に到着しました。坂越の船祭のクライマックスともいえる宵宮祭が開催される10月8日に赤穂に辿り着くという、当初の目的通りに隊は進むことができたのです。

 

 カヤックの海旅は判断の連続です。行くかとどまるか。変わりゆく海況を常に意識しながらの生活は続きます。そんな中で心が徐々に起きてくるのです。

 

「風の中で生きていきたい」

 

そう心が語り始めれば海という原野への順応は終わります。そうなれば大きな判断ミスはなくなるものです。

現時点で順応は5割といったところでしょうか。伴走撮影船との調整や入れ替わる隊員とのやりとりも多く、ソロ旅のように海旅の悦に浸る時間はなかなかなさそうですが、海に漕ぎ出せば心は澄んでいきます。

 ここまで一緒に漕いできたらんぼう君も、次の砂漠の旅へと出発しました。明日からは新しい隊員が合流する予定です。坂越の船祭の報告は内容が濃すぎるため、また次号にでも。今は次の目的地、家島諸島に向けて準備中です。日本最大の漁協組合員を抱える坊勢の漁師のみなさんからどんな話が聞けるのか楽しみです。

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リターン

5,000+システム利用料


クルーメンバーコース

クルーメンバーコース

●お礼のメール
●瀬戸内カヤック横断隊クルーメルマガの配信(希望制)
2023年末まで行われる瀬戸内カヤック横断隊の旅のメルマガを配信します。週一回の配信でリアルな海旅の様子をお届けします。
●瀬戸内の残したい風景ポストカードセット
●プロジェクトクルーカード
今回のプロジェクトにご賛同いただいた証として、クルーカードを作成してお渡しします。

申込数
21
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

10,000+システム利用料


書籍コース

書籍コース

●書籍(2025年発行予定)
※瀬戸内の過去と未来を形にし、皆様のもとへお届けします。

●書籍にお名前掲載(希望制)

●お礼のメール
●瀬戸内カヤック横断隊クルーメルマガの配信(希望制)
2023年末まで行われる瀬戸内カヤック横断隊の旅のメルマガを配信します。週一回の配信でリアルな海旅の様子をお届けします。
●公式HPにお名前を掲載(希望制)
●瀬戸内の残したい風景ポストカードセット
●プロジェクトクルーカード
今回のプロジェクトにご賛同いただいた証として、クルーカードを作成してお渡しします。

申込数
94
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年12月

5,000+システム利用料


クルーメンバーコース

クルーメンバーコース

●お礼のメール
●瀬戸内カヤック横断隊クルーメルマガの配信(希望制)
2023年末まで行われる瀬戸内カヤック横断隊の旅のメルマガを配信します。週一回の配信でリアルな海旅の様子をお届けします。
●瀬戸内の残したい風景ポストカードセット
●プロジェクトクルーカード
今回のプロジェクトにご賛同いただいた証として、クルーカードを作成してお渡しします。

申込数
21
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

10,000+システム利用料


書籍コース

書籍コース

●書籍(2025年発行予定)
※瀬戸内の過去と未来を形にし、皆様のもとへお届けします。

●書籍にお名前掲載(希望制)

●お礼のメール
●瀬戸内カヤック横断隊クルーメルマガの配信(希望制)
2023年末まで行われる瀬戸内カヤック横断隊の旅のメルマガを配信します。週一回の配信でリアルな海旅の様子をお届けします。
●公式HPにお名前を掲載(希望制)
●瀬戸内の残したい風景ポストカードセット
●プロジェクトクルーカード
今回のプロジェクトにご賛同いただいた証として、クルーカードを作成してお渡しします。

申込数
94
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年12月
1 ~ 1/ 14


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