太江寺スタッフからのメッセージ①

太江寺にて、役僧をしている星野と申します。

太江寺では、人のご供養は勿論、ペットの葬儀から各種供養までさせて頂いております。地元の方々からも愛される寺院で、仏教基盤に基づき温かい供養をさせて頂いております。

花のお寺としても有名で、4月中旬には藤の花、6月には紫陽花が特に鮮やかに咲きます。その他にも黄色い花を咲かせる雲南月光花（うんなんげっこうか）、椿、金木犀、水仙、彼岸花、等々が四季折々に美しく咲いています。

年間を通して多くの行事も行っており、その1つに去年より初めました「七夕祈願会」がございます。織姫と彦星の再会の日とされる7月7日、太江寺本堂内にて19時より満天の星空をイメージして灯明を灯しております。この法要では二見ヶ浦の両岸にある夫婦と言われている猿田彦石、猿田姫石の神々の御霊（みたま）の再会を取り持つ為に行い、また皆様の『良縁祈願』、皆様の想いを馳せる御霊との『再会』を観音様の厨子（ずし）を開帳する事により成就する事を表現しています。日本仏教は、時代の変遷の中で柔軟に多くの思想等を取り入れて来ました。観音様の願いでもある抜苦与楽（ばっくよらく）、この様な時代だからこそ、物語を皆様に提供させて頂き、各々が物語を紡がれ行くお手伝いをさせて頂きたいと思っています。
　

このように、素敵な花々に囲まれ、行事を楽しみにして来てくださる参拝者様の為にも、私は太江寺の歴史を守りたいと思っております。弘法大師も修法したこの寺院を、今後も皆様の信仰のお寺として後世に残していけるよう、今後とも行動して参ります。

梅の香りがしてきそうな写真と共にご挨拶とさせて頂きます。

合掌・大慈大悲。

九拝。
星野研至(ホシノ ケンジ)