常識はただひとつの視点！＆応援メッセージ⑧｟高野哲成さん｠

子どもたちはいつもいろんなことを大人に教えてくれる。

こないだ交流したHくんから

 

「アリジゴクはうんちしないんだよ。知ってた？」

 

と教えてくれた。

 

 

「そうなんだ、知らなかったなぁ～、おかしいなあ？本当かな？また調べておくね」と言って別れた。

 

昨日の講演会でも「生きることは食と排泄ワンセット」とか言ちゃったので

気になって調べたらこんな記事が出てきた。

「アリジゴク」って「ウスバカゲロウの幼虫」なんです。
よく知られている特性は、砂を掘るようにスリバチ状の罠をしかけ、落ちてきたアリなどの体液を吸って生きているということ。

幼虫期は肛門がほぼ閉じていて、成虫になる羽化時にため込んだフンをまとめて出すということが通説で知られ、日本昆虫協会によると、本やネット上では、羽化時まで「排泄しない」と記されたものが多いということでした。

 

なるほどやはりそうなのか。と思っていると、

さらに踏み込んで疑問を持った子どもがいました。

千葉県袖ケ浦市の小学４年生、吉岡りょうと君。
夏休みの自由研究で、通説を覆すように、アリジゴクの「お尻」から黄色の液体が出たことを確認したのでした。

 

りょうと君の実験はいたってシンプル。

「エサの体液を吸っているんだから、おしっこを出さないと破裂するはず」との疑問が消えず、10匹のアリジゴクを白い紙の上に置いて調べると数時間後、４匹の紙にとろりとした黄色い染みができた、と。

 

「砂の魔術師アリジゴク」などの著書がある京都教育大学の松良俊明教授は
「アリジゴクはエサの体液を吸うので糞はしないが、尿として出す可能性はある。ほとんどふさがっている肛門でも、液体なら通るのでは」と話しているそうです。おしっこなのかうんちどっちなんでしょうね？

 

そして「通説や本、インターネットの情報をうのみにせずに発見した価値ある研究」として日本昆虫協会の「夏休み昆虫研究大賞」に選ばれたのでした。

 

世間の常識として知られていた通説に流されず、研究を続けた彼に大きな拍手を送りたいです！パチパチ～

 

うんちの通説やイメージ、常識にも通ずるところがある気がしています。

最後に、向島の仲間でもある高野哲成くんからいただいた応援メッセージ！

 

 

「ヤスさんの『うんちは世界を変える』のクラウドファンディングページの新着情報欄が凄いです！

ヤスさんがなんでいつもあんなに元気で幸せそうなのか！？（主観ですが笑）その秘訣がわかるかもしれません笑」

 

（KTRUCK LLP代表【尾道自由大学事務局、みらいのこども舎運営部、日刊わしら編集部】高野哲成さんより）

 

ありがとう、よし今日もがんばれる！

 

これ自分の中ではほぼ確信的な感覚ですが、うんちに向き合ってから「元気で幸せ」の実感がむちゃUPしました。自分の中では発明的なくらいです。そしてまだまだ途上です。

 

常識はただひとつの視点。「うんちや微生物の世界」は実際のところ科学の先端で研究されている世界ではホットな話題なんですが、社会の常識や通説、イメージではまだまだないがしろにされているのが現状です。

 

もし僕がいつも元気で幸せそうで秘訣があるなら（あります）「うんちは世界をかえる」で多くの方と共有したいと願うばかりです。

 

クラウドファンディングも後半戦、これまでいただいた多くの方々のご支援に感謝して、最後まで諦めずがんばります。

 

少しでもこの輪を広げるためにお力添えいただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いします。