切り絵作家・杉江みどりさんの八重垣姫が手ぬぐいと御朱印に！ 〜SUWA×文楽2024特別返礼品紹介

文楽ファンにはお馴染みの杉江みどり作品

今回クラウドファンディングで、手ぬぐいと御朱印の判子を作っていただいたのは、切り絵作家の杉江みどりさんです。国立文楽劇場や東京での文楽公演では。毎回演目パンフレットが制作されるのですが、かつてパンフレットの中にも杉江さんの切り絵が多数掲載されていいました。昔からの文楽ファンの方ならば「あっ、この手ぬぐいは、文楽パンフレットに載っている演目の名場面の切り絵の方の作品だ！」と思われた方もいるのではないでしょうか。

実際、私がかつて文楽の公演に通っていた際も、当時は杉江さんの作品とは知らず、手ぬぐいやチケットファイルなどを購入していました。

蓼科山聖光寺の出会いから生まれた返礼品

そして昨年春先、茅野にある蓼科山聖光寺のお寺の方から切り絵作家さんの展覧会があるという連絡がありました。第一回目の『本朝廿四孝』の公演に私が携わっていたことを知っての連絡だったかと記憶しております。送っていただいたチラシを見るとそこには「杉江みどり　切り絵展『余韻』」と。そしてチラシのメインビジュアルに使われていた切り絵が、八重垣姫。「杉江さんの展覧会が聖光寺！」文楽のファンを自認する私としては「これは行かねばっ」と聖光寺に。ちょうど桜の時期の奉納殿には文楽の名場面の切り絵の数々が展示されており、杉江さん御本人にそこでお目にかかることが出来ました。

　作品を拝見して、もしこの先も文楽公演ができるならば、杉江さんの八重垣姫の作品を何かしらの形にして、公演と併せてご一緒できればと考えておりました。そんな思いのたけをお話したのが去年でした。今回の諏訪湖奉上文楽をクラウドファンディングで行うことになり、真っ先に頭に浮かび連絡をしたところ、快諾いただき今回の返礼品の手ぬぐいと御朱印をお願いしました。

太夫さんの語りや三味線の音も聞こえてくるような切り絵

文楽三味線 6代目鶴澤燕三氏夫人でもある杉江さんの目指すところは「太夫さんの語りや三味線の音も聞こえてくるような絵」という切り絵。今回の返礼品の手ぬぐいで、ぜひ八重垣姫と技芸員さんたちの息吹を感じていただけたら幸いです。

（信州しもすわ温泉 ぎん月代表　武居智子）