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支援総額

6,705,000

目標金額 10,000,000円

支援者
269人
募集終了日
2025年9月18日

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2025年07月30日 16:00

〜noteより〜翠山大学設立プロジェクト参画に寄せて-その③(堀田新五郎)

 

前回までで、「社会的生活習慣病」の性質を考察してきました。

ということで、治療法の核心もまた見えてきたわけです。では、それはどういったものなのでしょうか。

 

 

翠山大学設立プロジェクト参画に寄せて

-その③-

 

◆ 「自分のものさし」を見つける教育の必要性


身分制社会から解放された後、近代の教育は「競争に強い人材」の輩出に専念してきました。政治も経済もテクノロジーも、競争を基盤とした社会なのですから、これは当然のことといえるでしょう。そしてもちろん、国民全員が社会で生きるためのベーシックなスキルを身につけることはとても大事です。

 

しかし、近代化の過程の中でなにより必要だったのは、自分の価値尺度、自分のものさしを見いだすこと、その作法を体得する学びだったのではないでしょうか。だって、自分が何者かが定まっていない社会に生まれたのですから、自分のものさしを見いだすこと、自分がどこでなにをするのか考え、試行錯誤することは本当に大事です。

 

そしてまた、そうした学びについては、教室で方程式や英文法を教えるように、教科書を使って教えることなどできません。「知るに値することは、すべて教えられない」(オスカー・ワイルド)というのが、教育のパラドクスでしょう。だから、出会うこと、修行する(自分にとってロールモデルになりそうな先輩のふるまいをみて学ぶ)ことが大切になってくるのです。いろんな価値観、いろんな暮らし方や働き方、いろんな土地、いろんな風習の人びとに出会い、それらの出会いのなかで自分の生き方を試行錯誤することが大切になるわけです。

 

 

◆ 翠山大学大学院のカリキュラム:3つのプロセス


ということで、翠山大学大学院のカリキュラムについてです。上に書いたことを実践しようというのですから、これはまったく新しい高等教育の姿となるでしょう。

カリキュラムにおいては、「落とす」「整える」「もう一度やってみる」という3つのプロセスが重要になると私は考えます。

 

1, まずは、既存の生活習慣を脱落させなければいけません。

2, 次に、世界と自分との関係性を整えなおすのです。

3, そして最後に、新しい生活のあり方を模索し、それが身体化、習慣化するように試行錯誤を重ねていくのです。

 

この3つが、前々回「その1」で触れた、私にとっての翠山大学カリキュラムの3つの重要ポイント、①「実存」をベースとしたリベラルアーツ、②「学と道(仏道・茶道・華道・武道等々)との融合」、③多様なロールモデルとの「出会いと協働によるナリワイの実践」に符合します。

 

>>① 「実存」をベースとしたリベラルアーツ


まず、①から説明します。「実存」とは、「取り換えのきかないこの私」「なんのためかは知らんけど、なんだが存在はしている、この私」のことです。私たちは、ふだんそんな不可解な「実存」のことなんか考えません。社会的な「役割」や「ポジション」をこなすのに精一杯で、「営業課長の私」がノルマの達成に必死になるとか、そんな感じで生きているのだと思います。

また、教育の現場で、そんな不可解な「実存」が自由になるための技法など教えたり学んだりしないでしょう。シュールだから。でも、翠山大学はそれを行います。そしてそれが、「社会的生活習慣病」から抜け出すカギだと思っています。というのも、競争フレームのなかに没入していたら、ノルマ達成がとっても大事に思えてしまいますが、フレームを脱落させて実存にもどってしまうと、全然大したことがないと思えそうだからです。自在に生きる技法を実存から試行錯誤する、そうした学びの場がなかったからこそ、なんだか変だと思いつつも、これまでなかなか競争フレームから抜け出せなかったのではないでしょうか。

 

 

>>② 「学と道」の融合


では、次に②です。近代の大学は「学」と「道」を分離し、もっぱら「学」を研究・教育してきました。「学」は、それぞれの対象領域の事象を分析・予測・制御するものです。マーケットを分析してインフレを制御する経済学とか、原子核を分析して巨大なエネルギーを引き出す物理学とか、そんな感じです。

これに対し、「道」の知見は、もちろんそれぞれの対象はありますが(茶道の茶器とか華道の花とか)、その究極の目的は、世界と自己との関係性を整えることにあるのではないでしょうか。ならば、生活習慣病の克服には、「道の」知見がなにより大切ということになります。というのも、ライフスタイルを改め、世界と自己との関係性を整えなおすこと、それこそが生活習慣病の根本治療のはずだからです。

 

 

>>③ 多様なロールモデルとの「出会いと協働によるナリワイの実践」


では、最後に③です。その具体については、全国にある地域拠点の活動をいかしたプログラムとして、今後このNOTEでも様々に紹介されます。ということで、私からは理念的側面のみ述べることとしましょう。

 

①で、これまでの生活習慣を脱落させ、②で、世界における自分の「構え」を見いだしたならば、それを生活の礎として現実化していく必要があります。それが③です。農山漁村であれ、グローバルシティであれ、そこが自分の場所と定めたら、そこで地に足つけた「民」として生きていくのです。

 

翠山大学構想の参画者には、そうして生きているロールモデルがたくさんいます。その人たちの生き方暮らし方を、出会いやライフシェアをつうじて体得していくのです。先達から、自由民として生きる「知」「技」「作法」「縁(人的ネットワーク)」を学び、それを自己の新たな生活習慣へと血肉化する、これが専門実践プログラムの理念です。

 

 

◆ 新たな未来へ向けて


以上、翠山大学大学院のカリキュラムが「社会的生活習慣病」への根本治療となる所以を説明しました。このプロジェクトは、明治以降150年続いてきた近代社会を揺さぶる試みです。「競争」をベースとした社会、それに適合した人材育成に傾く公教育、「競争」に没入してしまう個々人の生活、そうしたあり方を揺さぶろうと考えています。

 

ひとり一人が自分のものさしをもって生きる日本、それは相当に「多元・分散」の日本になるのではないでしょうか。そんな将来を構想し、実践するのは楽しそうではありませんか?

 

ということで、是非是非、皆さんもご一緒に!

(このNOTEでは、近代システムの功罪という巨大なテーマをものすごく単純化しながら説明しています。もう少し詳しくは、拙著『撤退学宣言』をご参照ください。ちゃんとした説明には、万巻の書が必要ですが、、、)

 

引き続き活動報告ではラジオ配信のレポートをはじめ、プロジェクトの進捗状況などを発信してまいります。応援のほどよろしくお願い申し上げます。

 

リターン

15,000+システム利用料


おすすめ|限定ZINE「私たちはシナリオを書き換えられるのか?(タイトル仮)」

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参画メンバーによる、ここでしか手に入らないオリジナルZINEです!
多彩なメンバーが「私たちはシナリオを書き換えられるのか?」をテーマに、コラム、エッセイ、写真、イラストなどを寄せて、オリジナルのデザインで制作し、送付いたします。


【寄稿者】内田樹、広井良典、前野隆司、堀田新五郎、渡邊格・麻里子、勅使川原麻衣、水谷知生、作野広和、坂本大祐、岡田勝太、西尾美也、青木真兵、青木海青子、光嶋裕介、阿野晃秀、石島知、林尚之、松岡慧祐、梅田直美、遠又香、安井早紀ほか      
※デザイン・仕様等はイメージになります。

【共通リターン】
◯お礼のメッセージ
◯開学メンバーとしてWEBサイトにお名前掲載
◯クラファン終了報告会にオンラインご招待
※10月開催予定、詳細は9月までにご連絡いたします。

申込数
90
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年1月

5,000+システム利用料


alt

シンプルコース|5,000円

【共通リターン】
◯お礼のメッセージ
◯開学メンバーとしてWEBサイトにお名前掲載
◯クラファン終了報告会にオンラインご招待
※10月開催予定、詳細は9月までにご連絡いたします。

申込数
37
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年10月

15,000+システム利用料


おすすめ|限定ZINE「私たちはシナリオを書き換えられるのか?(タイトル仮)」

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多彩なメンバーが「私たちはシナリオを書き換えられるのか?」をテーマに、コラム、エッセイ、写真、イラストなどを寄せて、オリジナルのデザインで制作し、送付いたします。


【寄稿者】内田樹、広井良典、前野隆司、堀田新五郎、渡邊格・麻里子、勅使川原麻衣、水谷知生、作野広和、坂本大祐、岡田勝太、西尾美也、青木真兵、青木海青子、光嶋裕介、阿野晃秀、石島知、林尚之、松岡慧祐、梅田直美、遠又香、安井早紀ほか      
※デザイン・仕様等はイメージになります。

【共通リターン】
◯お礼のメッセージ
◯開学メンバーとしてWEBサイトにお名前掲載
◯クラファン終了報告会にオンラインご招待
※10月開催予定、詳細は9月までにご連絡いたします。

申込数
90
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年1月

5,000+システム利用料


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シンプルコース|5,000円

【共通リターン】
◯お礼のメッセージ
◯開学メンバーとしてWEBサイトにお名前掲載
◯クラファン終了報告会にオンラインご招待
※10月開催予定、詳細は9月までにご連絡いたします。

申込数
37
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年10月
1 ~ 1/ 70


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