秋田からやって来たきりたくん

2020年…。

高齢ブリーダーの廃業により、きりたくんのお世話は息子たちに引き継がれたものの、
お散歩やごはんは最初のうちだけ。次第にお世話は途絶え、排泄物も片づけられないまま、
きりたくんは繋がれたまま放置されていたそうです…。

そんな様子を知った当会・秋田チームのメンバーが、きりたくんを保護する決断をしましたが、

秋田にはTWFの保護施設がないため、静岡の本部へと移送されることになりました。
秋田のメンバーと一緒にハイエースで静岡まで移動しましたが、車に乗り込む前のシャンプーではノミやダニでいっぱいになるほど、きりたくんの体は劣悪な状態でした。

そして今、きりたくんは静岡で新たな日々を過ごしています。
けれども、あたたかい静岡の気候は、寒さに慣れていた彼にとっては負担でもあり、
皮膚病を発症し、現在も通院が続いています。

私たちも少しでもきりたくんが快適に過ごせるよう、日々工夫を重ねています。
これからも、彼が安心して暮らしていけるように、私たちは寄り添い続けます。