高校生が目覚めるカギは大人の期待がかかるとき 城北大山先生

 

高校生がプロバスケチームの運営に参加させたい。

 

オーナーの宇佐美さんからこのお話を初めて頂いた時は、「こんな面白い話は他にない」、そう直感して2つ返事で「やりましょう！」と言いました。

 

私たち教員は学校という空間の中で日々、高校生たちと接しています。

 

それゆえに、この子は大体これぐらいの力量だろうと無意識のうちに定めてしまいがちです。

 

これは私たちよりもさらに深く彼ら彼女らに接し続けている親御さんにも当てはまることではないかと思います。

 

多感な時期にある高校生たちは大人の考えることに敏感です。

 

自分に対して期待がかかる状況になればいつも以上に頑張れるし、そうでなければやる気なんて出てきません。私たち教員や親御さんといった大人にできる最大のことは「高校生の力を信じて、期待をすること」なのかもしれません。

 

私は地域の大人と高校生が接するシーンを増やす取り組みをしているのですが、
その中で気づいたことがあります。

 

地域の大人、ある意味ではいつも高校生と一緒にいる大人ではない方々は特に高校生への期待値が高いのです。

 

普段よく会ってる側からすると「え！そんなに期待して頂くのはありがたいのですが！（笑）」と思うようなレベルです。

 

恐る恐る高校生を外に出してみると、これがまた面白いことが起こります。

明らかに学校にいる時よりもハイパフォーマンスで高校生たちが頑張るケースがほとんどなのです。

 

「期待すること」。このことがどれだけ彼ら彼女らの可能性を広げるのか本当に見せつけられました。

 

こうして鳥取ブルーバーズの運営を通し、様々な大人と出会い、新しい刺激を受けることでどこまで伸びていくのか、それこそ期待しかないです。

 

皆さんとの出会いが、声が、優しく見守る目線が、高校生の未来をさらに押し広げます！

 

是非とも一緒に背中を押してあげましょう！

頑張れ！鳥取ブルーバーズ！